★東証1+2部時価総額(3日)=240兆0895億円(前日比−2兆6209億円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米国株の軟調から一時7100円割れ目前まで下げたが、その後下げ幅を縮めた。日経平均 が終値で前日比−59.55円安の7170.17円、またTOPIXも同−6.92安の719.88、JASADAQ指数は同−0.14安の39.77となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは11業種。パルプ・紙、鉱業、その他金融業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替相場は対ドルでは横ばい、対ユーロはやや上昇した。ドル円相場は98円台前半で推移、ユーロ円は122円台後半で推移している。
■米景気刺激策とFRB/バーナンキ議長の頭の中に、禁じ手の政策オプション?
クレディ・スイス証券チ−フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)はオバマ米大統領による米予算教書から、「景気回復は金融政策の仕事」という方向性も一段とはっきりしたとして、FRBの動向について次のような見方を示した——。
ポイント:
オバマ政権が先週公表した米国予算教書では「所得再分配」の10 ヵ年計画が打ち出された。基本コンセプトは、高所得層から中・低所得層への所得移転である。財政政策は「需要刺激策ではなく、所得再分配政策である」ことを改めて確認した形であり、「景気回復は金融政策の仕事」という方向性も一段とはっきりした。FRB は、金融システムの安定化が視野に入り次第、インフレ・ターゲット等を導入し、景気回復に本腰を入れることになるだろうが、短期的には、次回FOMC(3 月18 日)に注目したい。大手銀行の国有化を否定したバーナンキ議長の頭の中には、FRB が間接的に金融機関の不良資産の買い取りを行うという、禁じ手の政策オプションが描かれている可能性を否定できないからである。
<結局、財政ではなく金融政策が景気刺激の役割を担う>
景気刺激の役割を担う、あるいは、担わされるのは、金融政策である。それでは、現下のFRBの金融政策は景気刺激的と言えるだろうか。この問に対する答えは、基本的にはノーであろう。長期金利(実質長期金利)とドル相場がともに上昇してしまっており、その意味で需要刺激的ではない、からである。
現下のFRB の政策は、需要刺激ではなく、信用市場と金融システムの健全化に軸足がある。
いわばクレジット・クランチ対策であり、金融市場の供給サイドを正常化しようとする政策である。FRB が需要刺激よりも、システムの正常化、健全化を優先している理由は明らかであろう。将来、資金需要が回復しても金融の供給サイドが傷んでいては意味がないからである。
■危機続く生産動向/経済の縮小スパイラルを断ち切る対策が喫緊の課題!
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は、日本の生産がまさに“フリーフォール”の状況にあるとする半面、「滝壷」が見えてきたとして次のように語った——。
<フリーフォールの状況はとりあえず過ぎ去りつつあるが・・・>
わずか3ヶ月で四半世紀分の拡大を帳消しにしてしまった。生産予測指数をみると、2月はまだ急落が続くが、3月以降に一服感が窺われる。昨年11月から始まった「ナイアガラの滝」型の急落も、漸く「滝壷」が見えるようになった。もっとも、「滝壷」自体、どれだけ深くえぐられているのか、近づいてみないとわからない面があり、生産が春に下げ止まるのかどうか、まだ予断は許さないが、少なくともフリーフォールの状況はとりあえず過ぎ去ろうとしている。
生産予測指数でみると、2月が8.3%の減少となったあと、3 月には2.8%のプラスに転じることになっている。もっとも、最近の実現率、予測修正率のマイナスを考えると、3 月の数字が最終的にマイナスとなる可能性はある。それでも、自動車などでの在庫調整に目処が立った、ということで春以降増産を打ち出すメーカーが出てきているのも確か。
■3月株価予想/氷河期を生き残る企業群のキーワードは「キャッシュ」
大和総研・投資戦略部チーフ・ストラテジストの三宅 一弘さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、「今後のTOPIX は年央にかけて750 を中心とする展開が予想される」として、次のように株価予想した——。
<3〜5月頃に下押し圧力=TOPIX 600台まで下がる危険>
世界同時「巣ごもり」現象の中で、世界経済の悪化、下ブレリスクが高まっており、日本株は実体悪を織り込む逆業績相場の色彩が強まるとみる。3月決算会社の08 年度本決算が発表される4月後半〜5 月前半頃には、09年度業績予想の下方修正が進むとみられ、3〜5月頃に株価に下押し圧力がかかりやすいと推察される。TOPIXはバブル崩壊後最安値を更新し、600台まで切り下がる危険がある。
▼今日の株価予想/引き続き、下への動きを警戒する必要がある
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。
東京市場は前日終値を挟んだもみ合いの展開か。米国株は小幅安だが、CME225先物が7065円から7050円の水準まで売られており、日経平均はザラ場では下値を試す動きも考えられる。一方、年金買いや政策期待が相場の下支え要因として期待される。 今晩の米国ではADP雇用統計や2月のISM非製造業景気指数などの発表が予定されており、後場はそれを前に様子見ムードの強い展開が想定される。昨日逆行高となった野村HDやソニー、東芝など直近大幅に売り込まれた銘柄のリバウンド狙いの買いが継続しそうだ。
3日のNY株式市場でダウ平均は前日比37ドル安と続落。S&P500は96年10月以来となる700p割れで終了した。ダウ平均は前日下落の反動から買い優勢で始まったが、バーナンキFRB議長が「銀行システムはまだ安定していない」と発言したあとは下落に転じた。再び買い優勢に転じる場面があったが、バンカメの格付け引き下げなどが伝わり引けにかけては下落。前日終値を意識した展開が続いた。NASDAQも続落。S&Pの業種別では公益や金融、通信などが下落した。ドル建てのCME225先物は昨晩の大証日中終値と比べ145円安の7065円。一方、円建ての清算値は7050円となった。
昨日の東京市場ではTOPIXがバブル崩壊後の安値を更新。一方、日経平均は昨年10月28日安値を前に踏みとどまる動きとなった。朝方の売り一巡後には公的年金買いや政策期待を背景に急速に下げ渋る展開。後場は上昇に転じる場面もあり狭いレンジでのもみ合いに終始した。外部環境の悪化で国際優良株が軒並み安となったほか、商品市況の急落で資源関連株が急落した。
テクニカル分析
日経平均のテクニカル面では、依然5日移動平均線を下回っている水準に変わりなく、下への動きを引き続き警戒する必要がある。一目均衡表では今日も転換線が7344円に下落する。ただ、先行スパンの動きからは足元株価が持ちこたえれば月末にかけては横ばいの動きも想定されよう。上値メド、2月26日高値7599円や基準線の7696円処、2月9日高値8257円など。一方、下値メドは昨年10月28日安値の6994円である。変化しやすい日柄は、3月12日や24日などが考えられる。
話題の銘柄
8031三井物産/大和総研が大手総合商社セクターを「強気」に、同社をトップピック
大和総研が総合商社の投資判断についてレポートを作成。「短期的に(今後2〜3ヵ月程度)強気を推奨、本格的な中期株価回復は想定していない」としながらも、大手総合商社セクターに対する投資判断を従来の「中立」から「強気」に引き上げた。短期で強気投資判断の理由として、「(1)第3四半期業績によって悪材料(業績悪化懸念、株主資本毀損リスク)が株価にほぼ織り込まれたと見られること、(2)短期的に資源価格のリバウンドが期待できること」の2点を指摘。短期強気としてのトップピックとして、資源価格への感応度が最も高い三井物産を選定。三井物産については、「08年度第3四半期業績発表後に投資判断を従来の『3』から『2』に引き上げた。08年度第3四半期業績はネガティブ・サプライズであったが、逆に悪材料は相当織り込まれたと見られ、その資源エクスポージャーの高さから、当社が想定する短期的な資源価格上昇局面では最も株価上昇が期待できる銘柄だと考える。08年度予想PBR0.93倍、当社が想定する悲観ケースの予想PBR1.07倍と、予想PBRの水準は相対的に高い。悲観シナリオには、資源関連の減損として▲300億円を織り込んだ。同社は大手総合商社の中で最も厳格な減損ルールを採用しており、過去2年間は新規の資源関連投資には消極的なスタンスであった。したがって、加持されている株主資本額に対する信頼性は、大手総合商社5社の中で最も高いと評価できよう」と指摘。今2009年3月期連結当期純利益2970億円(EPS163.1円)、来2010年3月期1880億円(EPS103.2円)、2011年3月期2280億円(EPS125.2円)を予想している。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼ドル高・円安相場/上値滞空が、ここまで長いのは理解しかねる
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした——。
しかし、よくまあドルをここまで買うなあ。資金の流れなのだろう。ドル円については、ちょっとここまで上値滞空が長いのは理解しかねる。102円目指しているなら、さっさと買えと思うのだが、下がるわけでもなし、煮え切らない。なんだかドルスイスみたいに上がっても下がっても元に戻るというような感じになってしまうのを恐れるよ。つまり、つまらなくなるってこと。参加者は激減している印象があるね。需給が薄い。全通貨にわたって。株式市場の影響は甚大だと思う。(3月4日。ひな祭りの次の日。)
▼FXレンジディール/ドル円=96-98円台、ユーロ円=120-125円台辺りを想定
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は昨夕から今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした——。
3日はRBA(豪中銀)が政策金利を据置きました。予想は0.25%の利下げだったので少々驚いています。相場のほうも予期していなかったようで、豪ドルが買われ、その他のクロス円も一緒に上昇しています。
ただ先週までの円安は、今までたまっていた円買いポジション解消の動きでした。その円買いポジションはかなり整理されてしまっているので、ここから一段と円売りが進むのは難しいでしょう。しかし円高方向に相場を推し進める勢いにも乏しいのが正直なところですから、結局レンジを形成する動きになるのではないかと考えています。ドル円は96−98円台、ユーロ円は120−125円台辺りを想定して、レンジディールに徹しましょう。売り買いどちらからでもいいと思いますが、焦って行動していて、高値で買ったり、安値で売ったりすることには気をつけましょう。
▼今日の債券相場/手掛かり材料に欠け、株価睨みつつもみ合う公算大
日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。
本日の想定レンジとコメント
昨日は株価が下げ渋り、買いの強い理由を失ったが、10 年入札は良好。米市場は株、債券共に小幅安。米10 年国債利回りは2.88%と前日比2bp上昇(6時36 分現在、ブルームバーグ)。したがって、本日の相場は手掛かり材料に欠け、株価を睨みながらもみ合う公算が大きい。カーブ上は多少、明日の30 年入札の準備が見られるかもしれない。10 時半から須田審議委員の講演がある(会見は2時より)。市場を動かすことはないが、社債買入れに反対した同委員であり、今後の緩和手段などについては若干、興味がある。(AM6:45、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物3月限) : 139円02 銭〜139 円30銭
▼今日の長期金利/今日も日経平均株価をにらみながらもみ合う
三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした——。
<予想レンジ>
・長期金利(#299) 1.280%〜1.310%
・債券先物(3月限) 139.00円〜139.40円
<シナリオ>
長期金利は、今日も日経平均株価をにらみながらもみ合う。
▼プロコメント:石油/重軽格差縮小=石油各社の重質油分解装置の増強計画に影響
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された3日の海外商品市況と、「厳選!!プロフェッショナル・コメンタリー(石油)」は次のようになった——。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金 2009/ 4 913.6 - 26.4 アルミ3カ月物 1,315.5 - 2.5
NY銀 2009/ 5 1,271.5 - 35.5 銅3カ月物 3,539.0 +154.0
NYプラ 2009/ 4 1,036.3 - 39.6 ニッケル3カ月物 9,650 + 100
NYパラ 2009/ 6 192.80 - 1.30 NY原油 2009/ 4 41.65 + 1.50
シカゴ大豆 2009/ 5 853.50 + 9.50 NYコーヒー 2009/ 5 106.50 + 0.80
シカゴコーン 2009/ 5 350.50 + 0.25 NY粗糖 2009/ 5 12.69 - 0.06
ドル・円 98.24 + 0.94 日経平均 2009/ 3 7,065 - 5
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By 石油ジャーナリスト 斉藤 知身氏
重質油のアラビアンヘビーと軽質油のアラビアンライトの価格差が、昨年7月に約10ドルだったものが、最近では3ドル台になるなど「重軽格差」が縮減している。割安な重質油を輸入・精製し、国内に整備した重質油分解装置で採算性のよい白油を多く生産し、精製コストの引き下げを図ってきた石油業界が岐路に立たされている。官民で取り組む、より高度な重質油分解装置の研究開発や整備にも波紋が広がりそうだ。
世界の指標となる代表油種をみると、軽質油で米国産の銘柄であるWTIは、史上最高値をつけた昨年7月には140ドル台を超えたものの、同月以降は世界の石油需要の減退に加え、秋以降の米金融危機の影響で値を下げ40ドル台にまで反落した。これに対しアジアの原油指標で重質油のドバイは最近では40ドル台と、WTIの価格と拮抗、あるいは逆転する現象が起こっている。
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
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■平成21年2月 委託手数料等及び業務計数の開示(速報値)
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■組織改正および人事異動のお知らせ
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