★東証1+2部時価総額(6日)=238兆7036億円(前日比−6兆4551億円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は朝方7250円に近づく場面もあったが、じりじりと値を下げ先週末比マイナスに転じた。日経平均 が終値で前日比−57.91円安の7115.19円、またTOPIXも同−10.22安の711.17、JASADAQ指数は同−0.73安の38.78となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは11業種。鉱業、石油石炭製品、ガラス・土石製品などが上位を占めた。午前の東京外為市場=為替相場は米雇用統計による乱高下をへて落ち着いた動き。ドル円相場は98円台前半で推移、ユーロ円は124円台後半で推移している。
▼経常収支見通し/年後半以降には、経常黒字が再拡大と予想
クレディ・スイス証券チ−フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は6日、急激に縮小している経常収支について、「年後半には回復する」との見通しを示した——。
グローバル経済の急減速を背景とした輸出の大幅な減少から貿易収支が赤字に転落し、経常黒字が急激に縮小しているが、年後半以降には、経常黒字が再び拡大し始めるものと予想される。為替円高化や国際商品市況の下落を受けて足元から本格的な輸入減少が始まるとみられるほか、年央までにはグローバル経済が底打ちし、輸出が下げ止まりから緩やかな回復に転じると予想されるからである。
こうした経常収支見通しは、年末にかけて円相場が再び上昇するという、弊社為替相場見通しと整合的である。
■08-10年度:業績見通し/減額修正の主要因=円高でなく需要崩落である
大和総研(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)はこのほど、2008年度〜2010年度企業業績見通し2008年度(第4次予想)をまとめた。それによると、「ピーク比3割水準利益からの再出発〜実需回復までは自助努力と反動要因に期待〜」としている——。
<09年度下期(同1.8%減収)=営業・経常利益とも増益転換へ>
東証1部上場の主要300社を対象に、アナリスト予想を集計した結果、売上高は前期比で08年度7.2%減収、09年度10.5%減収、10年度3.1%増収を予想。経常利益は、順に64.4%減益、9.2%減益、62.3%増益を見込む。2期連続の減収減益により、09年度の経常利益水準は07年度に比べて3割の水準まで低下する。08年度下期以降の世界経済の急減速、円高進行などを背景に、加工組立は経常利益で08年度に赤字転落となろう。原燃材料の価格は低下するが、需要急減のもとでは製品価格の下押し圧力となりやすい。世界需要の減退、価格低下の同時発生により、09年度も2桁減収が予想され、厳しい収益環境が続く見込み。世界経済の緩やかな回復を見込む10年度には経常利益が6割を超える増益となろう。ただし、利益水準は07年度の5割程度に留まる。
対して企業は対応を始めている。足元の大幅減産に加えて、09年度には固定費が03年度以来6年ぶりに前期比で減少する見込み。10年度も固定費は減少継続を予想する。大幅な減産の結果、09年度上期までに多くの製・商品で在庫調整が完了に向かうとみられる。08年度下期から09年度上期にかけては在庫調整の影響もあり大幅な売上減少(前年同期比で16.1%減収→18.2%減収)が避けられないが、減収率が縮小に向かう09年度下期(同1.8%減収)にはコスト削減、一時的損失の消失効果もあり営業利益、経常利益とも増益へ転換する見込み。
▼今日の株価予想/週末先物・オプションSQ前に、今日の動きは重要
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。
東京市場はもみ合いの展開か。全般横ばいスタートから為替動向やアジア市場の動向を見極める展開が想定される。金融危機への警戒感が強まっていることで、メガバンクや保険など金融株などは手掛けづらい一方、商品市況の上昇を受けて市況関連株に買い戻しの動きが強まりそうだ。
日経平均は昨年11月高値以降の下落相場が続くが、短期的な上方向の動きを見る上では、直近3月3日安値を前に踏みとどまり、逆に直近3月5日高値の7532円を上回ることが重要となる。今日に関しては先週末の下への強い陰線に対して、陽線ではらみ足を形成できるかどうかに注目。逆に、戻りが鈍く陰線が続くような場合は、今週はSQを前にして値動きの荒くなる場面も想定される。
6日のNY株式市場でダウ平均は前日比32ドル高と反発。一方、NASDAQは続落した。2月の雇用統計の結果が市場予想から大きく乖離しなかったことで、直近下落による値ごろ感の買いが優勢となった。ダウ平均は一時160ドル高まで上昇。ただ、買い一巡後は徐々に上げ幅を縮小させ、一転、124ドル安まで下落する場面もあった。
S&P500は反発。業種別ではエネルギーやヘルスケアが上昇した一方、金融やテクノロジーが安い。ドル建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ10円安の7160円。一方、円建ての清算値は7150円となった。
先週末の東京市場では日経平均、TOPIXともに大幅反落。TOPIXは終値で昨年来安値を更新した。米株安や円安一服、金融不安の再燃などを背景に終日軟調に推移した。東証1部の値下がり銘柄数は1368と全体の79.7%に達し、大型株は3%超の下落。前日大幅高した反動から海運株が大幅安となったほか、信用不安の高まりからノンバンクや不動産などが軒並み売り込まれた。
今週は週末の先物・オプションSQが注目される。また、国内の経済指標では、2月景気ウォッチャー指数、1月景気動向指数、2月工作機械受注、1月機械受注、2月企業物価、10−12月GDP改定値、1月鉱工業生産、2月消費動向調査などが発表される。経済指標は概ね悪化が予想され、市場予想を大幅に下回る結果とならない限りは市場の反応も限定的であろう。米国では、1月卸売在庫、2月小売売上高、1月貿易収支、3月ミシガン大学消費者信頼感指数などの発表が予定されている。
話題の銘柄
4004昭和電工/株価は足元の悪化を相当程度織り込んだと判断、目標株価160円
みずほでは、「個別取材を踏まえて業績予想などを見直した。今期上期の営業利益予想を95億円の赤字(会社予想40億円の赤字)と予想する。石油化学、電子・情報、アルミニウム他の各事業の利益予想が会社見通しと比較して更に悪化すると予想している。特に会社予想との差で大きな事業がHDを中心とした電子・情報事業である。当社では上期の同事業営業利益を80億円の赤字、通期で45億円の赤字と予想しているが、会社予想では通期収支均衡レベルを予想している。ただHDの四半期ごとの出荷数量は今期上期を底に徐々に回復すると当社では予想、HDの営業利益は10〜11年度には100〜200億円規模の黒字を予想している。石油化学も在庫評価損失が今期上期は会社予想を上回り、上期は50億円程度の営業赤字が避けられないと考えるが、下期には黒字に転換できると考えている」と指摘。今2009年12月期連結営業利益を会社計画170億円(EPS1.6円)に対し従来予想310億円(EPS5.6円)から145億円(EPS1.7円)へ、来2010年12月期同605億円(EPS20.8円)から513億円(EPS20.0円)へ減額し、新たに2011年12月期連結営業利益を630億円(EPS26.0円)と予想。「当社では今期中間の会社業績予想は難しいと考えている。また通期業績の下方修正リスクは依然、払拭できていないと考える。しかし、決算期の関係で3月決算会社よりも早く実績が公表され、しかも09年度業績の大幅な悪化は相当な幅で市場に織り込まれたと判断している。今期下期から徐々に収益が回復、10年度の営業利益の水準は04年度水準まで回復可能と判断している」と指摘。09年12月期、10年12月期の平均1株当たり純資産をベースにPBR0.8倍を適用して、目標株価を160円と設定。投資判断を「3」から「2」に引き上げた。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
■FX相場予想/株安と円高=大幅に進む可能性は低いのでは?
大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は6日、円相場について「株安下の円安が弱まる兆しがある」と語った。
2009年は昨年以上のペースで証券投資を通じた資本流出が続いている。先週も一時99 円台と円が安値を更新し、日本売りによる円安圧力が収まったとは言えない状況だ。しかし、亀岡さんは「株価が下落すると円高、株価が上昇すると円安に振れるなど、一時に比べ株価と円の逆相関が戻りつつある」とした上で、「証券投資における資本流出の鈍化などが、一方的な円安を弱めつつあるのだろうか」と語った。
また2 月米ADP 民間雇用者数が▲69.7 万人と2001 年の統計開始以来最大の減少を示すなど、雇用減の拡大が株安を招き、円高要因になる可能性がある。ただ、米ISM 製造業指数では、遅行指標の雇用や在庫が低下する一方、先行指標の新規受注や一致指標の生産は昨年12 月に比べやや改善している。「景気悪化が加速するとの見方から株安と円高が大幅に進む可能性は低いのではないか」と亀岡さんは見る。
■今週の予想レンジ(先週のレンジ)
ドル/円: 95.50− 99.50 ( 96.93− 99.68)
ユーロ/円:120.50−126.50 (121.75−125.76)
ユーロ/ドル:1.2450−1.2850 (1.2457−1.2678)
豪ドル/円: 60.00− 65.00 ( 61.04− 64.78)
豪ドル/ドル:0.6200−0.6600 (0.6287−0.6527)
■FX相場予想/全ての鍵は、ユーロが握っているのだろう
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は7日(土)、為替相場について概ね次のようにコメントした——。
人間とは面白いもので「錯覚」というものを持っている。99円台に上がる過程では、96円台は高すぎるように見え、99円台を見た後の96円台は安く見える。結局そうやっていろんなポジションが解消されていくのだと思うけど。まあ、99円台に押しあげた時に小沢問題を取り出したのには驚いたね。ああ、これでもう材料が出尽くしたのだと思った。
ドル暴落論が次第に影をひそめてきている。全ての鍵はユーロが握っているのだろう。悪材料を100回くらい出されて鞭打ちの刑にあったユーロであるが、そんな状況を持ちこたえられるかどうかだろうね。今語られている問題の中には0.85台の頃から言われてきたものも多いんだ。(3月7日)
▼ドル円相場/米雇用統計で乱高下=一時96.57円下落後、98.51円接近
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は昨夕から今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした——。
海外FX市場サマリー・・・雇用統計はほぼ予想通り
ドル円は反発。欧州市場では、2月米雇用統計が大幅に悪化するとの憶測で一時96.57円まで売り込まれたものの、結果公表後はほぼ予想通りの内容となったとの見方からショートカバーが強まった。米国株の上昇や対欧州通貨でドルが底堅く推移したことも相場を支えた。一時98.46円まで買われて、東京市場で付けた日通し高値の98.51円に接近する場面があった。ユーロドルは反発。ただ、上値は重かった。ダウ平均株価が一時160ドル超上昇したことを受けて、リスク回避志向が緩和したため一時1.2755ドルまで値を上げた。ただ、買い一巡後は利食い売りや戻り売りに押される展開となった。ポンドドルの下落や、格付け会社フィッチがアイルランドの長期外貨建て債務格付けを引き下げ方向で見直すと発表したことも嫌気された。一時 1.2600ドルまで下押しした。
ユーロ円も反発。ドル円と同様に欧州市場では米雇用統計を警戒した売りが膨らみ、一時122.39円まで値を下げた。ただ、結果公表後はショートカバーが強まった。米国株相場の上昇も買いを後押しして、一時124.96円まで値を上げた。ただ、その後はユーロドルの上値の重さを嫌気した円買い・ユーロ売りが上値を抑えた。
▼今週の債券相場/需給の構図崩れず、予想レンジ抜けるのは難しそう
日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。
今週の債券相場見通し…10年299回債利回りは1.250〜1.330%と予想
今週の10年299回債利回りは1.250〜1.330%と予想する。
先週は1.30%台乗せでの投資家の押し目買い意欲が確認された一方、1.20%台を買う向きは少なかった。米国金利や株価動向が引き続き外部環境面での注目材料。しかし、余程のことがない限り、それらが上記需給の構図を崩れず、予想レンジを抜けるのは難しそうだ。イールド・カーブ上、5年入札までは基本的に中期債が相対的に弱いと見る。その後は17日の20年入札を睨み、スティープ化に転じよう。
▼金・銀週間展望/金調整も長期強気、投資資金の動きが焦点
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された6日の海外商品市況と「金・銀週間展望」は次のようになった——。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
NY金 2009/ 4 942.7 + 14.9 アルミ3カ月物 1,310.0 - 11.0
NY銀 2009/ 5 1,333.3 + 21.3 銅3カ月物 3,720.0 + 35.0
NYプラ 2009/ 4 1,078.7 + 14.1 ニッケル3カ月物 9,850 + 25
NYパラ 2009/ 6 204.00 + 3.70 NY原油 2009/ 4 43.61 - 1.77
シカゴ大豆 2009/ 5 867.00 +15.00 NYコーヒー 2009/ 5 107.20 - 1.50
シカゴコーン 2009/ 5 361.50 + 3.00 NY粗糖 2009/ 5 12.78 - 0.05
ドル・円 98.35 + 0.42 日経平均 2009/ 3 7,160 - 65
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[3月9日からの1週間の展望]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
週間高低(カッコ内は日) 2010 月 2 月限 3 月 2 日〜 3 月 6 日
始 値 高 値 安 値 現在値 前週末比
金 2,977 3,016 ( 2) 2,885 ( 4) 2,966 -11
銀 407.0 417.8 ( 6) 394.2 ( 3) 415.3 +6.1
プラチナ 3,351 3,426 ( 2) 3,239 ( 4) 3,365 +55
パラジウム 612 645 ( 5) 599 ( 3) 634 +20
======================================
NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油
5 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比
金 ( 4) 927.8 -14.7 | ドル・円 98.22 0.38 円安
銀 ( 5)1,312.0 +1.0 | 日経平均 7,173.10 -395.32
プラチナ ( 4)1,064.6 -20.7 | NY原油 ( 4) 43.61 -1.15
パラジウム ( 6) 200.30 +4.60 |* ドル・円は 15:33 現在、原油は 5 日
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【前週のレビュー】
金は米FRB議長の議会証言をきっかけに調整局面を迎えるが、経済指標悪化でETFが買われると再び上値を試す可能性があるとした。銀は金反落で高値を維持できず、金次第の値動きが続くとした。東京金は調整局面を迎え、先限が2週間ぶりの安値2885円を付けた。現物相場は株一段安で損失補てんの売りが警戒されるなか、900ドルの節目を試した。株安で損失補てんの売りが警戒されるが、英中銀の量的緩和導入、欧州中央銀行(ECB)の非標準措置の協議・検討で今後のマネーサプライ増加がインフレ要因になる可能性があり、金は引き続き資金の逃避先(セーフヘイブン)として買われるとみられる。900ドルを割り込むと、880ドルや850ドルが次の下値目標として意識されるが、実需筋の安値拾いの買いが入ると、下げ止まるとみられ、買い場到来となろう。
【金はETFの買い再開のタイミングに注目】
世界13カ国に上場している金ETF(上場投信)の現物保有高は5日時点で1200.55トンとなり、前週末比5.44トン減少した。2月末に1205.99トンと過去最高を記録したが、ロンドンで5.60トン減少した。一方、ドバイの上場で0.16トン増加した。株安にもかかわらず、ニューヨークは横ばいであり、買い再開のタイミングが目先の焦点である。米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、24日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは16万1865枚(前週16万5921枚)に縮小した。ただ新規売りが目立っており、引き続き買われると、踏み上げの要因となる可能性もある。 (オーバルネクスト 東京/東海林勇行さん)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
カブドットコム証券株式会社(8703)
■2009年も浦和レッドダイヤモンズのトップパートナー継続
http://kabu.com
株式会社ディー・エヌ・エー(2434)
■個人投資家向け会社説明会(動画配信)
■個人投資家向け会社説明会資料
http://www.dena.jp/ir/

