★東証1+2部時価総額(23日)=242兆9685億円(前日比−1兆5125億円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は円安にも関わらず、NYダウ250ドル急落で7200円割れ。日経平均 が終値で前日比−191.66円安の7184.50円、またTOPIXも同−13.41安の721.87、JASADAQ指数は同−0.13安の39.71となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのはゴム製品1業種のみとなった。
午前の東京外為市場=為替相場は円安傾向で小動き。ドル円相場は94円台後半で推移、ユーロ円は120円台半ばで推移している。
■経営統合と投資家/ファンドの反対を押し切って成功した「事例」
大和総研・経営戦略研究部の鈴木裕さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、株主の大きな関心事となっている経営統合議案とアクティビスト・ファンドの行動について、大株主のエフィッシモ・キャピタルが反対を表明していた、ソフトウエアメーカーのテクモとコーエーとの経営統合議案可決を例に挙げて、概略、次のように語った——。
<経営統合議案とアクティビスト・ファンド>
経営統合議案は、言うまでも無く株主の利害に大きく関わる。統合比率(合併であれば合併比率であり、株式交換であれば交換比率)によっては、株主の利益が損なわれることもあり得る。いわゆるアクティビスト・ファンド(本稿においては、単に株主権を積極的に行使するファンドをアクティビスト・ファンドと総称する)は、経営統合における統合比率を自己に有利にするように様々な交渉を行なう場合がある。経営統合の前段階として行なわれることがあるTOB においてもそのような交渉はしばしば見られるところだ。より高い価格でなければTOB に応じられないことを示して、価格の引き上げを働きかけるのである。経営統合が株主総会の議案となると、統合比率次第では、強力な反対運動を行なうなどの株主行動が見られる。
<テクモとコーエーの経営統合を可決>
ソフトウエア製造のテクモは、26 日に臨時株主総会を開催し、同業のコーエーとの経営統合を可決した。この経営統合に対しては、テクモの株式を18%を保有しているエフィッシモ・キャピタル・マネージメント(シンガポール)が反対を表明していたことから、その行方が注目されていた。
▼今日の株価予想/TOPIXに続き日経も終値ベースで安値更新か
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH,INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。
東京市場は米株安を背景に売り先行のスタートとなりそうだ。日経平均は昨年10月安値を睨んだ動きか。アジア市場の連鎖安も予想され、先物主導でさらに下値を模索する動きも想定される。SFCGの経営破綻の影響から信用リスクの高い銘柄には売りが継続することが予想され、投資家の警戒感が強まるなかでは下値を拾う動きも限定されよう。売り一巡後は円安の動きが主力株への見直し買いのきっかけになることも考えられるが、指数を押し上げるほどの力強さはなさそうだ。先週末のTOPIX続き、日経平均は終値ベースで安値更新となる可能性が濃厚だ。ただ、この先の瞬間的な下落局面では25日移動平均線などからのマイナスかい離が意識されることから、短期的には下への警戒が強まる局面でもある。
23日のNY株式市場ではダウ平均は前日比250ドル安と大幅続落。一時75ドル高まで上昇する場面があったが、素材や資本財セクターが下げを主導した。米当局が銀行を支援するとの声明を発表し、シティやバンカメなどの金融株の一角が上昇したが、全体への波及は限定的。米政府がGM、クライスラーのチャプター11も視野にいれているとの報道や、AIGが600億ドルの追加損失を発表する見込みなどの報道もあり一段安の展開となった。NASDAQやS&P500も大幅に続落。業種別では素材や資本財、テクノロジーなどの下げが目立った。ドル建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ200円安の7180円。一方、円建ての清算値は7155円となった。
昨日の東京市場は続落。米国株安を受けて主力株を中心に売りが膨らんだ。ただ、売り一巡後は年金買い観測や米政府によるシティ株取得報道などを背景に下げ渋りプラスへ浮上する場面もあったが、戻り待ちの売りに押され再び下げに転じた。東証1部の値下がり銘柄数は1003と全体の58.5%に達し、新安値銘柄数は268で今年最多を記録した。
テクニカル分析
日経平均は売り一巡後は急速に値を戻す展開となった。ただ、前日の陰線の実体部分に入り込むことが出来ず、戻りが鈍い印象だ。目先反発したとしても7500円から7650円処では強い抵抗が予想され、その水準を一気に超える動きがないと、徐々に売り圧力に押されそう。上値メドとしては、転換線の7548円(24日見込み値)や2月9日高値8257円。一方、下値メドは本日安値7209円や、昨年10月27日安値7141円、28日安値の6994円などが考えられる。変化しやすい日柄としては、2月27日や3月24日などが挙げられる。話題の銘柄
5007コスモ石油/株価の割安感と来期の調整後経常利益が増益見通しを評価
三菱UFJでは、「2010年3月期の経常利益は『在庫の影響』の改善により、670億円への黒字転換を予想(2009年3月期は経常損失1210億円)する。また、2010年3月期の在庫の影響を除く調整後経常利益は670億円(前年比8.1%増、2009年3月期予想は620億円)と増益見通しである。主な増益要因は、石油製品事業の自家使用燃料コストの減少である。これに加えて、2009年3月期の下半期から、石油製品スプレッドの改善により石油製品事業の調整後利益が増益となった点も注目される。ただし、2010年3月期予層では、原油価格低下などにより石油開発事業は減益であり、石油化学製品事業もスプレッドの悪化により減益の見通しである」と指摘。今2009年3月期連結経常損失1210億円(EPS-108.6円)、来2010年3月期連結経常利益670億円(EPS36.5円)、2011年3月期700億円(EPS38.2円)を予想。「2010年3月期の当社予想に基づく調整後PERは6.5倍であり、同業他社7社平均の予想調整後PER(15倍程度)を下回っている。また、2008年12月末BPS400円に基づくPBRは0.6倍と、同業他社7社平均(PBR0.8倍)を下回っており、株価は同業他社平均PBR0.8倍程度までの上昇は期待できると考える」と指摘。レーティングを「3」から「2」へ引き上げた。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/▼FX相場予想/どうも各通貨、“勝手放題”の動きに見える
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting
Ltd.)は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした——。
市場は次第に判読不能になりつつある。焦点がコロコロ変わっている印象がある。地域ゲリラが出没でテロ勃発って感じ。正論が今の目の前の相場に役に立つとも言えない。正論は心理戦の前には無効だ。どうも各通貨、勝手放題の動きに見える。いったいどうしたいんだ?と問いたい。(2月23日。夜中。)
▼ドル円予想/95円台に乗せるか、乗せないかが、攻防の分岐点
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は最近、大手米銀の国有化と為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした——。週明け月曜(2月23日)の東京市場で、米国大手銀行、CITIBANK の国有化の報道(40%の株式取得)が流れた。このニュースは、それが事実ならば、事実上の米国大手銀行の破綻・倒産であり、基本的に、「ドル売り材料」と考える。(大手米銀の倒産を回避したので、)金融不安が収まる、と考えるのは、むしろ、不自然。他にも、同様の銀行がある、まして、中小の銀行は、より一層悪い、と考えるのが普通。金融不安は、一層深まった、と考えている。
大手米銀の国有化で、破綻リスクを回避したことから、時間外取引で、米国株式の先物価格が上昇しても、米株高を理由に「ドル買い円売り」と考えるのは無理がある。大手米銀の破綻ならば、素直に、「ドル売り材料」と考える。
ところが、NY市場になっても、米当局は、CITIBANKの国有化に関してのコメントは出していない。その代わりに、米財務省・FRB・金融規制当局は、「米政府は金融システムを断固として支えていく」との共同声明を出している。週明け月曜(2月23日)のロンドン、ニューヨーク市場では、ドル/円は、95円近くまで急騰したが、95.00には、タッチしていない。ドル/円の94円台後半に、ストップ・ロス(損切りのドル買い円売り)が集中していた様子。95円台に乗せるか、乗せないか、が、攻防の分岐点、と考えている。(2009年02月20日東京時間12:20配信)
▼ユーロ相場反発/ユーロを今後も積極的に買っていく状況にはない
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/President CEO, Matt Capital Management)は昨夕、FX相場の動向について次のようにコメントした——。
為替相場は先週末から銀行の国有化の話で盛り上がっています。先週末はドッド米上院銀行委員長が銀行国有化の可能性を匂わせたことでドル安。23日は米WSJが、米政府はシティグループの普通株式を最大40%取得する可能性があるとの報道したことで、再度ドル安が進むことになりました。
これを受けて23日もドル安が進み、ユーロドルは1.30に近づくことになっています。ただ、今はユーロも経済的に困難なことに変わりありませんから、ユーロを今後も積極的に買っていく状況にはないと思います。現に、ユーロドルの1.30近辺、ユーロ円の121円近辺は上値が重かったようで押しもどされてきてしました。23日も、ユーロ円、ユーロドルでの戻り売りを狙いましょう。
▼今日の長期金利/上影小陰線でトウバ風=高値圏での出現で天井感体現
三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun
Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした——。
<予想レンジ>
・長期金利(#298) 1.255%〜1.280%
・債券先物(3月限) 139.45円〜139.80円
<シナリオ>
長期金利は株価動向をにらみながらもみ合う。日経平均が円安にもかかわらず続落すると弱含み、円安に伴う安堵感から下値の固さを見せると強含み。20年利付国債入札は、良好な債券投資環境を背景に波乱は見られまい。▼今日の債券相場/もみ合い後、株価と入札結果次第では一段高も
日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。
本日の想定レンジとコメント
昨日のNY ダウは250.89 ドル安の7114.78 ドルと97 年5月以来の安値となった。米10年国債利回りは3bp 低下(6時36 分現在、ブルームバーグ)。株価次第では外部環境のフォローは膨らもう。ただ、昨日も指摘のように参加者の動意は全般的に薄い。20 年入札は1.9%クーポンでリオープンが有力。潜在的な投資家需要や業者のショートカバーなどから懸念は乏しい。以上から、相場は値を上げて始まった後、もみ合い、株価と入札結果次第では一段高も、と見込まれる。カーブ上は先物周りが相対的に強い公算大。(AM6:53、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物3月限) : 139 円71銭〜140円19銭
■NY金1000ドル突破/長期上昇トレンドは健在も、1000$突破で急落に注意
エース交易ホームトレード部シニアアナリストの陳晁熙(チン・チョウキ)さん(Chen Chaur-Shi)は23日、上昇を続けている金相場について、概ね次のようにコメントした——。<世界最大の金ETF金塊保有量=1028.98トンとなり過去最高更新>先週末のNY金相場は、25.7ドル高の1002.20ドルと昨年3月半ば以来約11カ月ぶりに1000ドルを突破して引けた。世界的な株安を受け、資金の安全な逃避先として金が買われている。昨年4月につけた過去最高値の1033.90ドルが視野に入り、1200ドルと史上最高値を更新の予想も出ている。世界最大の金塊上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストは、19日時点の金塊保有量は1028.98トンとなり、過去最高を更新した。株価下落は景気低迷の原因となり、エネルギーの需要減少も連想され、NY原油相場も株価に連動して低迷している。原油が安値を更新する中で、金は高値を更新し、過去の定説だった、「原油高→インフレ懸念→金買い」という図式ではなく、「金融不安→安全資産としての金買い」となっている。▼CFTC大口投機マネー/ 金=16万5921枚、プラチナ=1万129枚買い越し投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された23日の海外商品市況と、「CFTC大口投機資金動向(2/17時点)」は次のようになった——。海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−NY金 2009/ 4 995.0 -7.2 アルミ3カ月物 1,288.0 -17.0NY銀 2009/ 3 1,445.0 -4.0 銅3カ月物 3,231.0 +81.0NYプラ 2009/ 4 1,079.5 -16.2 ニッケル3カ月物 9,505 +5NYパラ 2009/ 3 200.25 -16.30 NY原油 2009/ 4 38.44 -1.59シカゴ大豆 2009/ 3 872.75 +10.25 NYコーヒー 2009/ 5 113.15 +1.95シカゴコーン 2009/ 3 351.75 +1.50 NY粗糖 2009/ 5 12.99 -0.07ドル・円 94.60 +1.37 日経平均 2009/ 3 7,180 -115−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−【概 略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要49市場における2月17日時点の大口投機家の買い越しは100万6107枚となり、前週の98万4903枚から拡大した。取組高合計は2161万0184枚となり、前週から63万2777枚(3.02%)増加した。項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が9.6%増、債券合計が2.0%増、為替合計が4.6%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が0.7%増、エネルギー合計は1.1%増、金属合計は3.6%増となった。項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買いが新規売りを上回り、債券で新規買い・買い戻しが入り、ともに買い越し幅を拡大した。為替は新規売りが目立つなか、売り越し(ドル買い)幅を拡大した。 (オーバルネクスト 東京/東海林勇行さん)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★注目企業=IR情報+ニュースリリース住商情報システム株式会社(9719)
■日系損害保険会社の海外現地法人向け損保基幹業務パッケージの製品取扱いを開始
http://www.scs.co.jp/ir/index.htm
株式会社デンソー(6902)
■デンソー、第2回青少年育成グローバルプログラムを実施〜「水」に焦点をあて、富士山と琵琶湖などでの環境体験学習とフォーラムを開催〜
http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2009/090223-01.html

