ゼロ金利時代のFXほか

★東証1+2部時価総額(12日)=250兆4404億円(前日比−5兆5814億円)

★ニュース・ヘッドライン・・・今夜〜14日(土)、ローマG7開催

午前の東京株式市場=株価は米国株の落ち着きと円高一服から100円を超える上昇となった。日経平均 が終値で前日比+113.60円高の7818.96円、またTOPIXも
同+6.35高の766.64となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは25業種。ゴム製品、パル・紙、鉱業などが上位を占めた。

午前の東京外為市場=為替相場はやや円は反落したが依然円高傾向続く。ドル円相場は90円台後半で推移、ユーロ円は117円を挟む展開で推移している。

★堀内AIA社長のFXコメント=何とも焦点の定まらない相場だ。

AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting
Ltd.)は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした——。「何とも焦点の定まらない相場だ。ストップ雪投げ合戦っていう感じ。金が一人気を吐いている。しばらく、新しいうねりが来るまで待つしかないだろう。地域紛争、ゲリラ戦が続き、全面戦争はまだ先という感じ」。(2月12日。夜中。)

■ゼロ金利時代のFX/注目点=金融危機マグマの大きさ+主要国の対処法

東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist,
Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は12日、為替を巡る環境が大きく変わりつつあるとした上で、「ゼロ金利時代の為替決定要因」について次のような見解を示した——。

<金利差を狙った資本移動、為替取引は影をひそめつつある>

日米が既に実質ゼロ金利にあるところへ、英国中銀や欧州中銀も着実にゼロ金利に向かって進んでいる。アジアでも台湾、韓国がやはりゼロ金利に向かっており、主要市場はこぞってゼロ金利に収斂しようとしている。これまでのような金利差を狙った資本移動、為替取引は影をひそめつつある。一方、モノ取引の面では、日本の貿易黒字がほぼ消滅し、米国では貿易赤字が縮小傾向にある。米中間の貿易不均衡から人民元とドルに軋轢があるものの、貿易不均衡から来る為替変動エネルギーも低下している。

<米国:潜在的なデフレ圧力大きくリフレ策に傾斜⇒ドル安圧力が高まる>

そうした中で、新たな為替変動要因として注目されるのが金融危機マグマの大きさと、これに対する主要国の対処法だ。つまり、金融危機のマグマが大きいほど潜在的なデフレ圧力が大きく、これをカバーしつつ金融支援をすれば、どうしても財政金融両面からの支援が大きくならざるをえない。その過程で中央銀行の資産や財政赤字が膨らみ、インフレ利得による負担軽減へと傾きやすくなる。そこでは自国通貨安も選好されがちとなる。

▼今日の株価予想/日経平均終値=SQ値を上回るかどうかに注目

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH,
INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。

東京市場はもみ合いとなりそうだ。G7を前に為替相場に大きな動きはなさそうだが、オバマ大統領が一部住宅ローンの借り手救済策を計画しているとの報道などもあり、今晩の米国株上昇を見越した買いが入る場面も想定される。ただ、積極的に上値を買う動きは限定的か。日経平均は1月26日安値を前にかろうじて踏みとどまったが、来週以降、一目均衡表では基準線の下落が始まるため、下への動きが強まる可能性があることには留意する必要があろう。ローソク足で上ヒゲ陰線だけは避けたいところ。国内では経済指標の発表はないが、2月限オプションのSQ算出日となる。3日続落のあとだけに日経平均の終値がSQ値を上回るかどうかが注目される。

12日のNY株式市場でダウ平均は小幅続落。NASDAQやS&P500は反発した。1月の小売売上高の結果やコカコーラの10−12月期決算がコンセンサスを上回ったものの材料視されず。米銀行救済策の懸念がくすぶるなか売り優勢の地合いが続いた。ダウ平均は一時245ドル安まで下落した。 ただ、終盤にオバマ大統領が住宅保有者の一部住宅ローンに補助金を出すなどの支援を計画しているとの報道が流れると急激に下落幅を縮小。一気に前日終値近くまで戻した。業種別では生活必需品や素材、テクノロジーなどが上昇する一方、資本財や金融などが下落。ドル建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ60円高の7810円。一方、円建ての清算値は7770円となった。

昨日の東京市場は大幅続落。外部環境の悪化を受けて大幅安となった。東証1部の値下がり銘柄数は1222と全体の71.4%に達し、金融安定化策に対する失望感から、保険、証券、銀行など金融株が大幅安となったほか、主力の国際優良株も軒並み安となった。

テクニカル分析

日経平均は大幅続落。25日移動平均線の下落に加え、5日移動平均線が下落に転じたことで終日軟調な展開が続いた。一目均衡表では転換線が昨日は下落に転じ、それに順応して下げた格好。ほぼ安値引けとなり陰線が三本続いた。足元のもみ合いが1月7日高値を基点とした下落トレンドの単なる踊り場である可能性もあり、11月安値の割り込み方次第では10月安値に向けた動きが十分に考えられる局面である。上値メドとしては、2月9日高値8257円や基準線の8500円処。一方、下値メドは1月26日安値7671円や11月安値7406円、11月高値からのN計算値とした7210円などが考えられる。変化しやすい日柄としては、2月16日、27日、3月24日などが挙げられる。

話題の銘柄

2371カカクコム/新たな飛躍への光が灯る、目標株価390000円→394000円 

JPモルガンでは、「カカクコム・グループ全体のPVは前年同期比+50%超での推移が続いている。全体の8割強を占める『価格.com』が引き続き堅調であることに加え、『食べログ』などのサイトも順調にPVを伸ばすことで媒体力を高めている。当社では、景況感悪化に呼応する形でPVが増加したことよりも、同社のサイトが市民権を得たことに理由があると考える。主力サイト以外でのPV伸長は、我々が課題として挙げてきた収益源多様化の実現可能性を高めている」、「第3四半期(3ヵ月)は、前年同期比40%増収、71%営業増益となった。グループサイトの利用者数が前年同期比+45%の8347万人に伸長したことが集客サポート業務の好調に繋がったほか、認知度の向上を理由とした販売サポート業務の伸長、媒体力向上が広告業務の堅調に結びついた。我々は1月に入ってからも順調にトラフィックの増加が続いていることを理由に、業績予想を増額修正した」と指摘。今2009年3月期連結営業利益を会社計画33.5億円(EPS6788円)に対し従来予想36.6億円(EPS7216円)から37.6億円(EPS7380円)へ、来2010年3月期同43.4億円(EPS8540円)から46.4億円(EPS9155円)へ、2011年3月期同54.6億円(EPS10736円)から54.8億円(EPS10791円)へ増額。投資判断を「Neutral」から「Overweight」へ、目標株価を390000円から394000円へそれぞれ引き上げた。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼FX相場予想/ユーロ円&ポンド円=当面、上下とも行きにくい相場

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/
President CEO, Matt Capital Management)は昨夕から今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした——。

12日の東京市場ではドル円・クロス円ともにじり安の展開となった。日経平均株価も240円安と10日に発表された金融安定化策が具体性に欠けているとの見方から米国株が急落した影響を受けたようです。欧州時間ではユーロやポンドの下落が目立っています。昨日のキング英中銀総裁の発言やECBのシュタルク専務理事の発言を受けて、イギリスとユーロ圏の利下げ観測が再燃したことが背景にあるようです。さきほどのECB月報でユーロ景気の先行きに厳しい見方が示されたことや、インフレ見通しが下方修正されたことも意識されているようです。

さて、注目されていた米金融安定化策が発表されたことを受けて、マーケットは次の材料探しに入っています。ユーロ円やポンド円は、しばらく上にも下にも行きにくい相場になると思いますが、どちらかと言えば下方向への圧力が強いように見えます。今後も欧英圏要人発言などに注意しつつ、戻ったところは売ってみるのもいいかもしれません。もちろん、一方向に進みにくい相場という認識で、突っ込み売りはぜず、ポジションはなるべく短めにしたいところです。

海外FX市場サマリー・・・ドル円、一時91円台

ドル円は4営業日ぶりに反発。一時91.13円まで上げた。12日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が一時7700ドルを割り込んだものの、引けにかけて急速に値を戻したため円売り・ドル買いが膨らんだ。損失覚悟の円売り・ドル買いも巻き込んだようだ。米国市場の序盤では米小売売上高が予想を上回ったことを受けた円売り・ドル買いが見られたほか、対欧州通貨でのドル買いに連動した円売り・ドル買いも出た。もっとも、米国株が下げ幅を広げた場面では、クロス円の売りが強まったこともあってドル円の上値も重くなった。

ユーロドルは3日続落。一時1.2720ドルまで下げた。欧州中央銀行(ECB)月報でユーロ圏景気の下振れが長期化していることやインフレが一段と低下することが示されたことが重しとなった。ロンドンフィックスに絡んでユーロ売りが出たとの指摘も聞かれた。ただ、米国株が急速に値を戻したことを受けて対円でユーロ買いが強まると、ドルに対してもユーロ買いが入り下げ幅を縮小した。

ユーロ円は6営業日ぶりに反発。一時117.15円まで上げた。米国株が引けにかけて急速に買い戻されたことが支えとなった。もっとも、ECB月報でユーロ圏景気に厳しい見方が示されたことを受けた売りが見られたほか、米国株が大幅に下げると売りに押される場面もあった。

▼今日の債券相場/最後は昨日の動きが若干調整される、と予想

日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko
Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。

本日の想定レンジとコメント 

昨日の米国市場はNYダウが一時、245ドル安となったものの、結局、小幅(6.77ドル)安にとどまり、米10年国債利回りも若干上昇した。ただ、入札のあった30年債は10年以上に弱く、カーブはスティープ化。さて、昨日の強気相場は想定の範囲内。しかし、ブル・フラット化は見込んでいなかった。あらためて超長期債の需要の強さを確認した。本日は前述米国市場の動きを受け、最後は昨日の動きが若干調整されると予想する。もっとも、相場観としては、「買い場が遠退いた」とする参加者が多いだろう。そして、国内における次のテーマは18、19日の金融政策決定会合になると見ている。現時点では、日銀がターム物金利低下により踏み込んだ姿勢を示す可能性は低く、一旦、失望感が広がると考えている。期待は3月以降。

本日の想定レンジ(長国先物3月限) : 138円91銭 〜 139円49銭

▼今日の長期金利/相場地合いの強さを表す「5日連続の陽線」

三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun
Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした——。

<予想レンジ>

・ 長期金利(#298) 1.245%〜1.265%

・ 債券先物(3月限) 139.20円〜139.50円

<シナリオ>

長期金利は昨日の米株安/債券高の一服を受けて下げ渋る。

ロンドンG7=4月20日のロンドンG20金融サミット(第2回)の前哨戦という意味合いもある。各国は『迅速な行動』(オバマ米大統領)が重要との認識で一致するだろう。しかし、最近は危機脱却への決め手を欠き、手詰まり感が漂っている。各国は“長期戦”の覚悟を改めて迫られるだろう。

▼商品ブル・ベア指数/強気サイド=プラチナ77、銀75、金73、粗糖58

投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された12日の海外商品市況と「ブル・ベア指数」は次のようになった——。

海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)

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NY金    2009/ 4 949.2 + 4.7 アルミ3カ月物  1,376.0 - 25.0

NY銀    2009/ 3 1,351.0 - 1.0 銅3カ月物    3,415.0 -
44.0

NYプラ   2009/ 4 1,077.9 - 2.8 ニッケル3カ月物 10,290 - 115

NYパラ   2009/ 3 216.50 + 0.70 NY原油 2009/ 3 33.98 - 1.96

シカゴ大豆  2009/ 3 968.50 - 9.50 NYコーヒー 2009/ 5 114.45 -
3.35

シカゴコーン 2009/ 3 366.25 - 2.25 NY粗糖   2009/ 5 13.49 -
0.01

ドル・円     90.94 + 0.50 日経平均 2009/ 3 7,810 + 5

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あなたは強気?これ見て弱気!?ブル・ベア指数  e-profitで毎週木曜配信中!!
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今週のブル・ベア指数は下記の通りです。

前々週 前週 今週 前々週 前週 今週

29 日 5 日 12 日 29 日 5 日 12 日

大豆     55 36 45 金      58 61 73

とうもろこし 54 34 44 銀      58 64 75

小豆     47 35 49 プラチナ   58 57 77

粗糖     71 50 58 アルミニウム 37 48 45

コーヒー   75 42 48 ゴム     51 54 36

円      51 38 42 原油     49 44 33

ガソリン   55 53 46

灯油     50 37 35

注:「コーヒー」はアラビカコーヒーが対象。

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【総 括】

本年2月第2週12日付ブル・ベア指数はドル・円が前回2月5日の38から42に小戻したに過ぎず、大勢は円高、ドルは戻り売りといった認識。そうした中、今回商品の同指数は上昇品目がやや多め。低下したのは工業品目で石油、ゴム、非鉄の5銘柄となった。

55以上の強気サイドに入ったのは少なく、上からプラチナ77、銀75、金73、粗糖58の4銘柄。貴金属が一際好調。上昇率1〜3位ではプラチナ、小豆、金。1位のプラチナは57から77に噴いた。一方、45以下の弱気サイドが目立ち、下から原油33、灯油35、ゴム36、コーン44、大豆とアルミ45との結果。そのうち低下率1〜2位にゴム、原油。1位のゴムは54から36に転落。
(オーバルネクスト/東京/橋本充平さん)

 

(注)ブル・ベア指数とは、オーバルネクストが毎週木曜日に主要商品の強弱感を市場関係者に幅広くアンケート集計したものです。アンケートの結果を指数化して、0〜100で市場関係者の強弱感の判断が表されます。数字の小さいほうが弱気、大きいほど強気となります。なお、逆張り的な見方をして「80に近づくと過熱感が強く、下げに転じる可能性が高い」とか「20に近づくと市場が総弱気となり、反転上昇が近い」といった見方をすることもできます。

 

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/

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http://kabu.com/company/pressrelease/2009/20090212.asp

ケネディクス株式会社(4321)

■平成20 年12 月期通期業績予想の修正並びに特別損失の計上に関するお知らせ

http://www.kenedix.com/index.html