★東証1・2部時価総額(16日)=268兆5632億円(前日比+7兆0482億円)
■今週の注目ポイント/「成長通貨」供給を増やす政策運営が必要になる?
クレディ・スイス証券チ−フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は16日、22日に公表される予定の10-12 月期の「主要銀行貸出動向アンケート調査」は、「先行きの企業金融を占う上で注目される」として次のように語った——。
<銀行貸出動向と企業金融>
金融市場の混乱が収束しない中で、銀行の貸出スタンスが一段と厳しくなれば、企業の資金調達の減少を通じ、成長率を一段と押し下げるリスクがあるからである。目下、日銀は、年度末越えの資金を潤沢に供給することを主眼に金融政策運営を実施しているが、今後の金融市場や信用収縮の動きしだいでは、いわゆる「成長通貨」の供給を増やすような政策運営が必要になる局面も出てこよう。
■TV株価と広告株価/景気⇒広告業界⇒テレビ業界の順で株価が変動
大和総研・投資戦略部クオンツチーム(吉野貴晶チーフクオンツアナリスト、橋本純一シニア クオンツアナリスト、松田紀子クオンツアシスタント/Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、テレビ業界と広告業界の株価変動の関連性を分析した結果、相関性が高いことが判った——。
<広告業界は、一般には景気に遅行する>
広告業界は景気との相関が強い。そして一般には景気に遅行するとも言われる。景気が拡大するなかで、企業は広告費を増大させる傾向が強い。また景気が山に向かう場面で、更に企業は広告宣伝費を高めて販売の伸びを高めようとするようだ。これが景気に遅行する背景となるだろう。そして収入が企業の広告宣伝費に依存するテレビ局も同様の動きが見られる。ただ、広告業界とテレビ業界の間では、テレビ業界のサイクルがやや遅行して動くと言われているようだ。分析の結果、確かに広告業界は、景気に遅行する傾向が見られた。また、テレビ業界は広告業界より遅行する傾向があることも示された。
▼今日の株価予想/円安反転基調を好感、米市場休場が後場上げ要因?
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。
東京市場は先週末に続き戻りを試す展開か。円安方向への反転基調が素直に好感され、主力株中心に堅調な展開が想定される。今晩は米国市場が休場のため、後場は先物主導で上げ幅を拡大する場面も想定される。先週末の日経平均は陽線はらみ足を形成。短期的には節目が集中する8600円処を超えられるかどうかがポイント。週足では13週移動平均線が上昇に転じる見込み。
16日のNY株式市場は続伸。ダウ平均は前日比68ドル高で終了した。シティは事業を2分割する計画を発表。また、バンク・オブ・アメリカの第4四半期は17年ぶりの赤字となり、米政府は200億ドルの資本注入を発表した。沈静化したかにみえた金融セクターはまだ危機のなかにあるとの懸念が残存し、上昇して始まったダウ平均は一時103ドルの下落。ただ、午後からは米政府がクライスラー子会社へ15億ドルの融資を実施することが明らかになったことをきっかけに再び買いが優勢となった。NASDAQやS&P500も続伸。業種別では金融のみが下落した。ドル建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ45円高の8285円。一方、円建ての清算値は8200円で終了した。
先週末の東京市場は大幅反発。後場からは米政府によるバンカメ追加支援や円安進展を背景に先物主導で上げ幅を拡大した。東証1部の値上がり銘柄数は1396と全体の81.4%に達し、自動車株を中心に国際優良株が軒並み上昇。資源関連なども大幅高となり相場を牽引した。
今週は週前半は戻りを試す展開か。マクロ経済指標の悪化や金融危機の再燃が懸念される状況のなか、ドル円相場が91円台に回復してきており主力株中心に底堅い動きが想定される。米オバマ大統領就任で政策期待が再度高まる可能性はあるが、むしろ決算発表を前に為替相場を睨みながらの展開が続くだろう。
週後半からスタートする主力企業の第3Q決算発表では、外部環境の悪化などで下方修正が続くと思われるが、ハイテク株を中心とした主力株の相次ぐ大幅下方修正によって投資家心理的には織り込み済みの可能性が高い。材料出尽くしによる買いはさほど期待できないものの、改めて売り込まれることはなさそうだ。国内の経済指標の発表は、12月の首都圏・近畿圏新規マンション販売や12月の貿易収支など。米国では、1月NAHB住宅市場指数、12月の住宅着工件数、11月FHFA住宅価格指数など住宅関連指標が中心となる。
話題の銘柄
4541日医工/今期も30%以上の増収増益を期待、目標株価3000円→3660円
UBSでは、「08年度営業利益は前年比24%増の52億円と、会社計画の53億円、当社予想の60億円を下回ったが、08年度に買収した子会社の収益性が低いことが主な要因であり、大きな懸念材料ではないが、今期もこの影響が出てこよう。今年6月からは生産子会社2社とテイコクメディックスを統合し、収益的な貢献は2010年度からとなるが、更なるシナジー効果が期待できよう。また、連結子会社の売上が予想以上に好調なことから、売上高予想を引き上げた」、「今期はDPC病院での後発医薬品の採用が増加することや、連結子会社が1社加わることで、市場平均10%を上回る成長率を継続すると予想。今回発表した中期経営計画も2012年には売上高1330億円、営業利益190億円を目標(08年度実績は売上高428億円、営業利益52億円)としており、今後数年間も2ケタの成長が期待できよう」と指摘。今2009年11月期連結営業利益70億円(EPS149.3円)、来2010年11月期91億円(EPS182.8円)、2011年11月期114億円(EPS227.1円)を予想。投資判断「Buy」を継続、目標株価を従来の3000円から3660円(10年度予想ベースPER20倍)へ引き上げた。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
■オバマ新大統領と為替/ポジティブ・サプライズで株高=円安・ドル高と予想
今週20日(火)、オバマ氏が第44代の米国大統領に就任する。大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は16日、「就任後の発言や政策が為替に影響を与える要素となる」との見通しを示した。新政権による大型景気対策の具体的な内容と規模、追加的な金融安定化策の有無などに対する市場の反応が注目される。ポジティブ・サプライズで株高となった場合、必ずしも円以外の通貨に対してドル高になるとは限らないが、「円安・ドル高にはなる」と言う。ただ、「通商政策で保護主義的な印象を与えると、ドル高を抑える要因になる」と見る。
■今週の予想レンジ(先週のレンジ)
ドル/円: 88.00− 93.00 ( 88.48− 90.57)
ユーロ/円:116.00−122.00 (116.23−121.65)
ユーロ/ドル:1.2900−1.3400 (1.3026−1.3489)
豪ドル/円: 57.50− 63.50 ( 58.19− 63.54)
豪ドル/ドル:0.6450−0.6950 (0.6538−0.7042)
▼FX相場予想/2か月分ほど動いた気分だが、慌てることないよ
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は16日夜、為替相場について概ね次のようにコメントした——。
まだ年明けてから2週間じゃん。2か月分くらい相場が動いたような気分。慌てることないよ。特に今の相場は分析する連中が闊歩しているが、騒ぐほどの材料だとも思わないよ。ところで90円台買い進んでいる米系連中、いくらまで買うのかね?トヨタが喜ぶレベルまで買ったらどうかね?そういえば、チャイナの名前、あまり聞かなくなったなあ。どんな仕手も最後の末路は同じ。(1月16日夜中。)
▼ユーロ相場反発/ユーロドル=買いに限界、ドル円=91円が中期的高値
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、FX相場の動向について次のようにコメントした——。
16日は東京時間、ロンドン時間共に円安ドル安が進んでいます。トリシェ総裁が追加利下げの可能性を否定しなかったことはユーロ売り要因ですが、それ以上に大分ユーロが売られていたために上げてしまっているということかと思います。もっとも、今後もECBに利下げの余地が残されているとなれば、ユーロ買いには限度があると見ています。もう少し勢いづいて上昇してしまう可能性は捨てきれないものの、ユーロドルの1.33ドル近辺は売りゾーンと見ておきます。ドル円は91円が中期的な高値とみていましたので、そこに大分近づいてきたという印象です。こちらも、もう少し上昇するかもしれませんが、91円近辺では売っていきましょう。
▼今週の債券相場/相場リズムからは、意外と押しが深くなる可能性
日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。
今週の債券相場見通し…10年298回債利回りは1.190〜1.275%と予想
今週の10年298回債利回りは1.190〜1.275%での推移を予想する。スケジュールを見ると、予見できる材料は少なく、1.10%台定着とする根拠は欠ける。一方、相場のリズムからすれば、今月第1週に1.30%台を見たように、意外と押しが深くなる可能性があろう。1.30%接近では押し目買いが入りやすいと考えたとしても、上限の1.275%は少し心許ない感もある。一方、イールド・カーブは依然、スティープ化の圧力が残ろう。しかし、明日の30年債の入札を終えれば、27日に20年債が控えているとは言っても、その圧力は徐々に緩和されると見られる。
▼米欧商品市況/ほぼ全面高=貴金属、穀物、ソフトなどが急反発
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された16日の海外商品市況は次のようになった——。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
NY金 2009/ 2 839.9 + 32.6 アルミ3カ月物 1,465.0 - 15.0
NY銀 2009/ 3 1,121.5 + 77.5 銅3カ月物 3,355.0 + 75.0
NYプラ 2009/ 4 953.3 + 31.1 ニッケル3カ月物 10,855 + 160
NYパラ 2009/ 3 185.95 + 6.05 NY原油 2009/ 2 36.51 + 1.11
シカゴ大豆 2009/ 3 1020.00 +25.50 NYコーヒー 2009/ 3 115.80 + 1.90
シカゴコーン 2009/ 3 391.00 +25.75 NY粗糖 2009/ 3 12.26 + 0.30
ドル・円 90.72 + 0.91 シカゴ日経平均 2009/ 3 8,285 + 160
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【NY貴金属=急反発、3連休を控えた買い戻しが優勢に】
金は急反発。ドル安や株価指数の上昇をはやして前日の高値を抜いたあと、原油・株価はマイナスに転じたが、3連休を控えた買い戻しが続いて終日、上値を切り上げた。
銀は急反発。ドル安や株価指数先物の上昇を受けて金が急伸したことをはやし、テクニカル買いや3連休を控えた買い戻しを誘って一週間ぶりの高値に急騰した。
プラチナは急反発。ドル安や株価指数先物・金の上昇をはやし、前日の高値を突破した。ただ、立会時間は、ドル反発や原油・株価の反落から頭の重い値動きとなった。
パラジウムは急反発。ドル安やその他の貴金属の上昇を受け、前日の高値を抜いて上値追いとなった。原油・株価の反落で後退したが、3連休を控えた買戻しで回復した。
【シカゴ穀物=大豆は大幅続伸、コーンは急反発】
大豆は大幅続伸。3月限は、ドル安やアルゼンチンの高温乾燥予報をはやして上昇したあと、前日の高値を試す勢いがなかったことや原油・株価の下落で地合いを後退したが、コーン急伸や作付見通しの引き下げで上値を伸ばした。コーンは急反発。3月限は、ドル安や大豆の上昇をはやして前日の高値を突破したあと、原油・株価の反落、作付面積見通しの上方修正などの圧迫要因がみられたが、テクニカル買いが3連休を控えた買い戻しを誘って急伸した。
【NYソフト=コーヒーは反発、粗糖は続伸】
アラビカ・コーヒーは反発。3月限は1週間ぶりの水準へと下落した前日の流れに対する修正となるなか、ドル安・株高を好感したが、終盤はドル相場の切り返しや株式相場の下落などで上げ幅を削った。粗糖は続伸。3月限は、ニューヨーク入り後にはドル安や株高などを好感したが、6日の高値を突破できず、ドル・株式相場の反転で、その後は上げ幅を縮小した。 (オーバルネクスト シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
株式会社大阪証券取引所(8697)
■取締役の辞任に関するお知らせ
http://www.ose.or.jp/profile/press/090116.pdf
ソニー株式会社(6758)
■ソニー・エリクソン:2008年度第4四半期および2008年度通期連結業績概要のお知らせ
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/semc/pdf/q408.pdf
株式会社サイバーエージェント(4751)
■結婚準備クチコミ情報サイト「ウエディングパーク」クチコミ投稿数3万件突破
積水ハウス株式会社 (1928)
■本社及び生産部門の再編について
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2009.html

