今週の注目材料・オバマ政権発足後のドルほか

★東証1+2部時価総額(23日)=254兆7783億円(前日比−7兆1036億円)

★ニュース・ヘッドライン

午前の東京株式市場=株価はクロス円での円高進行や決算発表を控えは7700円台でのもみ合い。日経平均 が終値で前日比+11.72円高の7756.97円、またTOPIXも同−1.13安の772.42、JASADAQ指数は同−0.06安の44.74となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは19業種。証券商品先物、海運業、保険業などが上位を占めた。

午前の東京外為市場=為替相場は対ユーロで円高、対ドルは小康。ドル円相場は89円台前半で推移し、ユーロ円は114円台後半で推移している。

■今週の注目材料/12月鉱工業生産=前月比▲9.0%と予想

クレディ・スイス証券チ−フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は23日、今週の注目材料として30 日(金)発表の12月の鉱工業生産を取り上げ、次のようにコメントした——。

(1)前回(11月):前月比▲8.5%

(2)予測(12月):当社 前月比▲9.0%、コンセンサス 前月比▲9.0%

12月の貿易統計では、輸出額が前年比35.0%減と、現行の統計開始後、最大の下落幅となった。前月に続き、輸送機械、電気機械、一般機械といった主力輸出品の減少が、減少分の約3分の2を占めている。こうした業種では、この数ヶ月間急速に減産ペースを加速させており、12月の輸出の減少は、同月の大幅な減産計画と整合的な動きである。

今回の生産調整局面の特徴は、在庫がそれほど積み上がっていない中で、需要が急速に悪化しているということである。11月には、大幅な生産減にもかかわらず、在庫率も大幅に上昇した。弊社の推計では、12月の輸出数量は11月の前期比16.9%減に続き、同10.1%減と大幅に減少した。在庫率は高止まりしていると予想され、1月の生産計画も前回の前月比2.1%減から大幅に下方修正されている可能性があろう。

▼今日の株価予想/円の高止まりや決算発表本格化前に手控え要因重なる

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した——。

東京市場は弱含みの展開か。米国株の底堅い動きを好感する場面も想定されるが、円の高止まりや決算発表本格化を前に手控え要因が重なる。医薬や小売などディフェンシブ関連株を物色する流れは続きそうだ。日経平均の25日移動平均線とのマイナスかい離は先週末時点で9.3%まで拡大。今後の下押し局面では短期的な突っ込み警戒感が強まると考えられ、11月安値7406円を前に反発の動きが見られるかどうかが注目される。変化しやすい日柄としては1月29日や2月3日などが重要となる。

23日のNY株式市場ではダウ平均は小幅続落。注目されたGEの決算は44%の減益、ゼロックスの99%減益決算などが嫌気され、一時213ドル安まで下落した。しかし、8000ドル以下やS&P500で 800p付近の水準では、値ごろ感の買いが入りやすく指数は下げ止まる動きに。オバマ大統領がプレジデンツデーまでに景気刺激策の議会承認を目指すと示したことも重なり、大幅に下落幅を縮小させて終了した。

一方、NASDAQやS&P500は反発。業種では金融やエネルギーが上昇した一方、資本財や生活必需品が下落した。ドル建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ110円高の7840円。一方、円建ての清算値は7745円となった。

先週末の東京市場は大幅反落。外部環境の悪化を受けて全面安の展開となった。東証1部の値下がり銘柄数は1344と全体の78.4%に達し、主力の国際優良株が軒並み安となり下げを主導。営業赤字に転落するソニーが急落し、投資家心理を冷やした。日経平均は前日の下ひげレベルでの寄り付きから、それを一度も上回れない典型的に弱いパターン。ローソク足では陰の丸坊主を形成した。

テクニカル分析

今週は弱含みの展開となりそうだ。心理的節目の7500円や11月21日につけた直近(7406円)あたりが下値メドとして意識される。週足では13週移動平均線が再度下落に転じることになるため、より下ブレリスクが高まろう。日米ともに決算発表が本格化することや、重要な経済統計が多く手控え要因となる。特に日本では12月の鉱工業生産、米国では10−12月GDPが注目される。

話題の銘柄

5333日本碍子/年後半から回復の理由がある数少ない会社、目標株価1360円 

クレディ・スイスでは、「日本ガイシの業績予想を見直した。今期営業利益は自動車需要の落ち込みやエレクトロニクス製品の不振により従来の403億円から290億円へ下方修正する。会社計画420億円は1月29日の第3四半期決算発表時に下方修正される可能性が高い。来期営業利益予想も従来の333億円から247億円へ下方修正。ただし、09年度下期からの排ガス浄化フィルターの回復により業績は回復に向かう見通し。排ガス規制導入という景気回復を待たずして業績回復を見込める数少ない会社としての評価は変えていない。さらに、2010年以降は排ガス浄化フィルターに加え、需要好調なNAS電池の新規工場立ち上がりがあり(2010年5月に生産能力を約70%増強する計画)、長期成長トレンドに戻ろう」と指摘。今2009年3月期連結営業利益を従来予想403億円(EPS79.9円)から290億円(EPS57.3円)へ、来2010年3月期同333億円(EPS69.5円)から247億円(EPS52.7円)へ、2011年3月期同466億円(EPS97.4円)から434億円(EPS90.4円)へ減額。目標株価は従来の1400円から1360円へ若干引き下げたが、投資評価「OUTPERFORM」を継続した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

■オバマ政権発足後のドル/世界的不況を背景に、ドルは当面堅調に推移か

大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は23日、オバマ政権発足後のドル相場について、過去の米新大統領就任前後のドル相場を振り返ることで予想した——。

亀岡さんはまず、米国の新大統領就任前後のドル相場を振り返ると、就任後は逆にドル高になりやすいと言う。だが、民主党のカーター、クリントン大統領の場合は次第にドル安へと変化している。両大統領就任時は米国景気が上向きでドル安、それ以外の共和党の大統領就任時は景気が下向きでドル高となった。今回の景気は言うまでもなく下向きだ。そのことからすると、「民主党政権であっても、世界的不況を背景にドルがしばらくは堅調に推移する可能性がある」と見る。

■今週の予想レンジ(先週のレンジ)

ドル/円: 87.00− 92.00 ( 87.13−91.30)

ユーロ/円:112.00−118.00 (112.12−122.17)

ユーロ/ドル:1.2600−1.3100 (1.2825−1.3387)

豪ドル/円: 55.00− 61.00 ( 56.29−62.19)

豪ドル/ドル:0.6250−0.6750 (0.6457−0.6841)

▼FX相場予想/世界の国債大量発行=FX相場にも大きな影響出そう

AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は23日、為替相場について概ね次のようにコメントした——。

相場は、夜中前と夜中以降が朝顔、昼顔って感じの違いだったねえ。いろいろ考えていたが、これだけ世界中で国債を発行しまくっているとどうなるのかねえ?日本人もいいかげんに懲りただろうから、海外起債ものはあまり買わないだろう。為替相場にもいろいろ大きな影響が出そうな気がするね。(1月23日夜中。)

▼FX相場予想/クロス円下落を先導するポンド円=方向は売り

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、FX相場の動向について次のようにコメントした——。

23日はかなりクロス円での円高が激しく進んでいます。

特にそれを先導しているのがポンド円です。ポンド円は119円前半まで下げ、市場最安値を更新してきました。英国金融機関の業績不振から、相場全体に不透明感が広がり、クロス円が売られる展開です。大分下げているものの、海外時間に引き続き売られる可能性も捨てきれません。ストップロスを置くなどして、リスクをしっかりと管理しましょう。方向としては、やはり売っていくのがいいと思います。こう下げてしまうと戻りの目処を探るのは正直難しいのですが、ドル円であれば88円後半、ユーロ円は114円手前辺りまで戻すことがあれば、売ってみるのがいいでしょう。ずいぶんと下げていますから、ここから更に突っ込み売りは避けておきます。

海外FX市場サマリー

ドル円は5日続落。欧州市場では英欧景気の先行き不透明感を背景にユーロ円やポンド円を中心としたクロス円の下落につれて一時87.97円まで売られた。ただ、米国市場では米国株が下げ渋ったことを意識した買い戻しが優勢となった。市場関係者からは「週末で短期筋からのポジション解消の動きが強まった」との声が聞かれた。一時89.63円まで値を上げた。

ユーロ円は続落。ドル円と同様に欧州市場で売り込まれた反動でショートカバーが先行。一時115.98円付近まで買い戻しが入った。

ユーロドルも続落。欧州市場で独企業の破産やポンドドルの下落を受けて一時昨年12月8日以来の安値となる1.2764ドルまで売り込まれた反動で、ショートカバーが先行した。週末の持ち高解消に伴うユーロ買い・ドル売りなども入り、一時1.3035ドルまで値を上げた。

▼今週の債券相場/押し目買いvs.戻り売り=タイトなレンジは続く?

日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした——。

今週の債券相場見通し…10年298回債利回りは1.205〜1.275%と予想

今週の10年298回債利回りは1.205〜1.275%と予想する。

外部環境が悪化すれば押し目買いが、好転すれば戻り売りがとの構図になっており、この2週間は極めてタイトなレンジでの推移にとどまっている。今週も基本的にその構図は崩れないだろう。崩れるなら、きっかけは参加者が手控えるような外部環境の変化に違いないが、現時点で予見できるものは少ない。一方、イールド・カーブは27日の20年債入札を終えれば、フラット化傾向に転じると見込む。

本日の想定レンジとコメント …もみ合いから弱含み

先週末、米10年国債利回りは一時、2.68%まで上昇したが、結局、最後は前日比ほぼ変わらず。NYダウは小幅安(▲45.24ドル)。これらは本日の相場に概ね中立。株安が進行しても、(上記のように、)ここからは益出しなど債券売却につながりやすい部分が多い。また、明日の20年債入札への準備も続く公算。本日の相場はもみ合いから、どちらかと言えば、弱含みと予想する。カーブはスティープ化圧力が残ろう。(AM6:44、佐野さん)

本日の想定レンジ(長国先物3月限) : 139円40銭 〜 139円83銭

▼今週の長期金利/引き続き1.20%台のレンジ内でもみ合うと予想

三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした——。

<予想レンジ>

・ 長期金利(#298) 1.210%〜1.290%

・ 債券先物(3月限) 139.20円〜140.00円

<シナリオ>

長期金利は引き続き1.20%台のレンジ内でもみ合う。ファンダメンタルズの悪化および金融緩和の強化見通しに発する低下圧力と、利益確定売りや換金売りなどに伴う上昇圧力との綱引きによる。米債軟調が続けば、後者の要因が優勢となり強含み。

ポイントは(1)期待に応えられるか?新価が問われるオバマ米大統領の政策手腕、(2)デフレスパイラルの足音がひたひたち近づいている国内経済、(3)売り/買いニーズが拮抗している債券需給など。

■原油週間展望/上げ材料に乏しく、目先は40ドル台でのもみ合いか

投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された23日の海外商品市況は次のようになった——。

[1月26日からの1週間の展望]

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週間高低(カッコ内は日付) 1 月 19 日〜 1 月 23 日

始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比

ガソリン 2009/ 7 37,700 37,850(19) 33,550(21) 34,260 -3,460

灯  油 2009/ 7 37,560 37,860(19) 33,320(23) 33,380 -4,450

原  油 2009/ 6 27,870 28,000(19) 24,980(23) 24,980 -3,470

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<原油>       始 値  高 値  安 値  22 日終値 前週末比

  NY原油 3 月限 42.43 45.10(22) 39.11(20) 43.67 +1.10

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<今週の焦点> 28 日 石油連盟 原油・石油製品供給統計週報

       28 日 米石油協会(API)の週間在庫統計

       28 日 米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計

        ※米国の統計は現地の日付

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【NY原油とブレント原油のサヤ縮小】

ニューヨーク原油は、40ドル台での推移が続いている。深刻な景気悪化による需要減少懸念や高水準の原油在庫を背景に上値は重く、大きく上昇できる地合いではない。イスラエルがパレスチナ自治区ガザから撤退を開始したことや、ロシアがウクライナ経由での欧州向けの天然ガス輸出を再開したことなどは圧迫材料。またニューヨーク原油の受渡場所であるオクラホマ州クッシングでの在庫も高水準にある。ただ、価格はこれらをほぼ織り込みつつあるとみられ、40ドル接近では底堅い動きが続きそうだ。

地政学的リスク後退などからニューヨーク原油3月限のブレント原油3月限に対する下ザヤが縮小している。一時4ドル超まで拡大した逆ザヤも1.72ドルまで縮小している。

22日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した1月16日までの週間在庫統計で、原油在庫は前週比610万バレル増、ガソリン在庫は同650万バレル増、留出油在庫は同80万バレル増となった。原油在庫は過去5年の同時期の最高水準を上回り、また、オクラホマ州クッシングの原油在庫は、過去最高の3320万バレルに達している。高水準の在庫は引き続き価格の圧迫要因となる。

需要が弱く、供給面での材料や地政学的リスクを除くと上げ材料に乏しく、目先は40ドル台での推移となろう。また、米国の景気悪化は深刻なものの、英国や欧州地域での景気悪化で、対欧州通貨でドルは売られにくくなっており、ドル安を背景に商品市場が大きく上昇するという構図も描きにくい。                        (オーバルネクスト 東京/佐藤昌彦さん)

情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/

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ニュース・チェック

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

株式会社大阪証券取引所(8697)

■当社は次のとおり「個人投資家向け会社説明会」を実施する予定です。

【日 時】平成21年2月6日(金)15:00より

【場 所】大和コンファレンスホール(東京都千代田区丸の内1-9-1 グラントウキョウ ノースタワー18階)

【説明者】(株)大阪証券取引所 代表取締役社長 米田 道生

【詳細・お申込】 https://www.daiwair.co.jp/individual/index_gt1.cgi?id=6

株式会社デンソー(6902)

■少人数世帯専用の家庭用自然冷媒(CO2)給湯機「エコキュート」の開発について

デンソー、東京電力株式会社および株式会社コロナは、少人数世帯専用の家庭用自然冷媒(CO2)給湯機

「エコキュート」を共同で開発いたしました。

http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2009/090123-01.html

株式会社マーベラスエンターテイメント(7844)

■取締役・執行役員の異動に関するお知らせ

http://www.mmv.co.jp/company/index.htm