★東証1・2部時価総額(9日)=451兆1236億円(前日比-9兆5346億円)
■08-09年度好調セクター(1)/
電機=09年度は、13%営業増益を予想
総合商社=資源の対純利益比率は67%まで上昇
大和総研(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)がこのほどまとめた企業業績見通し(2008年度第1次予想)での、2008年度~2009年度の各年度に好業績が見込まれる有望セクターについてのコメントをご紹介しよう――。
総合商社=2008年度
[07年度] 修正純利益は06年度比8%増となった。国内外金利の上昇によって金融収支が悪化したが、主に機械、化学品の外需主導による堅調な推移や、不振であった石炭事業を除く金属、エネルギーの好調で吸収した。また、純利益は多額の一過性利益が寄与し、06年度比21%の大幅増となった。純利益では、原油高の寄与とキャピタル益で膨らんだ資源関連(金属、エネルギーセグメントの合計)が21%増、非資源関連が19%増となった。純利益に占める資源関連の比率は60%と前期と同水準であった。
[08年度] 修正純利益は07年度比45%増を予想、前回予想比では1,269億円の増額修正である。商品価格の前提を引き上げたことで、三井物産、三菱商事の金属資源関連の収益を大幅に増額した。純利益は07年度比23%増を予想、資源関連が同43%増、非資源関連が同9%増を見込むため、純利益に占める資源関連の比率は67%まで上昇しよう。
[09年度] 修正純利益は08年度予想比5%減、前回予想比では22億円の減額修正である。純利益は同3%減を予想するが、非資源関連は引き続き収益基盤の拡充により増益(7%増)を見込む。一方で、鉄鋼原料の価格下落により、資源関連は同12%減となる見通しで、純利益に占める資源関連の割合は62%に低下しよう。 (石曽根毅さん)
▼今日の株価予想/
反発から上値切り上げに期待、機械受注が決め手
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
東京市場は反発が期待される。米国市場はまちまちの動き。外部環境からは手掛かり材料難に乏しく、機械受注が決め手となりそうだ。また、金融関連株が手掛けづらい一方で、106円台の円相場を背景に輸出関連株には買いは期待できよう。日経平均は一目均衡表の転換線が上昇に転じるなか、横ばいが予想される5日移動平均線を突破することができるかどうかが注目される。
9日のNYダウは反発。ナスダックは続落した。発表された4月の住宅指標や原油先物が下落したことを好感。先週末の急落の反動から値ごろ感からの買いが強まった。ただ、根強いインフレへの警戒感、またリーマン・ブラザーズが赤字決算見通しや増資を発表したことで、あらためて金融機関への先行き不透明感を強める格好となった。フィラデルフィア半導体(SOX)指数は0.8%下落。シカゴ日経先物は14220円と昨日の大証日中終値に比べ10円安となった。
今日は寄り前に4月の機械受注が発表される。3月は2ヵ月連続のマイナスだったうえ、同時に発表された4-6月期見通しも2ケタの減少。今回も市場予想(前月比+3.0%)を下回り、マイナスとなれば米国市場同様、景気減速や企業収益悪化などの警戒感が強まる可能性が十分に考えられる。
逆に市場予想以上の結果となった場合には、短期のテクニカル指標の好転と相まって上値を切り上げる展開が予想される。3月安値以降のドルの上昇トレンドは続いており、主力の輸出関連株には押し目買いから指数を下支えする効果が期待できよう。
テクニカル分析
日経平均のテクニカル面では、25日移動平均線や一目均衡表の基準線レベルが下値サポートとして意識されている。今日は一目均衡表の転換線が上昇に転じる。株価が横ばいの動きであれば、今日下落に転じた5日移動平均線が横ばい基調になるため、5日移動平均線の上方に回帰するチャンスでもある。
一方、25日移動平均線はゆっくりと横ばい基調へと変化。昨日は下値サポートとして機能したが、サポート力は徐々に弱くなり下回るリスクも想定する必要があろう。それを回避するためにも、
5日移動平均線の上方で上値をトライする動きに期待したいところである。上値メドは、6日安値の14489円や200日移動平均線の14700円前後。一方、下値メドは25日移動平均線の14090円前後や心理的節目の14000円などが考えられる。
話題の銘柄
5016 新日鉱HD/銅価格上昇の恩恵が大きい、目標株価850円→920円
メリルリンチでは、非鉄業界で最も上値余地が大きい銘柄として同社を挙げた。銅権益の保有量が大きいことから価格上昇の恩恵が大きいという。銅の感応度は+10cent/lbの銅価格変動で経常利益が+26億円(三菱マテルアルは+7億円)。また、パラキシレンのマージンが改善途上にあることや、主力品の1つで低迷が続いていたベンゼン市況が上昇に転じていることにも着目。石油化学事業ではマージンがやや圧迫傾向にあるものの、ジェット燃料油や軽油価格がシンガポール市場で高騰していることを考慮すると、自家燃料コストの悪化分はある程度補える見通し。2012年からはカセロネス鉱山(年間11-15万トンの電気銅生産)からの寄与が期待できるため、徐々にバリュエーションが切りあがると予想した。今期の銅価格前提は342.5cent/lb→378.8cent/lbへと修正している。これらを踏まえて今後の業績を見直し。経常利益ベースで、今09年3月期を、会社予想1450億円(EPS 77.69円)に対し、1600億円→1842億円(112.35円)、来10年3月期を1367億円→1435億円(EPS 80.71円)、11年3月期を1522億円→1603億円(EPS 95.46円)と上方修正。投資判断「買い」を継続し、目標株価を850円→920円と引き上げた。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
●東証IPO銘柄
■日本アジア投資株式会社 (8518)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200806/6jaic.html
当社は、将来性豊かなベンチャー企業に対し、企業成長に必要な資金提供と株式上場に向けた支援を行い、企業価値の向上と新産業の育成、雇用の創造に貢献する独立系ベンチャーキャピタルです。日本・アジア・米国を機軸に国境を越えたクロスボーダービジネスを展開し、また、バイアウト投資や事業再生投融資、セカンダリー投資などにも積極的に取り組み、各成長ステージにある中堅・中小企業の様々なニーズに対して総合的な金融サービスを提供しております。 会社ホームページ:http://www.jaic-vc.co.jp/
▼ドル円投資戦術/
どの値段もこの先一ヶ月程度は出会う、と予想
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は9日、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
ドル円のチンタラぶりは予定通りであるが、こんなふうに上がったり下がったりというどうでもいい日々がまだ続くだろう。一生懸命やらずに適当にやっているのが良いだろう。ストップロスも不要かと思われる。どの値段もこの先一ヶ月程度は出会うだろう。
いよいよもって日本にもインフレが来そうである。若い連中はインフレを知らないんだよね。
まったくデフレも厄介であるが、インフレは識者たちが騒ぐが、人間というのはおかしなもので何でも値段が上がると高揚感の出る動物らしい。デフレよりもインフレのほうが皆うるさくなって面白いかもしれないよ。(6月9日。月曜日。雷雨の日。)
▼ドル円相場/
今回の米失業率の数字は、「ドル売り」の材料
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は9日、為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
マーケットは、「米国雇用統計(米国失業率)」の発表後にドル売りに反応したが、その反応も、数字が悪いのと比べて、ドル売りの加速度が弱い。この数字の発表で、米国のリセッション(景気後退)が、明らかになった印象。
バーナンキFRB議長の発言が、先週、話題になったが、バーナンキ氏は、こういった数値を事前に知っていたのではないか?と、いった、『うがった見方』も、思い浮かんでしまう。米国中央銀行システムの長が、そういった不公正なことをしているとは、考えたくないが、あまりにタイミングが良すぎる印象をぬぐえない。
FRB議長が、その立場上、事前に、数字を知っていることは、不正ではないが、それを示唆するような、リークは、不公正な印象をぬぐえない。そういった意味で、何だか、釈然としない思いが残る。もともと米国のリセッションは明瞭だが、それを捻じ曲げて、来年は良くなる、といったコメントが多い。
(中略)米国は、既に、昨年後半から、現在も、景気後退局面(リセッション状態)にある、と、個人的には考えている。今回の米国失業率(雇用統計)の数字は、「ドル売り」の材料にしかならない、と考える。
▼ドル円投資戦術/
悪いニュースに耐久力=当面は緩やかな円安続く
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は9日、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。
金曜日(6日)の相場は、米失業率が凄いことになりました。
発表された数字が5.5%と、前回の5.0%よりも0.5%の上昇です。今まで見たことがない悪化ぶりでした。これを背景に400ドル近く米ダウは下げ、為替は円高に向かいました。それを受けての東京市場でしたが、日経は2%程度下落したものの、為替は円安に向かっています。
今まではこういう悪い内容の指標なり、ニュースなりが出てくると、急激な円高になっていました。しかし投資家も悪いニュースに慣れてきて、段々と耐久力がつき違った動きをするようになっています。ここからは多少不安定なニュースが飛び出しても、急激な円高にならなそうですし、むしろ円高に下げる局面では押し目買いをしていきたいところです。ドル円、ユーロ円、その他のクロス円も軒並み円安が進んでいます。しばらく緩やかな円安が続くと思います。
■原油と債券相場/
原油急落⇒金融危機懸念再燃⇒「質への逃避」復活も
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント…下落。カーブはベア・フラット化
昨日の米債市場は利上げ懸念が再燃、大きくベア・フラット化。景気減速にもかかわらず、欧米の利上げ競争というリスク・シナリオの可能性を高く見積もる向きが増えている。日本の環境は違うが、ある程度それに沿った期待形成がなされよう。したがって、本日は相場下落、カーブはベア・フラット化と予想する。ただ、それに従い、5年国債入札はクーポンが1.4%となる公算。最終的な投資家の需要はそこそこあろう。機械受注は船舶・電力を除く民需で前月比若干のプラスが予想の中心。反応は乏しそうだ。(AM6:44、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物6月限) : 134 円36 銭 ~ 134 円75 銭
原油価格の急騰と急反落、双方の展開を想定すべき
6月5日のトリシェECB総裁発言のインパクトは大きかった。
それを増幅したのはもちろん、米5月失業率の大幅上昇だが、その発言なしには、先週末の大荒れの市場はなかったはずだ。失業率の上昇はFRB の利上げ観測を後退させ、欧米金利差拡大の思惑がドル安ユーロ高を招いた。そして、ドル安は原油高という連想が働いた。実際、最近の両者の相関度は高い。皮肉なことに、バーナンキFRB 議長は3日の講演でドル安によるインフレ警戒感を示していた。WTI 先物(期近物)は一時、1バレル=139.12 ドルまで急伸、NY ダウは394 ドル安の急落、4.0%台に乗せていた10 年国債利回りは3.90%まで反落した。
▼今日の長期金利/
FRB議長発言+5年債入札への警戒感=上昇余地
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#293) 1.750%~1.790%
・ 債券先物(6月限) 134.40円~134.75円
<シナリオ>
長期金利は昨日の米債安を受けて反発。バーナンキFRB議長が昨日の米地区連銀総裁に続いてタカ派発言をくり返すと、5年利付国債入札への警戒感も一段と高まり、上昇余地を探る。一方、低調な機械受注は無視。明日の債券先物の限月交代に備えた動きは波乱要因に。
■石油プロコメント/
原油は下がりにくく、100ドルは強力な下値支持
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された9日の海外商品市況と、「厳選!!プロフェッショナル・コメンタリー(石油)」は次のようになった――。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
---------------------------------------
NY金 2008/ 8 898.1 -0.9 アルミ3カ月物 2,952.0 -5.0
NY銀 2008/ 7 1721.0 -22.0 銅3カ月物 7,980.0 -20.0
NY白金 2008/ 7 2059.6 -21.7 ニッケル3カ月物 21,995 -5
NYパラ 2008/ 9 429.60 -4.20 NY原油 2008/ 7 134.35 -4.19
シカゴ大豆 2008/ 7 1452.00 -5.50 NYコーヒー 2008/ 7 131.05 -4.75
コーン 2008/ 7 657.25 +6.50 NY粗糖 2008/ 7 9.70 -0.04
ドル・円 106.26 +1.29 シカゴ日経平均 2008/ 6 14,220 +155
---------------------------------------
厳選!!プロフェッショナル・コメンタリー(石油) 2008/6/06 08:00
By 国際開発センター エネルギー・環境室 主任研究員 須藤 繁氏
NY原油相場は、5月22日の時間外取引で135.09ドルまで上昇を強め、史上最高値を更新した。米国の石油在庫水準が低いこと、中国やインドで引き続き需要が増えていること、またサブプライム問題による信用危機を受けて投機資金が流入していることがその背景にある。
今後も米国では26日のメモリアル・デーを過ぎてドライブ・シーズンに入るので、夏場の需要期に向けて150ドルを目指してさらに高騰するとの見方が出ている。その背景にはナイジェリアやイランでの政情不安、OPECが増産に慎重であること、インフレ懸念の高まり、米軍機がベネズエラを領空侵犯し両国間で緊張が高まっていること、中国・四川大地震で発電用ディーゼルの需要が増大していること、投資ファンドが資金配分を増やしていること等々、強材料に事欠かないという事情がある。
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価はNYダウの70ドル高や円安進行で、一時100円を超えたが、その後は利益確定売りなどから反落。昨日のレベルでもみ合いとなった。日経平均 が終値で前日比-8.29円安の14173.09円、またTOPIXも同-0.19安の1397.35、JASADAQ指数は同-0.20安の63.89。業種別株価指数の騰落率ランキングでは東証33業種のうち14業種が上昇。保険業、パルプ・紙、石油石炭製品などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替はバーナンキFRB議長のインフレ警戒発言でドルが上昇し、円安が進んだ。ドル円相場は106円台半ばで推移、ユーロ円は166円台前半で推移している。
★日興AM=7月1日より、資産運用シミュレーション『投信王 夏の陣』をスタート
日興アセットマネジメント株式会社(取締役会長兼CEO:ティモシー・マッカーシー氏)は7月1日より、日本株式ファンドの運用をウエブ上で行う資産運用シミュレーション『投信王 夏の陣』をスタートする。専門学校、短期大学、4年生大学、大学院に在籍している学生を対象とした「学生対抗投信王」を行う。期間3ヶ月、仮想資金10億円を日本株式で運用し、運用成果を競う。なお、『投信王』の参加者数は5月末現在1858人。同月のランキングでは、トップのファンドの騰落率は+45.5%となっている。 http://www.nikko-am.co.jp/
★ハートフォード生命=相続ニーズに対応した新商品の一時払変額終身保険を発売
ハートフォード生命保険(代表取締役社長: デイビッド N. レベンソン氏)は、相続ニーズに対応した新商品として一時払変額終身保険「フォーライフ ステップアップ」を開発し、6月9日(月)より、東海東京証券株式会社(本店:東京都中央区、代表取締役社長最高経営責任者:石田建昭氏)において販売を開始。新商品「フォーライフステップアップ」は、一時払保険料を特別勘定で運用し、被保険者の死亡時の資産残高や死亡保険金の最低保証額のいずれか大きい金額を受取れる変額終身保険。最大の特徴として「ステップアップ死亡保障」機能があり、運用成果に応じて、死亡保障の最低保証額が最大で基本保険金額の150%まで増加する。「この機能により、将来起こり得るインフレによる保険金の目減りに対応することが期待でき、お客様の大切な資産の次世代への円滑な継承を支援します」と言う。 http://www.hartfordlife.co.jp/index.html
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
カブドットコム証券株式会社(8703)
■「あんしん株券・投信入庫キャンペーン」の実施
株式会社サイバーエージェント(4751)
■サイバーエージェント企画・制作の「ペプシネックス モバイルスペシャルサイト」
「第7回モバイル広告大賞」キャンペーンサイト部門に入賞
http://ir.cyberagent.co.jp/
■08-09年度好調セクター(1)/
電機=09年度は、13%営業増益を予想
総合商社=資源の対純利益比率は67%まで上昇
大和総研(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)がこのほどまとめた企業業績見通し(2008年度第1次予想)での、2008年度~2009年度の各年度に好業績が見込まれる有望セクターについてのコメントをご紹介しよう――。
総合商社=2008年度
[07年度] 修正純利益は06年度比8%増となった。国内外金利の上昇によって金融収支が悪化したが、主に機械、化学品の外需主導による堅調な推移や、不振であった石炭事業を除く金属、エネルギーの好調で吸収した。また、純利益は多額の一過性利益が寄与し、06年度比21%の大幅増となった。純利益では、原油高の寄与とキャピタル益で膨らんだ資源関連(金属、エネルギーセグメントの合計)が21%増、非資源関連が19%増となった。純利益に占める資源関連の比率は60%と前期と同水準であった。
[08年度] 修正純利益は07年度比45%増を予想、前回予想比では1,269億円の増額修正である。商品価格の前提を引き上げたことで、三井物産、三菱商事の金属資源関連の収益を大幅に増額した。純利益は07年度比23%増を予想、資源関連が同43%増、非資源関連が同9%増を見込むため、純利益に占める資源関連の比率は67%まで上昇しよう。
[09年度] 修正純利益は08年度予想比5%減、前回予想比では22億円の減額修正である。純利益は同3%減を予想するが、非資源関連は引き続き収益基盤の拡充により増益(7%増)を見込む。一方で、鉄鋼原料の価格下落により、資源関連は同12%減となる見通しで、純利益に占める資源関連の割合は62%に低下しよう。 (石曽根毅さん)
▼今日の株価予想/
反発から上値切り上げに期待、機械受注が決め手
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
東京市場は反発が期待される。米国市場はまちまちの動き。外部環境からは手掛かり材料難に乏しく、機械受注が決め手となりそうだ。また、金融関連株が手掛けづらい一方で、106円台の円相場を背景に輸出関連株には買いは期待できよう。日経平均は一目均衡表の転換線が上昇に転じるなか、横ばいが予想される5日移動平均線を突破することができるかどうかが注目される。
9日のNYダウは反発。ナスダックは続落した。発表された4月の住宅指標や原油先物が下落したことを好感。先週末の急落の反動から値ごろ感からの買いが強まった。ただ、根強いインフレへの警戒感、またリーマン・ブラザーズが赤字決算見通しや増資を発表したことで、あらためて金融機関への先行き不透明感を強める格好となった。フィラデルフィア半導体(SOX)指数は0.8%下落。シカゴ日経先物は14220円と昨日の大証日中終値に比べ10円安となった。
今日は寄り前に4月の機械受注が発表される。3月は2ヵ月連続のマイナスだったうえ、同時に発表された4-6月期見通しも2ケタの減少。今回も市場予想(前月比+3.0%)を下回り、マイナスとなれば米国市場同様、景気減速や企業収益悪化などの警戒感が強まる可能性が十分に考えられる。
逆に市場予想以上の結果となった場合には、短期のテクニカル指標の好転と相まって上値を切り上げる展開が予想される。3月安値以降のドルの上昇トレンドは続いており、主力の輸出関連株には押し目買いから指数を下支えする効果が期待できよう。
テクニカル分析
日経平均のテクニカル面では、25日移動平均線や一目均衡表の基準線レベルが下値サポートとして意識されている。今日は一目均衡表の転換線が上昇に転じる。株価が横ばいの動きであれば、今日下落に転じた5日移動平均線が横ばい基調になるため、5日移動平均線の上方に回帰するチャンスでもある。
一方、25日移動平均線はゆっくりと横ばい基調へと変化。昨日は下値サポートとして機能したが、サポート力は徐々に弱くなり下回るリスクも想定する必要があろう。それを回避するためにも、
5日移動平均線の上方で上値をトライする動きに期待したいところである。上値メドは、6日安値の14489円や200日移動平均線の14700円前後。一方、下値メドは25日移動平均線の14090円前後や心理的節目の14000円などが考えられる。
話題の銘柄
5016 新日鉱HD/銅価格上昇の恩恵が大きい、目標株価850円→920円
メリルリンチでは、非鉄業界で最も上値余地が大きい銘柄として同社を挙げた。銅権益の保有量が大きいことから価格上昇の恩恵が大きいという。銅の感応度は+10cent/lbの銅価格変動で経常利益が+26億円(三菱マテルアルは+7億円)。また、パラキシレンのマージンが改善途上にあることや、主力品の1つで低迷が続いていたベンゼン市況が上昇に転じていることにも着目。石油化学事業ではマージンがやや圧迫傾向にあるものの、ジェット燃料油や軽油価格がシンガポール市場で高騰していることを考慮すると、自家燃料コストの悪化分はある程度補える見通し。2012年からはカセロネス鉱山(年間11-15万トンの電気銅生産)からの寄与が期待できるため、徐々にバリュエーションが切りあがると予想した。今期の銅価格前提は342.5cent/lb→378.8cent/lbへと修正している。これらを踏まえて今後の業績を見直し。経常利益ベースで、今09年3月期を、会社予想1450億円(EPS 77.69円)に対し、1600億円→1842億円(112.35円)、来10年3月期を1367億円→1435億円(EPS 80.71円)、11年3月期を1522億円→1603億円(EPS 95.46円)と上方修正。投資判断「買い」を継続し、目標株価を850円→920円と引き上げた。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
●東証IPO銘柄
■日本アジア投資株式会社 (8518)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200806/6jaic.html
当社は、将来性豊かなベンチャー企業に対し、企業成長に必要な資金提供と株式上場に向けた支援を行い、企業価値の向上と新産業の育成、雇用の創造に貢献する独立系ベンチャーキャピタルです。日本・アジア・米国を機軸に国境を越えたクロスボーダービジネスを展開し、また、バイアウト投資や事業再生投融資、セカンダリー投資などにも積極的に取り組み、各成長ステージにある中堅・中小企業の様々なニーズに対して総合的な金融サービスを提供しております。 会社ホームページ:http://www.jaic-vc.co.jp/
▼ドル円投資戦術/
どの値段もこの先一ヶ月程度は出会う、と予想
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は9日、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
ドル円のチンタラぶりは予定通りであるが、こんなふうに上がったり下がったりというどうでもいい日々がまだ続くだろう。一生懸命やらずに適当にやっているのが良いだろう。ストップロスも不要かと思われる。どの値段もこの先一ヶ月程度は出会うだろう。
いよいよもって日本にもインフレが来そうである。若い連中はインフレを知らないんだよね。
まったくデフレも厄介であるが、インフレは識者たちが騒ぐが、人間というのはおかしなもので何でも値段が上がると高揚感の出る動物らしい。デフレよりもインフレのほうが皆うるさくなって面白いかもしれないよ。(6月9日。月曜日。雷雨の日。)
▼ドル円相場/
今回の米失業率の数字は、「ドル売り」の材料
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は9日、為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
マーケットは、「米国雇用統計(米国失業率)」の発表後にドル売りに反応したが、その反応も、数字が悪いのと比べて、ドル売りの加速度が弱い。この数字の発表で、米国のリセッション(景気後退)が、明らかになった印象。
バーナンキFRB議長の発言が、先週、話題になったが、バーナンキ氏は、こういった数値を事前に知っていたのではないか?と、いった、『うがった見方』も、思い浮かんでしまう。米国中央銀行システムの長が、そういった不公正なことをしているとは、考えたくないが、あまりにタイミングが良すぎる印象をぬぐえない。
FRB議長が、その立場上、事前に、数字を知っていることは、不正ではないが、それを示唆するような、リークは、不公正な印象をぬぐえない。そういった意味で、何だか、釈然としない思いが残る。もともと米国のリセッションは明瞭だが、それを捻じ曲げて、来年は良くなる、といったコメントが多い。
(中略)米国は、既に、昨年後半から、現在も、景気後退局面(リセッション状態)にある、と、個人的には考えている。今回の米国失業率(雇用統計)の数字は、「ドル売り」の材料にしかならない、と考える。
▼ドル円投資戦術/
悪いニュースに耐久力=当面は緩やかな円安続く
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は9日、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。
金曜日(6日)の相場は、米失業率が凄いことになりました。
発表された数字が5.5%と、前回の5.0%よりも0.5%の上昇です。今まで見たことがない悪化ぶりでした。これを背景に400ドル近く米ダウは下げ、為替は円高に向かいました。それを受けての東京市場でしたが、日経は2%程度下落したものの、為替は円安に向かっています。
今まではこういう悪い内容の指標なり、ニュースなりが出てくると、急激な円高になっていました。しかし投資家も悪いニュースに慣れてきて、段々と耐久力がつき違った動きをするようになっています。ここからは多少不安定なニュースが飛び出しても、急激な円高にならなそうですし、むしろ円高に下げる局面では押し目買いをしていきたいところです。ドル円、ユーロ円、その他のクロス円も軒並み円安が進んでいます。しばらく緩やかな円安が続くと思います。
■原油と債券相場/
原油急落⇒金融危機懸念再燃⇒「質への逃避」復活も
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント…下落。カーブはベア・フラット化
昨日の米債市場は利上げ懸念が再燃、大きくベア・フラット化。景気減速にもかかわらず、欧米の利上げ競争というリスク・シナリオの可能性を高く見積もる向きが増えている。日本の環境は違うが、ある程度それに沿った期待形成がなされよう。したがって、本日は相場下落、カーブはベア・フラット化と予想する。ただ、それに従い、5年国債入札はクーポンが1.4%となる公算。最終的な投資家の需要はそこそこあろう。機械受注は船舶・電力を除く民需で前月比若干のプラスが予想の中心。反応は乏しそうだ。(AM6:44、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物6月限) : 134 円36 銭 ~ 134 円75 銭
原油価格の急騰と急反落、双方の展開を想定すべき
6月5日のトリシェECB総裁発言のインパクトは大きかった。
それを増幅したのはもちろん、米5月失業率の大幅上昇だが、その発言なしには、先週末の大荒れの市場はなかったはずだ。失業率の上昇はFRB の利上げ観測を後退させ、欧米金利差拡大の思惑がドル安ユーロ高を招いた。そして、ドル安は原油高という連想が働いた。実際、最近の両者の相関度は高い。皮肉なことに、バーナンキFRB 議長は3日の講演でドル安によるインフレ警戒感を示していた。WTI 先物(期近物)は一時、1バレル=139.12 ドルまで急伸、NY ダウは394 ドル安の急落、4.0%台に乗せていた10 年国債利回りは3.90%まで反落した。
▼今日の長期金利/
FRB議長発言+5年債入札への警戒感=上昇余地
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#293) 1.750%~1.790%
・ 債券先物(6月限) 134.40円~134.75円
<シナリオ>
長期金利は昨日の米債安を受けて反発。バーナンキFRB議長が昨日の米地区連銀総裁に続いてタカ派発言をくり返すと、5年利付国債入札への警戒感も一段と高まり、上昇余地を探る。一方、低調な機械受注は無視。明日の債券先物の限月交代に備えた動きは波乱要因に。
■石油プロコメント/
原油は下がりにくく、100ドルは強力な下値支持
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された9日の海外商品市況と、「厳選!!プロフェッショナル・コメンタリー(石油)」は次のようになった――。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金 2008/ 8 898.1 -0.9 アルミ3カ月物 2,952.0 -5.0
NY銀 2008/ 7 1721.0 -22.0 銅3カ月物 7,980.0 -20.0
NY白金 2008/ 7 2059.6 -21.7 ニッケル3カ月物 21,995 -5
NYパラ 2008/ 9 429.60 -4.20 NY原油 2008/ 7 134.35 -4.19
シカゴ大豆 2008/ 7 1452.00 -5.50 NYコーヒー 2008/ 7 131.05 -4.75
コーン 2008/ 7 657.25 +6.50 NY粗糖 2008/ 7 9.70 -0.04
ドル・円 106.26 +1.29 シカゴ日経平均 2008/ 6 14,220 +155
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厳選!!プロフェッショナル・コメンタリー(石油) 2008/6/06 08:00
By 国際開発センター エネルギー・環境室 主任研究員 須藤 繁氏
NY原油相場は、5月22日の時間外取引で135.09ドルまで上昇を強め、史上最高値を更新した。米国の石油在庫水準が低いこと、中国やインドで引き続き需要が増えていること、またサブプライム問題による信用危機を受けて投機資金が流入していることがその背景にある。
今後も米国では26日のメモリアル・デーを過ぎてドライブ・シーズンに入るので、夏場の需要期に向けて150ドルを目指してさらに高騰するとの見方が出ている。その背景にはナイジェリアやイランでの政情不安、OPECが増産に慎重であること、インフレ懸念の高まり、米軍機がベネズエラを領空侵犯し両国間で緊張が高まっていること、中国・四川大地震で発電用ディーゼルの需要が増大していること、投資ファンドが資金配分を増やしていること等々、強材料に事欠かないという事情がある。
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ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価はNYダウの70ドル高や円安進行で、一時100円を超えたが、その後は利益確定売りなどから反落。昨日のレベルでもみ合いとなった。日経平均 が終値で前日比-8.29円安の14173.09円、またTOPIXも同-0.19安の1397.35、JASADAQ指数は同-0.20安の63.89。業種別株価指数の騰落率ランキングでは東証33業種のうち14業種が上昇。保険業、パルプ・紙、石油石炭製品などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替はバーナンキFRB議長のインフレ警戒発言でドルが上昇し、円安が進んだ。ドル円相場は106円台半ばで推移、ユーロ円は166円台前半で推移している。
★日興AM=7月1日より、資産運用シミュレーション『投信王 夏の陣』をスタート
日興アセットマネジメント株式会社(取締役会長兼CEO:ティモシー・マッカーシー氏)は7月1日より、日本株式ファンドの運用をウエブ上で行う資産運用シミュレーション『投信王 夏の陣』をスタートする。専門学校、短期大学、4年生大学、大学院に在籍している学生を対象とした「学生対抗投信王」を行う。期間3ヶ月、仮想資金10億円を日本株式で運用し、運用成果を競う。なお、『投信王』の参加者数は5月末現在1858人。同月のランキングでは、トップのファンドの騰落率は+45.5%となっている。 http://www.nikko-am.co.jp/
★ハートフォード生命=相続ニーズに対応した新商品の一時払変額終身保険を発売
ハートフォード生命保険(代表取締役社長: デイビッド N. レベンソン氏)は、相続ニーズに対応した新商品として一時払変額終身保険「フォーライフ ステップアップ」を開発し、6月9日(月)より、東海東京証券株式会社(本店:東京都中央区、代表取締役社長最高経営責任者:石田建昭氏)において販売を開始。新商品「フォーライフステップアップ」は、一時払保険料を特別勘定で運用し、被保険者の死亡時の資産残高や死亡保険金の最低保証額のいずれか大きい金額を受取れる変額終身保険。最大の特徴として「ステップアップ死亡保障」機能があり、運用成果に応じて、死亡保障の最低保証額が最大で基本保険金額の150%まで増加する。「この機能により、将来起こり得るインフレによる保険金の目減りに対応することが期待でき、お客様の大切な資産の次世代への円滑な継承を支援します」と言う。 http://www.hartfordlife.co.jp/index.html
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
カブドットコム証券株式会社(8703)
■「あんしん株券・投信入庫キャンペーン」の実施
株式会社サイバーエージェント(4751)
■サイバーエージェント企画・制作の「ペプシネックス モバイルスペシャルサイト」
「第7回モバイル広告大賞」キャンペーンサイト部門に入賞
http://ir.cyberagent.co.jp/

