今日の株価予想・円相場と日本版HIAほか

★東証1・2部時価総額(19日)=453兆9891億円(前日比+2兆6618億円)


▼今日の株価予想/
 様子見基調だが、14700円前後まで大きな節目はない


T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

東京市場は横ばいのスタートとなりそうだ。資源関連株や好業績期待銘柄中心に個別物色の展開が想定される。全般様子見ムードのなか利益確定売りの雰囲気が漂う一方、日経平均は昨年11月安値14700円前後までは大きな節目はない。この先、200日移動平均線までは、押し目買いが継続する可能性も考えられる。

19日のNYダウは反発。発表された4月の景気先行指標総合指数が前月比0.1%の上昇と、2カ月連続でプラスとなったことが好感された。ただ、株価が昨年末の水準に差し掛かってきていることもあり、戻り売りから引けにかけては上げ幅を縮小する動きとなった。ナスダックは続落し、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は3.3.%の下落。シカゴ日経先物は昨晩の大証日中終値と比べ20円高い14300円で終了した。

19日の東京市場は小幅反発で終了。東証1部の値上がり銘柄数は1037と全体の60.1%に達したが、配当利回りが長期金利を下回るなどバリュエーション面での割安感が解消されつつあるなか、上値追いをためらう動きは感じられる。ただ、原油相場や金など商品市況全般の上昇や、バルチック海運指数が最高値を更新するなど、足元では資源関連株の上昇が目立っており、個人投資家の投資余力の改善から循環物色意欲は途絶えない。

一方、直近の長期金利の上昇が景気の底堅さを予見するものであれば、債券売り・株買いの動きは続こう。業績見通しが良好なセクターや銘柄には継続した資金流入が期待できることになる。

テクニカル分析
日経平均株価の一目均衡表では遅行スパンが雲上限を上回った。現在の日経平均は2月高値を上回ったあと、昨年末からの急落過程の水準にあたり、累積売買高が比較的少ない価格帯である。そのため、昨年11月22日の安値14700円前後までは大きな節目はなく、今週はその水準に向けた動きになる可能性も十分に考えられる。 一方、週足では3月安値から7週間連続して陽線となり、さらに9週連続で上値を切り上げる足元の反発パターンは、これまでにもあまり見られないが、一旦は戻り一服の可能性も考えられるため、注意が必要な局面であろう。

上値メドは、心理的節目の14500円や昨年11月安値である14700円前後。一方、下値メドは、心理的節目の14000円や25日移動平均線の13690円前後などが考えられる。

話題の銘柄
7561ハークスレイ/今期は大幅増収増益予想(EPS199円)、目標株価2400円

メリルでは、「15日発表の08年3月期決算は売上高248億円(1.5%増)、経常利益13.3億円(48%減)。2日に会社はTRNコーポレーションの持分法損失5億円と出店未達により下方修正を発表済み。09年3月期は売上高711億円(187%増)、経常利益は37.5億円(182%増)と大幅増収増益を見込む」、「2008年5月にハークスレイは持分法のTRNに対してTOBを行い、連結子会社とした。TRNの売上高375億円、経常利益12億円が新たに09年3月期に加算される。単体も売上高313億円(36%増)、経常利益23億円(34%増)と高い成長を見込んでいる。新規出店(FC120店)とほっかほっか亭チェーンを離脱したプレナスのFC(約270店)向けの食材卸(約60億円)がドライバーとなる。当社予想はTRNの連結を織り込んでいないため見直すが、09年3月期会社予想EPS199円に基づくPERは6倍と割安感が顕著である」と指摘。投資評価「買い」、目標株価2400円を継続した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/



●東証IPO銘柄
■大和ハウスリート投資法人 投資証券 (3263)
http://www.tse.or.jp/rules/reit/meigara.html

本投資法人は、用途と投資エリアを分散した総合的なポートフォリオの構築を目指しており、商業施設、物流施設、賃貸住宅を中核資産としつつ、ホテル、医療介護施設、オフィスビルにも厳選投資を行います。本投資法人は、不動産投資信託証券市場の健全かつ安定的な発展に寄与できる よう、多様で優良な資産に投資する機会を幅広く投資家に提供したいと考えております。


■円相場と日本版HIA/
 日本版HIAは、時限措置なら円高効果大きい


さる5月9日、経済産業省は日本への資金還流を促して国内投資を活性化させることを狙い、日本企業の海外子会社からの受取配当金を非課税にする税制改正を要望する方針を打ち出した。

これに関して、大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、05 年の米本国投資法(HIA=Homeland Investment Act)がドル高を招いたように、「時限措置で日本版HIA が成立した場合は円高をもたらす可能性がある」と語る。

<米国の場合、内部留保残高7000億ドル規模の3割程度が還流>

まず、米HIAの例をみておこう。1 年間の時限措置として海外子会社から米国内への還流所得にかかる法人所得税率を通常の35%から5.25%に引き下げたため、米国への資金還流が急増した。米国際収支統計によれば、直接投資における海外からの配当金・配分済支店収益の受取は、04 年の669 億ドルから05 年には2836 億ドルに増加した。

追加的な還流額は2000億ドル強に上り、内部留保残高を7000億ドル規模とすれば、その3 割程度が還流したことになる。還流額は05 年10-12月期にかけて四半期ごとに増えていき、04年末まで下落基調にあったドル相場は05 年を通して上昇基調を辿った。そして、06 年には還流額が844 億ドルに減少し、ドル相場は再び下落基調に戻った経緯がある。



▼FX相場予想/
 16日、米雇用統計で「NFPが高すぎる」報道でドル下落


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

先週末、5月16日(金)の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、104円台後半---[104.70-75]レベル---でオープン。---東京市場の寄り付き(オープン)は、東京時間朝9:00---。5月16日(金)の東京市場朝方のドル/円(USD/JPY)は、じり安展開。東京市場の午後には、104円台ミドルを下に抜けて、[104.10-20]レベルまで下落した。東京市場クローズにかけては、欧州勢が参加して、ドルを買い上げる展開。東京市場クローズは、104円台ミドル。

この日の朝方のロンドン市場では、目先でドルを売った向きのストップ・ロス(損切り)を狙った「ドル買い」。いわゆる、ストップ・ロス・ハンティング。

ニューヨーク市場の朝方に、105円台前半に乗せるまで、ドル買いが続いた。この日のニューヨーク市場の朝方に、米国住宅関連の経済指標が発表されたが、事前の予想よりも良かった。そのことも、ドル/円(USD/JPY)が、105円台前半に乗せる材料となった。

105円台に乗せると、大量のドル売りがあった様子。この日のニューヨーク市場の朝方の105円台前半から、ドル/円(USD/JPY)は急落。昼前のニューヨーク市場までに、わずか3時間足らずで、103円台ミドルまで、約1円50銭の急落。

今月の始め(5月2日)に発表された米国雇用統計で、
非農業部門雇用者数(NFP)の数字が高すぎる、という報道があった。

5月2日に発表された非農業部門雇用者数(NFP)は、[マイナス2万人]であったが、[マイナス15万人]にまで、大幅な下方修正があるのではないか、といったウワサも流れた。こういった事柄も材料に、為替市場全般で、「ドル売り」が広がった。

ニューヨーク市場午後は、通常の、閑散とした金曜日のマーケット。
市場参加者が薄くなる中で、[104.00]アラウンドに値を戻してクローズ。

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週明け月曜日、5月19日の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、104円台前半---[104.10-15]レベル---でオープン。---東京市場の寄り付き(オープン)は、東京時間朝9:00---。19日、週明け月曜日、5月19日の東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場の朝方の時点までは、ドル/円(USD/JPY)は、動きらしい動きになっていない。[104.00]を挟んでの小動き上下動を繰り返している。 (2008年5月19日東京時間22:20記述)


▼FX相場予想/
 ゆーちょ銀行=海外投資の本格化はインパクトあり


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、FX市場について次のようにコメントした――。

「世の中が穏やかになると金利差相場に戻っていく法則」は今も健在で、ここのところ高金利通貨に対して中心に円安が進んでいます。スワップ派には嬉しい相場展開です。スワップ派に、更に朗報です。

今日の日経新聞に、ゆーちょ銀行が、海外投資を本格化すうという記事が掲載されています。ゆーちょ銀行の運用資産は約180兆円、このうちの一部を海外投資に振り向けるということで、今年度は1兆円超を外資系の運用機関に委託するということ。日本人としては、外資系に運用を委託しなければいけないという状況を情けなく思いますが、それはともかく、これほどの大手の運用機関が海外投資を本格化するというニュースはインパクトがありそうですね。



▼今日の長期金利/
「1.70%でひとまず天井」との見方が徐々に優勢に


三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#292) 1.645%~1.675%
・ 債券先物(6月限) 135.05円~135.35円

<シナリオ>
長期金利は、昨日の流れを引き継いで弱含み。「1.70%でひとまず天井を打った」との見方が徐々に優勢に。ただし乱高下への警戒感が抜け切らないため、日経平均が上値慕いの動きを見せると下げ渋る。日銀金融政策決定会合は影響なし。

債券先物チャート
6月限の日足は前日の陰線にはらむ上影陽線。底値固めから反転の前ぶれと見ることができる。
【チャート・ポイント】
141.91円:年初来高値(3月19日)
140.50円:マド埋め(3月31日ザラバ安値)
140.19円:雲上辺(本日)
139.40円:雲下辺(本日)
138.25円:半値戻し【141.91円→134.58円】
137.22円:基準線
137.11円:2008年の始値
137.05円:マド埋め(3月31日ザラバ安値)
135.98円:マド埋め(5月13日ザラバ安値)
135.57円:転換線
<135.35円:本日の6月限予想レンジ上限>
≪135.20円:先週末のLIFFE先物6月限終値≫
135.21円:5日移動平均
≪135.12円:昨日の東証6月限終値、前日比+0.41円≫
<134.05円:本日の6月限予想レンジ下限>
134.28円:年初来安値(5月14日)
134.14円:07年10月9日のザラバ安値
132.54円:マド埋め(07年7月26日ザラバ高値
131.87円:倍返し【136.89円→141.91円】
131.17円:07年10月9日のザラバ安値
130.84円:07年6月13日のザラバ安値
130.76円:2007年の最安値(6月13日)


■NY金相場/
 900ドル割れで実需買いが入り値固め局面


エース交易ホームトレード部シニアアナリストの陳晁熙(チン・チョウキ)さん(Chen Chaur-Shi)は19日、NY金先物相場について、概ね次のようにコメントした――。

金価格が上昇する主な要因は、(1)ドル安による信用収縮と金融不安、(2)原油価格の高騰と食物価格の上昇が招くインフレ懸念、であるが、最近の金の動きを見ると、(1)のドル安不安が一頃より弱まったことを示しているようだ。

金相場をここまで押し上げてきた買い要因に金ETFの上場がある。ETFは金現物に連動した証券化商品で、証券を購入することで金の現物を保有することになる。欧州、米国、豪州で取引されており、昨年はシンガポールでも上場され、今後は中東、東京でも上場される予定になっている。ETF残高は昨年には800トンを超え、世界各国の中央銀行が保有する金準備高と比較すると世界6位になる。ちなみに、世界第一位は米国で8134トン、第二位はドイツで3423トン、第三位はフランスで2452トン。日本は765トンでETF残高より低い。

<金ETF4大銘柄の残高=3月中頃に過去最大残高826トン>

さて、その金ETF最大手のStreet Tracksを含む4大銘柄の残高は3月中頃には過去最大残高の826トンとなった。しかし、4月末のFOMCを前にして、利下げ打ち止め観測が強まると、利食い売りも活発化し23日には775トンまで減少。30日のFOMCでFF金利が実際に0.25%引き下げられ2.00%になると、米国の景気底打ち感も強まり、さらなる利食い売りを招き、5月6日時点で、残高は746トンと年初を下回る水準まで落ち込んだ。



▼米欧商品市況/
 NY原油=期近は続伸、NYプラチナ=大幅続伸


投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された19日の海外商品市況は次のようになった――。

海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金   2008/ 6 905.8 +5.9 アルミ3カ月物 2,995.0 -45.0
NY銀   2008/ 7 1702.8 +6.8 銅3カ月物 8,315.0 -124.0
NY白金  2008/ 7 2158.2 +26.2 ニッケル3カ月物 26,100 -300
NYパラ   2008/ 6 451.35 -1.95 NY原油 2008/ 6 127.05 +0.76
シカゴ大豆  2008/ 7 1333.00 -45.00  NYコーヒー  2008/ 7 135.20 -2.80
コーン  2008/ 7 586.75 -4.25 NY粗糖   2008/ 7 10.86 -0.27
ドル・円   104.32 +0.39  シカゴ日経平均 2008/ 6 14,300 -50
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【貴金属=パラジウムを除き続伸、前半のドル安・原油高を好感】
ニューヨーク金は続伸。対ユーロのドル安や原油高をはやし、金曜の高値を抜いて上値を伸ばしたあと、ドル反発で押されたが、900ドルを維持して地合いを強めた。
ニューヨーク銀は続伸。ドル安・原油高で金曜の高値を抜いたあと、ドル反発や原油の反落でマイナスに転落したが、ドル高一服による買い戻しでプラスに切り返した。
ニューヨーク・プラチナは大幅続伸。ドル安や原油・金の上昇で金曜の高値を抜いたあと、ドル反発で利食われたが、強気のJM社見通しなどで切り返した。
ニューヨーク・パラジウムは小反落。ドル安や原油高、金・プラチナの上昇をはやしたが、ドル反発や原油・金の反落でマイナスに転落した。ただ、インサイドデー。

【非鉄=アルミは急反落、指定倉庫在庫の急増が圧迫】
ロンドン・アルミ3カ月物は急反落。買いが上回ったが中国大地震による上昇は一服、支援材料にもかかわらず、指定倉庫在庫の急増で金曜の安値を下回った。
ロンドン銅3カ月物は急反落。指定倉庫在庫の増加や上値が伸びなかったことで高値警戒感が広がり、利食い売りで値を消した。
ロンドン・ニッケル3カ月物は急反落。テクニカル売りで下げが加速し、年初来安値を更新した。

【石油=期近は続伸、改質ガソリン高に追随】
ニューヨーク原油は、期近が続伸。改質ガソリン高やOPEC議長が再び早期減産の可能性を否定したことなどが好感されたが、期近は前週末に付けた史上最高値を突破できず、立会い開始後は調整場面へと転じた。
石油製品は、ヒーティングオイル期近が急反落、改質ガソリン期近は大幅続伸。ヒーティングオイル期近は、14日に付けた史上最高値を更新できず、早めの手じまい売りなどに押された。改質ガソリン期近は、今週末から始まるドライブシーズン中の供給不安を背景に、史上最高値を更新した。 (オーバルネクスト シカゴ)

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ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、NYダウの上昇などから上昇して始まったが、結局、行って来いの相場。日経平均 が終値で前日比-45.49円安の14224.12円、またTOPIXも同-1.65安の1402.60、JASADAQ指数は同-0.49安の64.57となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち18業種が上昇。鉱業、鉄鋼、パルプ・紙などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替はドルの上値が重い展開。ドル円相場は104円台前半で推移、ユーロ円は161円台前半で推移している。

★堀内氏のFXコメント=ドル円は、無造作に往ったり来たりしているだけ
AIAの堀内昭利社長は今朝、ドル円相場について概ね次のようにコメントした。「動いてはいるのだが、無造作に往ったり来たりしているだけ。月曜は金曜の裏返しはいつものこと。投げと投げの殴り合い。この相場、うまくいってない人が多そうで、休むも相場か?オージー一人気を吐いている感じ。」

★日興AM=新追加型投信「日興ジャパン高配当株式ファンド」を設定、30日より運用開始
日興アセットマネジメント株式会社(取締役会長兼CEO:ティモシー・マッカーシー氏)は19日、新たに追加型投信「日興ジャパン高配当株式ファンド」を設定、5月30日より運用を開始すると発表した。募集は、5月19日から
日興コーディアル証券で開始。同ファンドは世界に誇れる日本企業に投資することで、世界経済の成長からもたらされるリターンの獲得を目指す。同社では、“+Nipponキャンペーン”の主軸商品と位置付けている。
http://www.nikko-am.co.jp/

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

ソニー株式会社(6758)
■有機EL青色素子で世界最高レベルの発光効率を達成
  http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200805/08-0519/index.html
 
株式会社サイバーエージェント(4751)
■(訂正)「平成20年9月期中間決算短信」の一部訂正について
http://ir.cyberagent.co.jp/