★東証1・2部時価総額(23日)=445兆8461億円(前日比-8455億円)
■特別インタビュー/
日本人に合わせた「定年後マネー処方箋」
~定年後の不安が解消できる「リタイアメント・ソリューション」の賢い活用法~
定年後の生活資金、相続に不安がいっぱい。その不安を抱えたまま金融商品を買う。日本人の老後対策は、いわば“ソリューション(処方箋)”抜きに行われてきた。日本の変額年金保険トップのハートフォード生命(代表取締役社長:デイビッドN.レベンソン氏)は、こうした現状に対し、日本人の生活文化、金銭感覚に合致し、相談から処方箋、資産づくりまで一貫した「リタイアメント・ソリューション」の提供を開始した。今回、スポークスパーソンである同社代表取締役マーケティング本部長(CMO)の砂川和彦氏に、お話を伺った――。
●従来、抜けていた「ソリューション(処方箋)」を充実
――今回、リタイアメント・スポークスパーソンになった感想と抱負をお聞かせください?
砂川 リタイアメント・ソリューションのメディア対応については、以前から社長と私が担当していましたので、今回は、私の役割が明確化された形です。こうしたサービスは根付くまでが大変なので、従来にも増して頑張っていきたいと思っています。
――日本の金融機関が提供してきたサービスと、「リタイアメント・ソリューション」の違いは?
砂川 第1に商品とサービス、アドバイスをきちんとセットにしてあること。第2に「リタイアメント・ソリューションズ・グループ(RSG)」という組織を新設し、多様な営業サポートツールを提供し、販売会社に対してきちんとプロモーションしていく点です。従来、ぼんやりしていた部分をプロセス、組織的に明確にしました。第3は、不安を解消してソリューション(処方箋)を提供していくという体制をきちんと整えたことです。一般的に、不安を煽るばかりでどうすればいいかが曖昧のまま「大変だよ、何とかしないといけない」ということでお話が終わり、そこからいきなり商品の話になってしまうことが多いのです。
――その間が飛んでいた・・・。
砂川 どういう対策を取ればよいかという解決策がないのです。それは、やはりソリューションとは言えません。端的な例は、豊かな老後を送るためには、月38万円必要と巷間言われています。ただ、豊かな老後の定義も明確ではないし、医療、介護が含まれているのかも不明です。一世帯平均の年金受取額が月23万円。差し引き15万円。15万円×12ヶ月=180万円。平均余命25年から30年。そうすると5000~6000万円。それに対して、家計調査から60歳時点の平均の金融資産が3000万円弱で半分ですというわけです。では、3000万円弱を6000万円程度にする良い処方箋を提供してきたかと言えば、大いに疑問でした。当社は必要資金を根本から問い直したうえで、ソリューションをきちんと提供していきます。
●日本人に合ったソリューションを開発
――米国ハートフォードの経験から生まれた発想ですか?
砂川 当社では米国の経験をベースに、オリジナルなものを開発しました。米国でうまくいっているからといってその手法をそのままコピーしても日本では通用しないケースが多々あります。例えば、米国の考え方は、消費-収入=不足分、その不足分は運用益で補うというものですが、日本では入ってくるお金のなかで賄えるようにするというのが健全な家計運営です。米国とはモデルが全然違います。今回もそれを基本に考える必要がありました。ですから、米国流をベースにしつつ、日米の違いをはっきりと意識して日本人に合ったソリューションを、今回きちんと作りました。
――お客はどこにアプローチして、アドバイスを受けて、どう利用すればよろしいでしょうか?
砂川 当社は銀行や証券会社などを通じて商品提供を行っています。それらの販売会社に対してリタイアメント・ソリューションズ・グループ(RSG)が販売サポートを行います。当面、私どもの考え方にご賛同頂くためのアプローチを進めています。
――販売会社の反応はいかがですか?
砂川 販売現場において適切なソリューションは必要とされているので、ウエルカムだと思います。ただ、多少時間がかかるでしょう。
――ライフプランができると次はソリューションです。商品ラインナップの予定は?
砂川 相続ニーズに対応した一時払変額終身保険「フォーライフ」を6月から発売します。また、投資信託の販売に向けて準備中です。図表にある商品ポートフォリオを今年中には揃えることを目指し、その後は、改良に改良を重ねていきます。
●一番のメリットは、「老後の不安が解消できること」
――顧客は、どのように「リタイアメント・ソリューション」を活用したらよいですか?
砂川 団塊世代のみなさんはたいていインターネットを使うので、まず当社のホームページをご覧になってください。まもなく「『セカンドライフの達人』のマネー術」という新たなウェブコンテンツを立ち上げるのですが、こちらではリタイアメントに関する多彩な情報と各種シミュレーション・ツールを用意しており、①年金見込額試算、②法定相続人の確認、③マネープラン作成を行うことができます。金融機関に相談する前段階の自分自身のおおまかな考え方をまとめる上では大変役に立ちます。
マネープランを立てる前に、年金がいくらもらえるか、そもそも年金を受け取る際の手続きの仕方など、しっかりまとめてある金融機関のホームページは意外に少ないと思いますが、当社がまもなくたちあげるウェブコンテンツでは、退職後のお金の準備についてかなりのことが分かります。いわばワンストップ・サービス。ホームページを参考にしてご家族で相談をしたり、じっくり考えて頂ければと思います。
――このサービスを利用する顧客にとっての一番のメリットは?
砂川 一番のメリットは老後の不安が解消できることです。私がTVやラジオに出演したときに、「老後の対策はさっぱりわかりません」というお話をよく聞きます。自分で考えるところまで少し道筋をつけるという点が安心感につながりますね。その先に、初めて具体的な商品を用意しているわけです。
――では最後に、今後の取り組みについてひと言お聞かせ下さい。
砂川 今は大きな捉え方ですが、将来的にはよりきめ細かなニーズにきめ細かく対応することを目指します。販売会社に相談のノウハウが蓄積されれば、お客様個々のニーズに応じたハイクオリティなサービス提供できるようになるでしょう。
――今日は、どうもありがとうございました。
詳しくはURL:http://www.hartfordlife.co.jp
▼4-6月期実質GDP/
マイナス=前期比年率-1.4%に転換との予想を維持
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は23日(金)、4-6 月期の実質GDP 成長率について、「マイナスに転じるとの予想を維持」と語った――。
(1)4-6月期の実質GDP 成長率はマイナス(前期比年率-1.4%)に転じるとの予想を維持
(2)雇用や所得環境が悪化する中、消費者の物価上昇期待は高まっており、今後、個人消費が急速に
失速するリスクが高まっている
<足下の景気減速感は強まっている>
1-3 月期の実質GDP 成長率は、前期比年率3.3%増と堅調な伸びとなった。閏年効果による民間消費支出の嵩上げと、輸入物価の上昇による実質純輸出の寄与によるところが大きい。しかし、民間企業設備投資が4 期ぶりに前期比マイナスに転じるなど、足下の景気減速感は強まっている。
19-23週は、4 月分が公表され始めたばかりであるが、4-6 月期の景気見通しにとってネガティブな材料が多かった。弊社では、4-6 月期の実質GDP 成長率はマイナス(前期比年率-1.4%)に転じるとの予想を維持している。
■今週の株式相場/
全体は外部環境睨みの動き、個別銘柄は活発売買
新光証券エクイティ情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は、今週の株式相場について次のようにコメントした――。
今週の東京市場は前週同様に揉み合いの展開か。全体相場が①外部環境を睨みながら動く一方で、決算内容の吟味を終えたアナリストによる②レーティング変更を受けて個別銘柄は活発に売買されるといった構図が予想される。外部環境面ではインフレ懸念が昂進、引き続き③原油相場に神経質な状態が続きそうだ。今月は米政府による景気対策の根幹として個人に対する戻し減税が実施された。ガソリン価格の高騰を相殺できるか否か、④消費に関する経済指標及び関連する企業の決算内容に注目したい。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。
▼今日の株価予想/
米株安ながらも、25日移動平均線では買い優勢か
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
週明けの東京市場は横ばいの展開か。ただ、先週末の米国株安を受けて、朝方は売り先行の動きとなりそうだ。その後は今晩の米国市場がメモリアルデーで休場となるため、様子見ムードが強まろうが、日経平均は25日移動平均線を意識した押し目買いから値を戻す展開が予想される。
23日の米国市場は大幅反落。発表された4月の中古住宅販売件数は市場予想をやや上回ったものの、在庫の増加や住宅価格の下落で住宅市場の先行きに不透明感が強まった。また、3連休前で手控え要因が強まるなか、原油価格の高止まりが市場の売り圧力を強めた。NYダウは一時166ドル安まで下げ、4月16日以来の12500ドル割れで取引を終了した。金融・住宅セクターは軟調。エネルギー関連株にも利益確定売りが目立った。シカゴ日経先物は先週末の大証日中終値と比べ165円安い13885円で終了した。
東京市場は本決算発表が一巡し手掛かり材料に乏しいなか、当面は海外株式や円相場、商品市況など外部環境を睨んだ展開が想定される。
足元では、原油価格を筆頭に商品市況の上昇が止まらない。そのような環境下で、経済成長の鈍化懸念やインフレ警戒感が強まっている。そういったなか、今週は米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が予定されている。インフレ懸念から利上げ観測が強まればドルの買い戻し、一方で商品市況の下落につながる可能性もあるため資源関連株には注意が必要な局面でもある。
国内では30日発表の4月の消費者物価指数(CPI)が注目される。4月のCPIは暫定税率の期限切れに伴うガソリン価格の下落で、3月よりも伸びが鈍化するとみられるが、足元の商品価格引き上げの影響から予想以上に高止まりする可能性も考えられよう。また、輸出の伸びが鈍化するなか、4月の鉱工業生産指数への影響が注目される。
テクニカル分析
日経平均のテクニカル面では、25日移動平均線は上昇を継続、先週末上値抵抗となった5日移動平均線は株価が現在の水準を維持したとして、週央28日あたりから横ばい、上昇に転じる可能性がある。一目均衡表では転換線は横ばい、基準線は上昇が継続する。遅行スパンが雲を上回ることが出来るかどうかが最も重要なポイント。日柄でも28日は変化しやすい日として重要だ。一方、3月安値から9週かけての上昇幅2700円に対する調整と考えれば、今週は26週移動平均線の下落が切り下がることから、株価も下値を切り下げる可能性はある。上値メドは、16日高値の14392円や14700円前後。一方、下値メドは、25日移動平均線の13850円前後や、22日安値の13658円、4月16日高値13222円などが考えられる。
話題の銘柄
8795T&DHD/ゴールドマンがコンビクション・リスト(買い)に新規採用、目標株価7880円
ゴールドマンでは、「過去10ヵ月、同社株価が実績EEV1倍以下と低迷したのは損失の可能性によるものではなく、EEVの一部である有価証券含み益の減少リスクによる調整であったことを確認。対グローバルの保険会社で見た同社株の割安感が本物である点が証明できたと考える。株式市場の回復に伴うEEV増加により、同社株価にはもう一段の上昇余地がある。多くの投資家が注目する太陽生命の新契約回復の可能性もカタリスト」、「4月以降同社株価は回復傾向にあるが、グローバルで見ても未だ割安水準。(1)3月末以降の株式市場回復、(2)運用環境悪化で減少したEEVの回復見通し、(3)太陽生命の新契約回復の可能性、の3点を踏まえて、09年3月期EEVは前年比30%増加を当社は予想(今09年3月期EEVを前期比30.6%増の2兆1186億円、来2010年3月期同14.1%増の2兆4175億円、2011年3月期同16.7%増の2兆8209億円と予想)。株価は09年3月期当社予想EEVに対して未だ75%水準にあり、株価上昇余地は大きい」と指摘。レーティング「買い」を継続し、コンビクション・リストに新規採用。今後12ヵ月の目標株価を従来の7380円から7880円に引き上げた。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
■ドル円予想/
過度の原油高=「株安+円高」要因を招きつつある
今年4 月以降の原油高は、市場の期待インフレ率を押し上げて海外を中心に名目金利を上昇させ、内外金利差の拡大を通じてクロス円を中心に円安要因になってきた。インフレリスクの増大が米国の利下げを休止させるとの見方を強め、ドル高に働いた時期もあった。
ところが、大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は23日(金)、「原油高は期待成長率(期待実質金利)の低下と株安をもたらし、比較的景気の弱い米国(ドル)に対する円高を招きつつある」と語った。今のところ期待成長率の低下より期待インフレ率の上昇による金利上昇が大きいユーロ圏などに対しては円安だが、ユーロ円も「成長減速が明確になると円高になる可能性はある」と言う。
■今週の予想レンジ(先週のレンジ)
ドル/円: 102.00-105.00 (102.74-104.69)
ユーロ/円:160.50-164.50 (161.46-163.86)
ユーロ/ドル:1.5550-1.5850 (1.5486-1.5816)
豪ドル/円: 97.00-101.00 ( 98.90-100.05)
豪ドル/ドル:0.9400-0.9700 (0.9511-0.9654)
▼ドル円投げ相場/
よく見ると買い方と売り方の顔は同じで“二十面相”
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は24日(土)、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
ドル円、おととい(22日)落ちたのは買い方の投げ。
23日上がったのは売り方の投げ。今日下がったのは買い方の投げ。よく見るとおそらく買っている奴と売っている奴の顔は同じで二十面相であろう。つまり、たいしたこともないのに無理やり相場を動かそうとしている。機は熟さず。19-23週は2円も動いていないのにドタバタと階段を上がったり、降りたりしていただけという三文劇場。ドルスイスは順調な下げである。
原油だが、おいおい、だなあ。
150ドルだ、というところまではついていけたが、200ドルなんて数字を聞くと、ほら吹き達めと思うよ。大体、過去の全ての相場の鉄則は、大口を叩く連中が出てきたら、相場は9合目ということである。アラブ人やロシア人に千両箱を次々と渡しているようなもんだ。それで、ドバイが宇宙空間都市?ふざけんな、って。(5月24日。土曜日。大安。)
▼FX&米株市場/
米国株下落とユーロドルに反応してドル円下落
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。
各市場の動き
ドル円は反落。一時103.05円まで売り込まれた。米国株相場が大幅に下落したことやユーロドルの上昇につれた売りが見られた。全米リアルター協会(NAR)が23日発表した4月の米中古住宅販売件数が市場予想を上回ったことへの反応は限定的だった。
ユーロ円は4営業日ぶりに反落。欧州市場で売り圧力が強まった流れを引き継いで始まった。
米国株相場の下落もユーロの重しになった。
ユーロドルは反発。一時1.5795ドルまで上昇した。原油価格の高止まりを受けた買いが入った。
米国株式相場は反落。ダウ工業株30種平均は大幅に反落。原油相場の上昇や全米リアルター協会(NAR)が23日発表した4月の米中古住宅販売件数で在庫が大きく増加したことが重しになった。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落。
▼今週の長期金利/
「1.70%」の心理的な節目を挟んで上下に振れる展開
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#292) 1.650%~1.750%
・ 債券先物(6月限) 134.10円~135.05円
<シナリオ>
長期金利は、「1.70%」の心理的な節目を挟んで上下に振れる展開。4月からの急上昇からの日柄調整が続く。ただし、日米株価の上値の重さや米長期金利の「3.90%」ラインでの天井感を背景に、押し目買いが相場の底値を固め始め、上昇余地は徐々に限られてくる。
ポイントは、(1)なお継続しそうな日柄調整、(2)インフレ/スタグフレーションがあおる期待インフレ、(3)資源インフレ+資産デフレ+景気下振れ=FRB利上げ!?
債券先物チャート
6月限の日足は実体部分が薄い影のコマだが、足長同時線に近い形で転換期を示唆。ただし大きく下振れして5月14日の年初来安値:134.28円と07年10月9日のザラバ安値:134.14円を突き抜け、転換線キープに失敗。
▼今週の債券相場/
先週末1.755%で一旦、セリング・クライマックスを迎えた
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
今週の債券相場見通し…10年292回債利回りは1.650~1.750%と予想
先週、「年度初弱気だった筆者は今、強気。国内のファンダメンタルズを考えた場合、金利は上昇ではなく、低下要因が多い」とした。その見方は今も変わらない。そして、同じように考える市場参加者は少なくなかろう。しかし、繰り返される急落に買いを手控える向きが増えている。加えて、需給主因の利回り上昇でもその状況が続くと、たとえば、「インフレ懸念で金利が上がり始めた」という理解が広がりやすくなる。10年国債利回りは我々が今年度の上限と考える1.750%を超えた。しかし、先週末の1.755%で一旦、セリング・クライマックスを迎えたと見る。292回債利回りは1.650~1.750%と予想する。一方、カーブはブルならスティープ、ベアならフラットと20年国債入札に関係なく、いわゆる基本形での推移を見込む。
本日の想定レンジとコメント…朝高後、伸び悩みの可能性高い
先週末の米国市場は株安債券高。10年国債利回りは前日比7bp低下の3.84%、2年は9bp低下の2.43%(ブルームバーグ)。LIFFEも大幅高。上記のように、一旦のセリング・クライマックスを迎えたと考えている。もっとも、市場のインフレ懸念は根強い(なお、筆者は現在の状況をインフレとは呼ばず、一部の物価上昇と捉える)。本日は朝高後、伸び悩みの可能性が高い。カーブはブル・スティープ化と見る。
本日の想定レンジ(長国先物6月限) : 134円55銭~134円79銭
■石油週間展望/
買い意欲強く、135ドルでは天井とはみなしにくい
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された23日の海外商品市況と、「石油週間展望」は次のようになった――。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
---------------------------------------
NY金 2008/ 6 925.8 +7.5 アルミ3カ月物 3,001.0 +6.0
NY銀 2008/ 7 1829.0 +26.5 銅3カ月物 8,180.0 +55.0
NY白金 2008/ 7 2176.3 -7.5 ニッケル3カ月物 24,100 +600
NYパラ 2008/ 6 457.30 +0.35 NY原油 2008/ 7 132.19 +1.38
シカゴ大豆 2008/ 7 1368.00 +43.25 NYコーヒー 2008/ 7 134.00 -0.20
コーン 2008/ 7 599.75 +4.00 NY粗糖 2008/ 7 10.01 -0.42
ドル・円 103.33 -0.78 シカゴ日経平均 2008/ 6 13,885 -155
---------------------------------------
石油週間展望
--------------------------------------
週間高低(カッコ内は日付) 5 月 19 日~ 5 月 23 日
始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
ガソリン 2008/ 11 86,840 92,030(22) 86,320(19) 91,120 +5,120
灯 油 2008/ 11 101,000 107,980(23) 99,710(20) 107,980 +8,450
原 油 2008/ 10 78,640 83,810(22) 77,960(19) 82,700 +5,360
======================================
<原油> 始 値 高 値 安 値 22 日終値 前週末比
NY原油 7 月限 126.15 135.09(22) 125.10(19) 130.81 +4.77
======================================
<今週の焦点> 28 日 石油連盟 原油・石油製品供給統計週報
29 日 米石油協会(API)の週間在庫統計
29 日 米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計
※米国の統計は現地の日付
--------------------------------------
【前週のレビュー】
ニューヨーク原油は130ドルの節目を試すとして、国内も上値余地あるが、高値警戒感が強まったことで、高値圏で乱高下しそうとした。
【NY原油は130ドル乗せ後も一段高へ】
ニューヨーク原油は、原油在庫の減少やドル安から、21日に130ドルを突破して、一時135ドル台まで急騰した。市場での買い意欲は非常に強く、130ドルも単なる通過点となり、上げが止まらない。22日に上げ一服となったが、相場は行き着くところまで行き着かないことには大きな修正はなさそうだ。市場関係者の間からは140~150ドルまでの価格上昇を予想する声が高まり、135ドルではまだ天井とはみなしにくい。
21日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した5月16日までの週間在庫統計で、原油在庫は前週比540万バレル減、ガソリン在庫は同80万バレル減、留出油在庫は同70万バレル増となった。大方の予想では原油在庫は若干の増加との見方だったところが、急減したことで上げに拍車をかけた。
なお、ガソリン在庫は今後のドライブシーズンへ向けて、在庫の積み増しに動くべき時期であるが、今年は在庫の減少傾向が続いている。この点が注目されるようなら、ガソリン高が原油高につながることとなりそうだ。 (オーバルネクスト 東京/佐藤昌彦さん)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、米国株安や円高進行を受けてほぼ全面安の展開。日経平均 が終値で前日比-312.35円安の13699.85円、またTOPIXも同-28.53安の1348.16、JASADAQ指数は同+0.36高の65.05となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち全ての業種が下落した。
午前の東京外為市場=為替は対ドルでは円高が進行した。ドル円相場は103円台前半で推移、ユーロ円は162円台後半で推移している。
★大和証券G=世銀と共同開発「排出権価格連動クーポン付米ドル建債券(元本確保型)」売出
世界銀行と大和証券グループは、特定の温室効果ガス削減プロジェクトの排出削減実績と排出権価格等にクーポンが連動する新型の債券、「排出権価格連動クーポン付米ドル建債券(元本確保型)」(愛称:World CO2L Bond(ワールドクールボンド))を共同開発し、大和証券グループにて同債券の売出しを行う。本債券は、京都議定書に基づく排出権取引の仕組みを活用した、「世界初」の売出債券となり、本債券の仕組みを世界銀行と共同で開発した大和証券エスエムビーシー株式会社が売出しを行う。また、大和証券株式会社は、売出取扱人として、日本の個人投資家を中心に同債券を販売する。 http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
カブドットコム証券株式会社(8703)
■東京証券取引所自主規制法人のeラーニングコンテンツ提供開始について
http://kabu.com/company/pressrelease/2008/20080523.asp
株式会社マーベラスエンターテイメント(7844)
■05/23 平成20年3月期 決算短信
■05/23 「継続企業の前提に関する事項の注記」不記載のお知らせ
http://www.mmv.co.jp/company/index.html
株式会社サイバーエージェント(4751)
■SEO(検索エンジン最適化)サービスの多言語対応を開始
http://ir.cyberagent.co.jp/
■特別インタビュー/
日本人に合わせた「定年後マネー処方箋」
~定年後の不安が解消できる「リタイアメント・ソリューション」の賢い活用法~
定年後の生活資金、相続に不安がいっぱい。その不安を抱えたまま金融商品を買う。日本人の老後対策は、いわば“ソリューション(処方箋)”抜きに行われてきた。日本の変額年金保険トップのハートフォード生命(代表取締役社長:デイビッドN.レベンソン氏)は、こうした現状に対し、日本人の生活文化、金銭感覚に合致し、相談から処方箋、資産づくりまで一貫した「リタイアメント・ソリューション」の提供を開始した。今回、スポークスパーソンである同社代表取締役マーケティング本部長(CMO)の砂川和彦氏に、お話を伺った――。
●従来、抜けていた「ソリューション(処方箋)」を充実
――今回、リタイアメント・スポークスパーソンになった感想と抱負をお聞かせください?
砂川 リタイアメント・ソリューションのメディア対応については、以前から社長と私が担当していましたので、今回は、私の役割が明確化された形です。こうしたサービスは根付くまでが大変なので、従来にも増して頑張っていきたいと思っています。
――日本の金融機関が提供してきたサービスと、「リタイアメント・ソリューション」の違いは?
砂川 第1に商品とサービス、アドバイスをきちんとセットにしてあること。第2に「リタイアメント・ソリューションズ・グループ(RSG)」という組織を新設し、多様な営業サポートツールを提供し、販売会社に対してきちんとプロモーションしていく点です。従来、ぼんやりしていた部分をプロセス、組織的に明確にしました。第3は、不安を解消してソリューション(処方箋)を提供していくという体制をきちんと整えたことです。一般的に、不安を煽るばかりでどうすればいいかが曖昧のまま「大変だよ、何とかしないといけない」ということでお話が終わり、そこからいきなり商品の話になってしまうことが多いのです。
――その間が飛んでいた・・・。
砂川 どういう対策を取ればよいかという解決策がないのです。それは、やはりソリューションとは言えません。端的な例は、豊かな老後を送るためには、月38万円必要と巷間言われています。ただ、豊かな老後の定義も明確ではないし、医療、介護が含まれているのかも不明です。一世帯平均の年金受取額が月23万円。差し引き15万円。15万円×12ヶ月=180万円。平均余命25年から30年。そうすると5000~6000万円。それに対して、家計調査から60歳時点の平均の金融資産が3000万円弱で半分ですというわけです。では、3000万円弱を6000万円程度にする良い処方箋を提供してきたかと言えば、大いに疑問でした。当社は必要資金を根本から問い直したうえで、ソリューションをきちんと提供していきます。
●日本人に合ったソリューションを開発
――米国ハートフォードの経験から生まれた発想ですか?
砂川 当社では米国の経験をベースに、オリジナルなものを開発しました。米国でうまくいっているからといってその手法をそのままコピーしても日本では通用しないケースが多々あります。例えば、米国の考え方は、消費-収入=不足分、その不足分は運用益で補うというものですが、日本では入ってくるお金のなかで賄えるようにするというのが健全な家計運営です。米国とはモデルが全然違います。今回もそれを基本に考える必要がありました。ですから、米国流をベースにしつつ、日米の違いをはっきりと意識して日本人に合ったソリューションを、今回きちんと作りました。
――お客はどこにアプローチして、アドバイスを受けて、どう利用すればよろしいでしょうか?
砂川 当社は銀行や証券会社などを通じて商品提供を行っています。それらの販売会社に対してリタイアメント・ソリューションズ・グループ(RSG)が販売サポートを行います。当面、私どもの考え方にご賛同頂くためのアプローチを進めています。
――販売会社の反応はいかがですか?
砂川 販売現場において適切なソリューションは必要とされているので、ウエルカムだと思います。ただ、多少時間がかかるでしょう。
――ライフプランができると次はソリューションです。商品ラインナップの予定は?
砂川 相続ニーズに対応した一時払変額終身保険「フォーライフ」を6月から発売します。また、投資信託の販売に向けて準備中です。図表にある商品ポートフォリオを今年中には揃えることを目指し、その後は、改良に改良を重ねていきます。
●一番のメリットは、「老後の不安が解消できること」
――顧客は、どのように「リタイアメント・ソリューション」を活用したらよいですか?
砂川 団塊世代のみなさんはたいていインターネットを使うので、まず当社のホームページをご覧になってください。まもなく「『セカンドライフの達人』のマネー術」という新たなウェブコンテンツを立ち上げるのですが、こちらではリタイアメントに関する多彩な情報と各種シミュレーション・ツールを用意しており、①年金見込額試算、②法定相続人の確認、③マネープラン作成を行うことができます。金融機関に相談する前段階の自分自身のおおまかな考え方をまとめる上では大変役に立ちます。
マネープランを立てる前に、年金がいくらもらえるか、そもそも年金を受け取る際の手続きの仕方など、しっかりまとめてある金融機関のホームページは意外に少ないと思いますが、当社がまもなくたちあげるウェブコンテンツでは、退職後のお金の準備についてかなりのことが分かります。いわばワンストップ・サービス。ホームページを参考にしてご家族で相談をしたり、じっくり考えて頂ければと思います。
――このサービスを利用する顧客にとっての一番のメリットは?
砂川 一番のメリットは老後の不安が解消できることです。私がTVやラジオに出演したときに、「老後の対策はさっぱりわかりません」というお話をよく聞きます。自分で考えるところまで少し道筋をつけるという点が安心感につながりますね。その先に、初めて具体的な商品を用意しているわけです。
――では最後に、今後の取り組みについてひと言お聞かせ下さい。
砂川 今は大きな捉え方ですが、将来的にはよりきめ細かなニーズにきめ細かく対応することを目指します。販売会社に相談のノウハウが蓄積されれば、お客様個々のニーズに応じたハイクオリティなサービス提供できるようになるでしょう。
――今日は、どうもありがとうございました。
詳しくはURL:http://www.hartfordlife.co.jp
▼4-6月期実質GDP/
マイナス=前期比年率-1.4%に転換との予想を維持
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は23日(金)、4-6 月期の実質GDP 成長率について、「マイナスに転じるとの予想を維持」と語った――。
(1)4-6月期の実質GDP 成長率はマイナス(前期比年率-1.4%)に転じるとの予想を維持
(2)雇用や所得環境が悪化する中、消費者の物価上昇期待は高まっており、今後、個人消費が急速に
失速するリスクが高まっている
<足下の景気減速感は強まっている>
1-3 月期の実質GDP 成長率は、前期比年率3.3%増と堅調な伸びとなった。閏年効果による民間消費支出の嵩上げと、輸入物価の上昇による実質純輸出の寄与によるところが大きい。しかし、民間企業設備投資が4 期ぶりに前期比マイナスに転じるなど、足下の景気減速感は強まっている。
19-23週は、4 月分が公表され始めたばかりであるが、4-6 月期の景気見通しにとってネガティブな材料が多かった。弊社では、4-6 月期の実質GDP 成長率はマイナス(前期比年率-1.4%)に転じるとの予想を維持している。
■今週の株式相場/
全体は外部環境睨みの動き、個別銘柄は活発売買
新光証券エクイティ情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は、今週の株式相場について次のようにコメントした――。
今週の東京市場は前週同様に揉み合いの展開か。全体相場が①外部環境を睨みながら動く一方で、決算内容の吟味を終えたアナリストによる②レーティング変更を受けて個別銘柄は活発に売買されるといった構図が予想される。外部環境面ではインフレ懸念が昂進、引き続き③原油相場に神経質な状態が続きそうだ。今月は米政府による景気対策の根幹として個人に対する戻し減税が実施された。ガソリン価格の高騰を相殺できるか否か、④消費に関する経済指標及び関連する企業の決算内容に注目したい。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。
▼今日の株価予想/
米株安ながらも、25日移動平均線では買い優勢か
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
週明けの東京市場は横ばいの展開か。ただ、先週末の米国株安を受けて、朝方は売り先行の動きとなりそうだ。その後は今晩の米国市場がメモリアルデーで休場となるため、様子見ムードが強まろうが、日経平均は25日移動平均線を意識した押し目買いから値を戻す展開が予想される。
23日の米国市場は大幅反落。発表された4月の中古住宅販売件数は市場予想をやや上回ったものの、在庫の増加や住宅価格の下落で住宅市場の先行きに不透明感が強まった。また、3連休前で手控え要因が強まるなか、原油価格の高止まりが市場の売り圧力を強めた。NYダウは一時166ドル安まで下げ、4月16日以来の12500ドル割れで取引を終了した。金融・住宅セクターは軟調。エネルギー関連株にも利益確定売りが目立った。シカゴ日経先物は先週末の大証日中終値と比べ165円安い13885円で終了した。
東京市場は本決算発表が一巡し手掛かり材料に乏しいなか、当面は海外株式や円相場、商品市況など外部環境を睨んだ展開が想定される。
足元では、原油価格を筆頭に商品市況の上昇が止まらない。そのような環境下で、経済成長の鈍化懸念やインフレ警戒感が強まっている。そういったなか、今週は米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が予定されている。インフレ懸念から利上げ観測が強まればドルの買い戻し、一方で商品市況の下落につながる可能性もあるため資源関連株には注意が必要な局面でもある。
国内では30日発表の4月の消費者物価指数(CPI)が注目される。4月のCPIは暫定税率の期限切れに伴うガソリン価格の下落で、3月よりも伸びが鈍化するとみられるが、足元の商品価格引き上げの影響から予想以上に高止まりする可能性も考えられよう。また、輸出の伸びが鈍化するなか、4月の鉱工業生産指数への影響が注目される。
テクニカル分析
日経平均のテクニカル面では、25日移動平均線は上昇を継続、先週末上値抵抗となった5日移動平均線は株価が現在の水準を維持したとして、週央28日あたりから横ばい、上昇に転じる可能性がある。一目均衡表では転換線は横ばい、基準線は上昇が継続する。遅行スパンが雲を上回ることが出来るかどうかが最も重要なポイント。日柄でも28日は変化しやすい日として重要だ。一方、3月安値から9週かけての上昇幅2700円に対する調整と考えれば、今週は26週移動平均線の下落が切り下がることから、株価も下値を切り下げる可能性はある。上値メドは、16日高値の14392円や14700円前後。一方、下値メドは、25日移動平均線の13850円前後や、22日安値の13658円、4月16日高値13222円などが考えられる。
話題の銘柄
8795T&DHD/ゴールドマンがコンビクション・リスト(買い)に新規採用、目標株価7880円
ゴールドマンでは、「過去10ヵ月、同社株価が実績EEV1倍以下と低迷したのは損失の可能性によるものではなく、EEVの一部である有価証券含み益の減少リスクによる調整であったことを確認。対グローバルの保険会社で見た同社株の割安感が本物である点が証明できたと考える。株式市場の回復に伴うEEV増加により、同社株価にはもう一段の上昇余地がある。多くの投資家が注目する太陽生命の新契約回復の可能性もカタリスト」、「4月以降同社株価は回復傾向にあるが、グローバルで見ても未だ割安水準。(1)3月末以降の株式市場回復、(2)運用環境悪化で減少したEEVの回復見通し、(3)太陽生命の新契約回復の可能性、の3点を踏まえて、09年3月期EEVは前年比30%増加を当社は予想(今09年3月期EEVを前期比30.6%増の2兆1186億円、来2010年3月期同14.1%増の2兆4175億円、2011年3月期同16.7%増の2兆8209億円と予想)。株価は09年3月期当社予想EEVに対して未だ75%水準にあり、株価上昇余地は大きい」と指摘。レーティング「買い」を継続し、コンビクション・リストに新規採用。今後12ヵ月の目標株価を従来の7380円から7880円に引き上げた。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
■ドル円予想/
過度の原油高=「株安+円高」要因を招きつつある
今年4 月以降の原油高は、市場の期待インフレ率を押し上げて海外を中心に名目金利を上昇させ、内外金利差の拡大を通じてクロス円を中心に円安要因になってきた。インフレリスクの増大が米国の利下げを休止させるとの見方を強め、ドル高に働いた時期もあった。
ところが、大和総研・経済金融調査部シニアエコノミスト(為替市場担当)の亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は23日(金)、「原油高は期待成長率(期待実質金利)の低下と株安をもたらし、比較的景気の弱い米国(ドル)に対する円高を招きつつある」と語った。今のところ期待成長率の低下より期待インフレ率の上昇による金利上昇が大きいユーロ圏などに対しては円安だが、ユーロ円も「成長減速が明確になると円高になる可能性はある」と言う。
■今週の予想レンジ(先週のレンジ)
ドル/円: 102.00-105.00 (102.74-104.69)
ユーロ/円:160.50-164.50 (161.46-163.86)
ユーロ/ドル:1.5550-1.5850 (1.5486-1.5816)
豪ドル/円: 97.00-101.00 ( 98.90-100.05)
豪ドル/ドル:0.9400-0.9700 (0.9511-0.9654)
▼ドル円投げ相場/
よく見ると買い方と売り方の顔は同じで“二十面相”
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は24日(土)、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
ドル円、おととい(22日)落ちたのは買い方の投げ。
23日上がったのは売り方の投げ。今日下がったのは買い方の投げ。よく見るとおそらく買っている奴と売っている奴の顔は同じで二十面相であろう。つまり、たいしたこともないのに無理やり相場を動かそうとしている。機は熟さず。19-23週は2円も動いていないのにドタバタと階段を上がったり、降りたりしていただけという三文劇場。ドルスイスは順調な下げである。
原油だが、おいおい、だなあ。
150ドルだ、というところまではついていけたが、200ドルなんて数字を聞くと、ほら吹き達めと思うよ。大体、過去の全ての相場の鉄則は、大口を叩く連中が出てきたら、相場は9合目ということである。アラブ人やロシア人に千両箱を次々と渡しているようなもんだ。それで、ドバイが宇宙空間都市?ふざけんな、って。(5月24日。土曜日。大安。)
▼FX&米株市場/
米国株下落とユーロドルに反応してドル円下落
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。
各市場の動き
ドル円は反落。一時103.05円まで売り込まれた。米国株相場が大幅に下落したことやユーロドルの上昇につれた売りが見られた。全米リアルター協会(NAR)が23日発表した4月の米中古住宅販売件数が市場予想を上回ったことへの反応は限定的だった。
ユーロ円は4営業日ぶりに反落。欧州市場で売り圧力が強まった流れを引き継いで始まった。
米国株相場の下落もユーロの重しになった。
ユーロドルは反発。一時1.5795ドルまで上昇した。原油価格の高止まりを受けた買いが入った。
米国株式相場は反落。ダウ工業株30種平均は大幅に反落。原油相場の上昇や全米リアルター協会(NAR)が23日発表した4月の米中古住宅販売件数で在庫が大きく増加したことが重しになった。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落。
▼今週の長期金利/
「1.70%」の心理的な節目を挟んで上下に振れる展開
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#292) 1.650%~1.750%
・ 債券先物(6月限) 134.10円~135.05円
<シナリオ>
長期金利は、「1.70%」の心理的な節目を挟んで上下に振れる展開。4月からの急上昇からの日柄調整が続く。ただし、日米株価の上値の重さや米長期金利の「3.90%」ラインでの天井感を背景に、押し目買いが相場の底値を固め始め、上昇余地は徐々に限られてくる。
ポイントは、(1)なお継続しそうな日柄調整、(2)インフレ/スタグフレーションがあおる期待インフレ、(3)資源インフレ+資産デフレ+景気下振れ=FRB利上げ!?
債券先物チャート
6月限の日足は実体部分が薄い影のコマだが、足長同時線に近い形で転換期を示唆。ただし大きく下振れして5月14日の年初来安値:134.28円と07年10月9日のザラバ安値:134.14円を突き抜け、転換線キープに失敗。
▼今週の債券相場/
先週末1.755%で一旦、セリング・クライマックスを迎えた
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
今週の債券相場見通し…10年292回債利回りは1.650~1.750%と予想
先週、「年度初弱気だった筆者は今、強気。国内のファンダメンタルズを考えた場合、金利は上昇ではなく、低下要因が多い」とした。その見方は今も変わらない。そして、同じように考える市場参加者は少なくなかろう。しかし、繰り返される急落に買いを手控える向きが増えている。加えて、需給主因の利回り上昇でもその状況が続くと、たとえば、「インフレ懸念で金利が上がり始めた」という理解が広がりやすくなる。10年国債利回りは我々が今年度の上限と考える1.750%を超えた。しかし、先週末の1.755%で一旦、セリング・クライマックスを迎えたと見る。292回債利回りは1.650~1.750%と予想する。一方、カーブはブルならスティープ、ベアならフラットと20年国債入札に関係なく、いわゆる基本形での推移を見込む。
本日の想定レンジとコメント…朝高後、伸び悩みの可能性高い
先週末の米国市場は株安債券高。10年国債利回りは前日比7bp低下の3.84%、2年は9bp低下の2.43%(ブルームバーグ)。LIFFEも大幅高。上記のように、一旦のセリング・クライマックスを迎えたと考えている。もっとも、市場のインフレ懸念は根強い(なお、筆者は現在の状況をインフレとは呼ばず、一部の物価上昇と捉える)。本日は朝高後、伸び悩みの可能性が高い。カーブはブル・スティープ化と見る。
本日の想定レンジ(長国先物6月限) : 134円55銭~134円79銭
■石油週間展望/
買い意欲強く、135ドルでは天井とはみなしにくい
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された23日の海外商品市況と、「石油週間展望」は次のようになった――。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
---------------------------------------
NY金 2008/ 6 925.8 +7.5 アルミ3カ月物 3,001.0 +6.0
NY銀 2008/ 7 1829.0 +26.5 銅3カ月物 8,180.0 +55.0
NY白金 2008/ 7 2176.3 -7.5 ニッケル3カ月物 24,100 +600
NYパラ 2008/ 6 457.30 +0.35 NY原油 2008/ 7 132.19 +1.38
シカゴ大豆 2008/ 7 1368.00 +43.25 NYコーヒー 2008/ 7 134.00 -0.20
コーン 2008/ 7 599.75 +4.00 NY粗糖 2008/ 7 10.01 -0.42
ドル・円 103.33 -0.78 シカゴ日経平均 2008/ 6 13,885 -155
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石油週間展望
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週間高低(カッコ内は日付) 5 月 19 日~ 5 月 23 日
始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
ガソリン 2008/ 11 86,840 92,030(22) 86,320(19) 91,120 +5,120
灯 油 2008/ 11 101,000 107,980(23) 99,710(20) 107,980 +8,450
原 油 2008/ 10 78,640 83,810(22) 77,960(19) 82,700 +5,360
======================================
<原油> 始 値 高 値 安 値 22 日終値 前週末比
NY原油 7 月限 126.15 135.09(22) 125.10(19) 130.81 +4.77
======================================
<今週の焦点> 28 日 石油連盟 原油・石油製品供給統計週報
29 日 米石油協会(API)の週間在庫統計
29 日 米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計
※米国の統計は現地の日付
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【前週のレビュー】
ニューヨーク原油は130ドルの節目を試すとして、国内も上値余地あるが、高値警戒感が強まったことで、高値圏で乱高下しそうとした。
【NY原油は130ドル乗せ後も一段高へ】
ニューヨーク原油は、原油在庫の減少やドル安から、21日に130ドルを突破して、一時135ドル台まで急騰した。市場での買い意欲は非常に強く、130ドルも単なる通過点となり、上げが止まらない。22日に上げ一服となったが、相場は行き着くところまで行き着かないことには大きな修正はなさそうだ。市場関係者の間からは140~150ドルまでの価格上昇を予想する声が高まり、135ドルではまだ天井とはみなしにくい。
21日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した5月16日までの週間在庫統計で、原油在庫は前週比540万バレル減、ガソリン在庫は同80万バレル減、留出油在庫は同70万バレル増となった。大方の予想では原油在庫は若干の増加との見方だったところが、急減したことで上げに拍車をかけた。
なお、ガソリン在庫は今後のドライブシーズンへ向けて、在庫の積み増しに動くべき時期であるが、今年は在庫の減少傾向が続いている。この点が注目されるようなら、ガソリン高が原油高につながることとなりそうだ。 (オーバルネクスト 東京/佐藤昌彦さん)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、米国株安や円高進行を受けてほぼ全面安の展開。日経平均 が終値で前日比-312.35円安の13699.85円、またTOPIXも同-28.53安の1348.16、JASADAQ指数は同+0.36高の65.05となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち全ての業種が下落した。
午前の東京外為市場=為替は対ドルでは円高が進行した。ドル円相場は103円台前半で推移、ユーロ円は162円台後半で推移している。
★大和証券G=世銀と共同開発「排出権価格連動クーポン付米ドル建債券(元本確保型)」売出
世界銀行と大和証券グループは、特定の温室効果ガス削減プロジェクトの排出削減実績と排出権価格等にクーポンが連動する新型の債券、「排出権価格連動クーポン付米ドル建債券(元本確保型)」(愛称:World CO2L Bond(ワールドクールボンド))を共同開発し、大和証券グループにて同債券の売出しを行う。本債券は、京都議定書に基づく排出権取引の仕組みを活用した、「世界初」の売出債券となり、本債券の仕組みを世界銀行と共同で開発した大和証券エスエムビーシー株式会社が売出しを行う。また、大和証券株式会社は、売出取扱人として、日本の個人投資家を中心に同債券を販売する。 http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
カブドットコム証券株式会社(8703)
■東京証券取引所自主規制法人のeラーニングコンテンツ提供開始について
http://kabu.com/company/pressrelease/2008/20080523.asp
株式会社マーベラスエンターテイメント(7844)
■05/23 平成20年3月期 決算短信
■05/23 「継続企業の前提に関する事項の注記」不記載のお知らせ
http://www.mmv.co.jp/company/index.html
株式会社サイバーエージェント(4751)
■SEO(検索エンジン最適化)サービスの多言語対応を開始
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