米逆資産効果の行方・3月の株価予想ほか

★東証1・2部時価総額(25日)=440兆530億円(前日比+10兆3020億円)

■米逆資産効果の行方/
 ミクロからマクロへ=ネガティブ・エクイティが拡がる兆し


クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は25日、米国では先週あたりから、住宅資産価値がモーゲージ負債残高を下回る、いわゆる“ネガティブ・エクイティ”が発生しつつあるとの指摘が見られ始めているとして、「米国のネガティブ・エクイティ」について次のような見解を示した――。

ポイント:
米国では先週あたりから、住宅資産価値がモーゲージ負債残高を下回る、いわゆる“ネガティブ・エクイティ”が発生しつつあるとの指摘が見られ始めている。筆者の推計によれば、マクロ的にはまだ“ネガティブ・エクイティ”は発生していないが、徐々に警戒すべき状況になってきたのも事実である。民主党大統領候補が政策論議の口火を切る形で、不良住宅ローン債権買い取り機構の創設や、大規模な債権放棄スキームの導入が検討される可能性もあり、注目である。


■3月の株価予想/
  日本株=U字型の回復パターンがメインシナリオ


大和総研・投資戦略部チーフ・ストラテジストの三宅 一弘さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、当面の株式相場の見通しについて、「日本株は、U字型の回復パターンをメインシナリオとする」と見ている。1月22 日に底値をつけた可能性があるが、本格上昇は、①FRB の大幅利下げの後の打ち止め接近、②米景気の回復の兆候、③モノラインの救済決定などが揃ってくる今年5~6月以降と予想する。

三宅さんは、「日本株のみならず主要国株価は中長期の観点から分岐点にある」と言う。
強気相場のシナリオは、世界経済が新興国主導で4%程度の高めの成長を維持する一方、米国がサブプライム問題に対処するため、実質ゼロ金利政策をとり、世界経済の高めの成長と低金利・過剰流動性によって株価が押し上げられるケースであろう。


▼今日の株価予想/
 25日線上昇続く、14250円前後まで上昇なるか


T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

東京市場はシカゴ日経先物(14020円)にサヤ寄せスタートとなりそう。引き続き、金融株中心に指数を押し上げる展開となろうが、戻り売り圧力も強く買い一巡後は利益確定売りが強まる可能性も考えられる。ただ、25日移動平均線の上昇は続くため、目先的には14250円前後までの上昇が期待できよう。

昨晩の米国株は大幅続伸。1月の中古住宅販売件数が市場予想ほど悪化しなかったことや、スタンダード・アンド・プアーズが金融保証会社のMBIAとアムバック・フィナンシャル・グループの格付けを維持する姿勢を示したことが好感された。


昨日の東京市場は米モノライン救済報道によって、銀行株中心に売り方の買い戻しが強まった。これまで牽引した国際優良株に加え、銀行株を中心とした主力内需セクターの動きが一致したことで、上値追いに拍車がかかった格好。東証1部の売買代金は3兆円を下回ったが、日経平均は5日移動平均線を上方に一気にブレイクし、2月4日の高値を終値で上回った。米国市場では引き続き経済統計やバーナンキ議長講演などもあり警戒感は必要だが、日本株全体では徐々に需給が改善方向に向かっており、押し目買いスタンスが有効と考える。


テクニカル分析
日経平均のローソク足では、陽の寄り引き坊主(下にザラバ安値がない線)を形成、先高期待が強まった。一目均衡表では遅行スパンが好転、転換線の上昇とともに基準線の上昇も実現した。


移動平均線では25日移動平均線が上昇転換、今日、明日とさらに上昇が切りあがる。27日には5日移動平均線の上昇も大きく切り上がる見込みとなることから、今日反動安があったとしても、今週は上値を切り上げる展開が想定される。


目先の上値メドで重要なのは、1月9日安値近辺の14250円前後や、昨年11月22日安値の14669円。一方、下値メドは、21日終値13688円や22日の高値13540円が考えられる。

話題の銘柄
4301アミューズ/レコード依存の体質から徐々に脱却し、高収益体質への変化図る

野村では、「アミューズは、サザンオールスターズ、福山雅治など音楽系アーティストを擁する大手芸能プロダクションである。今後はレコード会社依存の体質から徐々に脱却し、アーティストが生み出す楽曲の原盤権に対するイニシアティブを高めていく。これまで展開が遅れていた音楽配信ビジネスを強化し、より高収益な体質への変化を図る」、「07年3月期はメディアビジュアル事業において、大型投資の韓国作品の興行収入、DVD販売が軟調で約4億円の赤字が発生した。これを受け、映像作品への製作出資よりも、映画だけでなくTVドラマシリーズの買い付けを積極化するなど、投資スタイルの転換を進めている。08年3月期は同事業での黒字回復により、営業利益は前期比2.1倍が予想される。09年3月期は同社創業およびサザンオールスターズの結成30周年に当たり、大型イベントの開催などにより、営業利益は前期比2.2倍と高い増益モメンタムが続こう」と指摘。今2008年3月期連結営業利益を12.1億円と予想し、来2009年3月期連結営業利益を従来予想19.5億円から26.8億円へ、2010年3月期同15.8億円から17.3億円へ上方修正。「09年3月期はサザンオールスターズの結成30周年に当たり、周年イベントの開催も相俟って、営業利益は前期比2.2倍が見込まれる。10年3月期はその反動で同35%営業減益が予想されるが、08年3月期から10年3月期の平均営業増益率は年率45%と同業他社平均の10%を大きく上回る。しかし、09年3月期予想ベースのPERは12.8倍で、上場する芸能プロダクション3社平均の11.3倍をやや上回る水準に留まる。現在の株価には、事業構造改革によるパッケージビジネスの強化や音楽配信事業の業績貢献が織り込まれていないと考える」と指摘。レーティング「2」で新規カバレッジを開始した。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/



●東証IPO銘柄
■エノテカ(株) (3049)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200803/3enoteca.html

エノテカ株式会社は、1988年「For All Wine Lovers-すべてのワイン愛好家のために奉仕する」ことを経営理念として、「インポーターであり、卸しでもあり、かつリテールも有している」ことを強みとして、「ワインのエノテカ」というブランドを構築してまいりました。世界のワインの中心といわれているフランス・ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュを始め、イタリア、チリ等世界のワインをシャトーやワイナリーから直接輸入し、ショップ部門、卸し営業部門、通販サービス部門を通じて、デイリーワインからファインワインに至るまで一本一本大切に、もっと気軽に、 生活或いはビジネスにおけるワインのある様々なシーンで、エノテカのワインが皆様にお選びいただけますよう、今後も努めてまいります。会社ホームページ: http://www.enoteca.co.jp/

■キーウェアソリューションズ(株) (3799)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200803/3keyware.html


私たちは、1965年の創業からこんにちまで、社会インフラを構成する重要な情報システムの構築に一貫して取り組んでまいりました。40年以上にわたりお客様からお寄せいただいた幅広いご支持にお応えし、私たちが次に取り組むべきは、通信事業者、運輸事業者といったプラットフォーマーと連携し、社会生活に一層密着したソリューション・サービスを開発しご提供していくことであると考えております。おりしも、我が国は世界最先端の情報プラットフォームを整え、社会生活を送るうえで重要な情報に、いつでも、どこでも、安全・確実にアクセスできる「ユビキタス社会」が現実のものとなりつつあります。私たちは、今後、ユビキタス社会で日常化するであろう様々な生活様式をにらみ、それを最大限に豊かにできるソリューション・サービスをご提供してまいります。

私たちがユビキタス社会を豊かにできるのは、他社が真似のできないノウハウと最先端技術を保有しているからです。たとえば、快適な旅を可能にする鉄道の座席予約や料金管理といった生活に密着したIT技術と通信インフラが確実に運用されるために不可欠なネットワーク監視等のネットワーク技術という二つの技術・ノウハウです。

私たちは、これらに加え、ITとネットワークが融合されて初めて実現されるユビキタス技術の基盤となるIPテレフォニー領域においても、オフィスの生産性を向上させ、企業の競争優位性を確立するとともに、そこで働く従業員にも豊かな余暇をもたらす、グループウェア、ERP、ネットワーク監視等のパッケージとの連携ソリューションを独自開発し提供しております。 キーウェアソリューションズ株式会社は、ユビキタス社会を切り拓くイノベー ターとなります。 会社ホームページ: http://www.keyware.co.jp/



▼FX相場予想/
 久しぶりの円叩き売り=先週頃から海外勢に動き


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

朝4時半頃取引をしてから気がついた。あ、いけね、どうせ東京が動くわけがないんだからそんな時間にやることもなかったといたく反省。それで本当にそうなったので茫然自失。久しぶりにみた円の叩き売り。先週あたりから海外勢のそんな動きが露骨に見えていたからね。円キャリーは日本人の命ということで、太平洋円も堅調である。円相場も株式相場も同じ。戻り歩調になると皆そういう予想になる。(2月26日。火曜日。春になれそうでなれない日。)


▼FX相場予想/
 人間は底が見えてくると安心する=市場が反発する番


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。

先週末、CNBCがモノライン会社大手アムバックに対する30億ドルの出資に関して銀行団がほぼ合意したと報じましたが、昨日はウォールストリートジャーナルが同様の報道をし、確実性が益々高まりました。またS&P社がモノライン最大手MBIAの格付け見直しをやめると報じたことも好材料でした。

更に注目の米中古住宅販売件数が発表されましたが、予想年率で480万戸のところ、489万戸と良好な結果になったので株価が続伸、ニューヨークダウは前日比189ドル高の12570ドルで引けました。これを受けて為替も円全面安となりました。繰り返しになりますが、米国の状態が決してよくはありませんが、それでも人間は底が見えてくると安心するものです。底なし沼の状態が一番不安なのです。現在は不安な状態から市場が抜け出した状態です。そうなれば、それまで弱気だった市場が反発する番です。



■08年の債券見通し/
今年の分水嶺「年央1.5%」=決定要因はサブプライム


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント…続落後、下げ渋り、切り返す。カーブは最終的にフラット化
昨日の地合いに加え、米市場は株高債券安。それらを受けて、本日は10年の1.50%、5年の1.00%接近が確実視される。投資家の押し目買いが入りやすい水準であり、相場は続落後、下げ渋り、
切り返す展開を予想する。20年債入札があり、同様の買いを期待するには2.20%が欲しい。ただ、そこに近づけば、需要は徐々に盛り上がろう。したがって、入札への不安は乏しく、カーブは最終的にフラット化と見る。
本日の想定レンジ(長国先物3月限) : 136円65銭 ~ 137円03銭
 
「ストーリー~トピックス~マーケット」(7)…マーケット(金利・カーブ予測、推奨オペレーション)
1,今年の分水嶺は「年央、1.5%」であり、それを決定する要因はサブプライム問題と考えている。
2,当面は思うように金利が上がらず、ポートフォリオの再構築には好ましくない時間帯が続こう。
3,「ショート・エンドはクレジット・リスクを取り、金利上昇には15年変国などで対応する。これなら極めてデュレーションが短い状態になるため、10、20年など長期、超長期債を押し目で拾ってインカムをカバーする。長期的には、物価連動債を入れても妙味があろう。」これが当面の大まかな推奨になる。


▼商品プロ・コメント/
  春相場に向けての原油市況見通し(上)
WTI原油は今後50ドル前後まで下落する可能性がある


投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された「厳選!!プロフェッショナル・コメンタリー(石油)」と、25日の海外商品市況は次のようになった――。

厳選!!プロフェッショナル・コメンタリー(石油) 2007/2/22 08:00
UBSWarburg証券会社 株式調査部 シニアアナリスト ディレクター 伊藤 敏憲氏
                              
WTI原油は2008年に入って早々に史上初のバレル当り100ドル台をつけた。
ただしこの相場上昇の最も大きな要因はドル安にあり、実際の原油価格は見掛けほど上昇していない。この原油価格を円ベースの東京原油で見ると、昨年11月に6万円を突破、その後いったん反落して昨年12月から年初にかけて再び6万円台に入ってきたものの、それほど上昇していないことが分かる。

2008年の原油相場の見通しは、結論を先にすると年半ばから下落すると見ている。
予想される値位置としては50ドル付近まで下がっておかしくない。年半ばの5月から6月にかけて下げ始め、夏場の8月には前述のとおり50ドル前後まで水準が大きく訂正される可能性がある。実際、昨年から今年にかけてWTI原油はそれほど上昇していない。

水準が90~100ドルに達したことから、上げ渋る局面である。しかも高値が続いているため、これから需給構造に変化が出てくるものと考えられ、予想外に相場が大きく下落する下値リスクが強まっているとみている。石油価格の高騰とともに上昇傾向を強めていた石油株が軒並み安となっていることも先行きの石油価格の下落を連想させる。



海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金   2008/ 4 940.5 -7.3 アルミ3カ月物 2,902.0 -18.0
NY銀   2008/ 3 1808.5 +5.0 銅3カ月物 8,200.0 -130.0
NY白金  2008/ 4 2153.5 -14.3 ニッケル3カ月物 28,255 -145
NYパラ   2008/ 6 529.00 +8.95 NY原油 2008/ 4 99.23 +0.42
シカゴ大豆  2008/ 5 1469.25 +31.00  NYコーヒー  2008/ 5 164.00 +1.60
シカゴコーン 2008/ 5 547.00 +12.00  NY粗糖   2008/ 5 14.22 -0.02
ドル・円 108.02 +0.83  シカゴ日経平均 2008/ 3  14,020 +425
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情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html

ニュース・チェック

★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米国株高や円安を受けて高く始まったが、息切れ。日経平均 が終値で前日比+68.94円高の13983.51円、またTOPIXも同+6.95高の1362.49、JASADAQ指数は同+0.14高の66.06となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち21業種が上昇。証券商品先物、不動産業、保険業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は海外市場で米国株高によりドル買い・円売りとなったが、東京では円が買い戻された。ドル円相場は107.92-107.97円前後で推移、ユーロ円は159.97-160.06円前後で推移している。

★大証=株券オプションのインターナショナル・セキュリティーズ取引所と覚書締結
大阪証券取引所(大証)とインターナショナル・セキュリティーズ取引所(本社:米国・ニューヨーク、ISE)は25日、日本の株券オプション市場を再活性するためのジョイント・ベンチャー設立と新たな共有取引プラットフォーム導入に向けての第一歩として相互協力関係を構築することに合意し、これに関する覚書を取り交わした。米田道生(よねだみちお)大証社長は、「完全電子化されたオプション市場を構築したISE の類稀なる専門性は、日本の株券オプション市場を活性化させ、株券オプションを投資家にとって有用な投資ツールとして確立させる助けとなるだろう。」と述べている。 http://www.ose.or.jp/profile/press/080225.pdf

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

ハートフォード生命保険株式会社
■ハートフォード生命、大分銀行で新商品「ライジング インカム」発売
 -日本発の「ロールアップ年金」機能付き変額個人年金保険-
http://www.hartfordlife.co.jp/index.html

松下電器産業株式会社(6752)
□IP-PBX 「IP-DigaportIIシリーズ」を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1OD_2DF_5F_kqp
□NTTドコモ向け「VIERAケータイ P905iTV」の納入を開始
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1OE_2DF_5F_kqp

株式会社デンソー(6902)
■2月25日: デンソー、中国江蘇省でバスエアコンの合弁生産会社設立を合意
  デンソーと、GAC株式会社は、中国の江蘇省にある 揚州杰信車用空調有限公司とバスエアコンを
生産する合弁会社を 設立することを合意しました。 
http://www.denso.co.jp/ja/newsreleases/080225-01.html