■米国ヘッジファンド面談/
来年1月末以降=“日本国債ショート”の絶好のチャンス?
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は先週、米国でマクロ系、債券系のヘッジ・ファンドと面談したが、彼ら全てが “CPI プラス0.5%”ショックとなった日本のCPI (消費者物価指数)の動向に強い関心を示したと言う――。
ポイント:
筆者が先週米国で面談したマクロ系、債券系のヘッジ・ファンドの全てが日本のCPI の動向に強い関心を示した。足元では、景気減速下でのインフレ率上昇という中央銀行にとって厄介な状況が生じつつあるが、日本も例外ではない。足元のエネルギー価格の上昇基調からは、全国コアCPI 前年比が12月(来年1月末公表分)には+0.5%に達することが予想される。来年1-3月はヘッジ・ファンドの積極的な売りも手伝って、日本の長期金利が一時的に大きく上昇する局面もありそうである。
<実質長期金利のボトム・アウトを想定するヘッジ・ファンド>
筆者は、先週、米国のマクロ系、債券系ヘッジ・ファンド大手と面談を行った。予想外であったのは、彼らの関心が日本のCPIの短期見通しに集中したことである。殆どのファンドが景気循環や構造改革には全く関心を示さなかった、こととは対照的である。ヘッジ・ファンドの関心が短期的なインフレの動向に集中していた背景としては、以下の諸点を考えることができるであろう。
■日米スタグフレーション懸念/
消費者には「増税」効果=利下げでカバーが次善の策
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は再び、日米でともにインフレが関心を呼んでいるとして、「インフレの増税効果」に関心を寄せる――。
<にわかに、「スタグフレーション」の懸念が台頭>
日本では10 月の消費者物価(生鮮食品を除くコア)が久々に上昇に転じ、その後もガソリン、灯油は言うに及ばず、タクシー料金、ビール、パンなど、身近なものでの値上げが目白押しとなっている。賃金が上がらない中での物価上昇が消費者のコスト負担を高め、「暮らし向きの悪化」をもたらしている。
一方の米国でも、11 月の消費者物価が大幅な上昇となったために、にわかに「スタグフレーション」(不況とインフレの同居)の懸念が台頭、FRBの大幅利下げを期待していた市場に冷水を浴びせることとなった。エネルギー価格の高騰が主因で、全体のCPIは前年比4.3%と、大方の予想を上回る上昇となったためだ。もっとも、エネルギー、食料品を除いたコアはまだ前年比2.3%に止まっているのだが、エネルギーも食料も大きな部分を占め、生活上は無視できないものになっている上に、近年持続的に上昇しているため、特殊要因として捨て置くわけには行かなくなった。
▼東京市場改革プラン/
「総合取引所」計画=実現すれば大きな前進だ
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は18日、金融審議会(首相の諮問機関)が正式決定した東京市場の競争力を高めるための対策を盛り込んだ報告書に関して、次のようにコメントした――。
今回の目玉は1つの取引所グループで株式から商品先物までを扱う「総合取引所」を認めることです。日本の取引所はこれが1つのネックになっていましたので、実現すれば大きな前進です。
もし、取扱業者がさまざまな取引を1つの口座で取引できるようなサービスをすれば、証拠金をまとめておくこともできるようになり投資家の利便性も向上しますが、そこに関しては不明です。
<銀行・証券・保険間の、ファイヤーウォール一部撤廃も重要>
もう1つの目玉は証券と銀行、保険会社におけるファイヤーウォールの一部撤廃。これも日本の金融を遅らせている原因となっていると海外から批判の多かった規制を撤廃するということで、日本の金融にとっては重要な対策です。
後は、国会がこれを来年の通常国会でしっかり通してくれることですが、党利党略で争っている与野党の争いの中で、もみくちゃにされなければいいのですが・・・・・。
【Washington Political Report】(有料)特約 (December 8 - 14, 2007)
大統領選予備選の行方:予想の変化
大統領選予備選の行方の予想はこの2週間足らずの間にかなり際立った変化を見せました。共和党予備選においてマイク・ハカビー候補(前アーカンソー州知事)が急激に台頭してきたことと、他方、民主党予備選において、バラク・オバマ候補が少なくとも1月の3州の重要な予備選・党員集会でヒラリー・クリントンと肩を並べるようになったことです。アイオワの党員集会まであと20日、ニューハンプシャーの予備選まであと25日に迫って、初期の予備選の予想には現実味が帯びてきました。
(1)共和党:ハカビー候補の台頭
ハカビー候補の台頭は、ハカビーを少しでも知っている人ならそれ程驚くべきことではありません。今年2月ワシントンDCで開催された保守主義政治活動会議(CPAC)がマッケイン、トンプソンを除くすべての共和党大統領候補を招いた時、聴衆を最もひきつける演説をしたのはハカビー候補とミット・ロムニー候補でした。今年の秋頻繁に開かれた共和党大統領候補同士のテレビ公開討論会で常に魅力ある議論を展開した候補のひとりがハカビー候補でした。しかし11月末までは知名度が絶対的に欠けていたことと、選挙資金が全く集まらないことで、エリート報道機関の関心をひきつけることができず、そのために低い支持率に留まっていました。
そのハカビー候補が11月下旬から注目を浴びるきっかけになったのは、アイオワ州のキリスト教保守主義有権者たちがモルモン教徒のミット・ロムニー候補支持を嫌って、ロムニーに代わる候補として、もともとは南部バプテイスト教会派牧師だったマイク・ハカビーに目をつけたことです。ハカビーは11月中頃のCNNのテレビ公開討論会で、宗教、聖書、信条、社会政策などに関してそういうキリスト教保守有権者層の期待に応える出色のパーフォーマンスを展開したこともあって、アイオワの有権者の18%を占めると言われるキリスト教保守主義有権者層の間での支持を急速にひろげました。
▼株価二番底確認/
不動産・銀行等に加え国際優良株の動きが重要
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
今日の東京市場はやや買い優勢のスタートとなりそうだ。
その後も戻りを試す場面はありそうだが、上値の重さを感じる展開となろう。後場からはアジア市場の動向を睨みながら横バイの動きにとどまりそう。主力の国際優良株の動きが鈍く、二番底の確認には不動産、銀行などに加えてそれらの動きが重要。物色面では、食品や小売り、娯楽、情報サービスセクターなどの内需関連株への押し目買いが有効となる。今日の東京市場はしっかりの動きとなりそうだ。
テクニカル分析
テクニカル面では、下方寄り付きのあとは心理的節目15000円が下値サポートとなった。その後は徐々に上値を切り上げる展開。高値引けではないが4日ぶりに陽線を形成した。その結果、25日移動平均線は上昇に転じた。今日も株価が同レベルであれば、25日線は上昇継続する。株価反発となれば同線に向けた動きになると思われるが、心理的節目15500円に近いことや下落が続く5日線が15400円台後半で推移していることもあり、そこからは上値は重そう。今後それらを上回った場合には、14日高値15697円や12日高値15963円などが上値メドとして意識される。一方で下値メドは、18日安値15004円や11月26日の安値14912円、続く27日の安値14801円などが考えられる。
話題の銘柄
7751キャノン/デジカメの高付加価値戦略を評価=目標株価8750円維持
日興シティでは、デジカメ市場の成長鈍化が見込まれる中、同社は先進国のみではなく新興国でも高付加価値化を図る戦略を提示、採算を重視するスタンスを示した点を評価した。コンパクトデジカメでは、既に業界平均よりも、国内で14%、米国で18%、欧州で32%、中国で5%の価格プレミアムを享受している模様。会社側は、高価格が維持できている理由は、一眼レフで培ったブランド力やコンパクトでも一眼レフと同じ映像エンジンやプラットフォームを採用していることが大きいと言及した。足元では、年末商戦向けの新製品が好調で、一眼レフのトップを奪取。日興シティでは、一眼レフがコンパクトにもたらすフラッグシップ効果は今後も続くとみており、単価の高い一眼レフが08年以降も高成長を続け、成長を牽引すると予想した。先進国市場の成長では、今後2年間で8600万台→9500万台(年率3%増)に留まる見通しだが、新広告市場では、今後3年間で2800万台→3500~5500万台と年率17%成長を見込む。BRICSの普及率も11~26%→26~44%へ高まると試算した。業績は、短期的にはカラーレーザープリンタや一眼レフデジカメの出荷台数による利益増が期待できると指摘。中期的には、レーザプリンタや複写機の双方でカラー機の構成比上昇に伴うミクス改善効果が表れ、業績を下支えする見通し。カラー機はハードウェアや消耗品の採算が高く、消耗品の消費量が多いという魅力がある。今後はプリントコストを引き下げ、カラー機の潜在需要を喚起することが課題となるという。これらを踏まえて、今後の業績を予想。税前利益ベースで、今07年12月期を、会社予想7880億円(EPS 396.4円)に対し、8050億円(EPS 402.0円)、来08年12月期を8930億円(EPS 447.1円)、09年12月期を1兆330億円(EPS 517.7円)とし、投資評価「1M(買い/中リスク)」、目標株価を8750円(来期EPS19~20倍)を継続した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼X’mas為替相場/
確たる理由もなしに突然下がったり上がったり
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
とうとう、クリスマスムードだなあ。相場は動いていても別に確たる理由もなしに突然落ちたり上がったりしている。たいして何も感じないなあ。ポンドはまだ下げ不足。ああ、これじゃ明朝のレポートは、最短文になりそう。(12月19日。水曜日。寒い日。)
▼X’mas為替相場/
正月明けまで取引せず休むことも重要、と考える
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は18日、為替相場について、概ね次のようにコメントした――。12月18日の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、112円台後半---[112.80-85]レベル---でオープン。---東京市場の寄り付き(オープン)は、東京時間朝9:00---。
東京市場午前中の値動きは、[113.00]を挟んだ小動き。典型的な「クリスマス相場」の雰囲気になってきている。来週には、クリスマスを控え、今週から市場参加者は極端に少なくなる。ロンドン市場、ニューヨーク市場では、今週から休みを取る市場参加者も多い。
基本的には、「クリスマス相場」。正月明けまで、やらないで、休むことも重要と考える。
▼今日の長期金利/
米債高+日米景気下振れ観測=弱含みと予想
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#289) 1.515%~1.540%
・ 債券先物(3月限) 136.60円~136.850円
<シナリオ>
長期金利は、前日の米債高と日米景気の下振れ観測を背景に弱含み。「日銀が12月の短観で企業の景況感が悪化したことを受け、景気認識を1年5ヶ月ぶりに小幅修正する方針」との報道が材料視される。
▼今日の債券相場/
やはり10年1.50%台=足元のコア・レンジ?
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント…株価次第ながら、概ね小動き。カーブはそろそろフラットへ
昨日の米国市場は大きな変化なし。したがって、本日は新たな手掛かり材料が特になく、相場は株価次第ながら、概ね小動きと予想する。やはり10年の1.50%台が足元のコア・レンジのようだ。一方、イールド・カーブは上記カレントの20-5年が110bpに達しており、そろそろフラット化の感が強い。
本日の想定レンジ(長国先物3月限) : 136円55銭~136円81銭
今月推奨の3つのオペレーションの中間ラップ
5日の本レポートでは、今月の推奨オペレーションとして、(1)「10 年の1.50%台ロング、1.30%台ショート」(2)「20-5年スプレッドの100bp 割れロング、110bp 超えショート」(3)「カレントBEI で40bp 台後半のショートから30bp 台前半のドテンへ」…という3つを挙げた。これらの中間ラップを確認したい。
▼米欧商品市況/
貴金属=トルコ軍のイラク越境はやし軒並み上昇
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)によると、18日の海外商品市況は次のようになった――。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
---------------------------------------
NY金 2008/ 2 807.4 +8.1 アルミ3カ月物 2,411.0 +1.0
NY銀 2008/ 3 1416.5 +18.5 銅3カ月物 6,380.0 -1.0
NY白金 2008/ 1 1515.3 +11.7 ニッケル3カ月物 25,900 +200
NYパラ 2008/ 3 362.95 +1.60 NY原油 2008/ 1 90.49 -0.14
シカゴ大豆 2008/ 1 1149.75 -7.00 NYコーヒー 2008/ 3 134.55 +1.10
シカゴコーン 2008/ 3 432.00 -6.75 NY粗糖 2008/ 3 10.64 -0.12
ドル・円 113.36 +0.41(ドル・円は米東部時間午後4時30分前後)
---------------------------------------
【貴金属=軒並み上昇、トルコ軍のイラク越境をはやす】
ニューヨーク金は続伸。トルコ軍のイラク北部進入との報で原油が急伸したことや、ECBの資金供給によるインフレ懸念がはやされ、ファンド買いで値を飛ばした。
ニューヨーク銀は急反発。原油や金の急伸で前日の高値を抜いたあと、トルコ軍撤退による原油・金の反落で下押されたが、節目の14ドルを維持して戻り歩調となった。
ニューヨーク・プラチナは続伸。トルコ軍のイラク越境で原油・金が急伸し、一代高値を更新した。トルコ軍撤退で利食いが出たが、1500ドルを維持して回復した。
ニューヨーク・パラジウムは続伸。原油・プラチナ急伸で前日の高値を抜いたあと、利食いでマイナスに転落したが、投機買いがテクニカル買いを誘ってプラスに浮上。
【非鉄=アルミは堅調、銅の戻りや指定倉庫在庫の減少を好感】
ロンドン・アルミ3カ月物は堅調。銅の下落が圧迫したあと、米住宅着工発表後の銅の反発や指定倉庫在庫の減少で切り返したが、高値を維持できなかった。
ロンドン銅3カ月物は軟調。前日の安値を割ったあと、米住宅着工で買い戻しが入ったが、プラスを維持できなかった。
ロンドン・ニッケル3カ月物は小反発。銅の反発をはやしたが、前日の高値が抜けずに押された。 (OVN シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は朝方の安値から上昇に転じるも、NYダウと比べて反発力に欠ける展開。日経平均 が終値で前日比+6.39円高の15214.25円、またTOPIXも同+5.30高の1475.07、JASADAQ指数は同+0.55高の72.02となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち19業種の上昇に止まった。鉄鋼、鉱業、パルプ・紙などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は対ドルとユーロで円安傾向にある。ドル円相場は113.25-113.28円前後で推移、ユーロ円は163.23-163.30円前後で推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社
日本リテールファンド投資法人(8953)
■12/18資金の借入に関するお知らせ
■12/18資産の取得に関するお知らせ【神宮前6 8953ビル】
■12/18資産の取得に関するお知らせ(内容確定)【浦和パルコ】
http://www.jrf-reit.com/ir/index.html
来年1月末以降=“日本国債ショート”の絶好のチャンス?
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は先週、米国でマクロ系、債券系のヘッジ・ファンドと面談したが、彼ら全てが “CPI プラス0.5%”ショックとなった日本のCPI (消費者物価指数)の動向に強い関心を示したと言う――。
ポイント:
筆者が先週米国で面談したマクロ系、債券系のヘッジ・ファンドの全てが日本のCPI の動向に強い関心を示した。足元では、景気減速下でのインフレ率上昇という中央銀行にとって厄介な状況が生じつつあるが、日本も例外ではない。足元のエネルギー価格の上昇基調からは、全国コアCPI 前年比が12月(来年1月末公表分)には+0.5%に達することが予想される。来年1-3月はヘッジ・ファンドの積極的な売りも手伝って、日本の長期金利が一時的に大きく上昇する局面もありそうである。
<実質長期金利のボトム・アウトを想定するヘッジ・ファンド>
筆者は、先週、米国のマクロ系、債券系ヘッジ・ファンド大手と面談を行った。予想外であったのは、彼らの関心が日本のCPIの短期見通しに集中したことである。殆どのファンドが景気循環や構造改革には全く関心を示さなかった、こととは対照的である。ヘッジ・ファンドの関心が短期的なインフレの動向に集中していた背景としては、以下の諸点を考えることができるであろう。
■日米スタグフレーション懸念/
消費者には「増税」効果=利下げでカバーが次善の策
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は再び、日米でともにインフレが関心を呼んでいるとして、「インフレの増税効果」に関心を寄せる――。
<にわかに、「スタグフレーション」の懸念が台頭>
日本では10 月の消費者物価(生鮮食品を除くコア)が久々に上昇に転じ、その後もガソリン、灯油は言うに及ばず、タクシー料金、ビール、パンなど、身近なものでの値上げが目白押しとなっている。賃金が上がらない中での物価上昇が消費者のコスト負担を高め、「暮らし向きの悪化」をもたらしている。
一方の米国でも、11 月の消費者物価が大幅な上昇となったために、にわかに「スタグフレーション」(不況とインフレの同居)の懸念が台頭、FRBの大幅利下げを期待していた市場に冷水を浴びせることとなった。エネルギー価格の高騰が主因で、全体のCPIは前年比4.3%と、大方の予想を上回る上昇となったためだ。もっとも、エネルギー、食料品を除いたコアはまだ前年比2.3%に止まっているのだが、エネルギーも食料も大きな部分を占め、生活上は無視できないものになっている上に、近年持続的に上昇しているため、特殊要因として捨て置くわけには行かなくなった。
▼東京市場改革プラン/
「総合取引所」計画=実現すれば大きな前進だ
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は18日、金融審議会(首相の諮問機関)が正式決定した東京市場の競争力を高めるための対策を盛り込んだ報告書に関して、次のようにコメントした――。
今回の目玉は1つの取引所グループで株式から商品先物までを扱う「総合取引所」を認めることです。日本の取引所はこれが1つのネックになっていましたので、実現すれば大きな前進です。
もし、取扱業者がさまざまな取引を1つの口座で取引できるようなサービスをすれば、証拠金をまとめておくこともできるようになり投資家の利便性も向上しますが、そこに関しては不明です。
<銀行・証券・保険間の、ファイヤーウォール一部撤廃も重要>
もう1つの目玉は証券と銀行、保険会社におけるファイヤーウォールの一部撤廃。これも日本の金融を遅らせている原因となっていると海外から批判の多かった規制を撤廃するということで、日本の金融にとっては重要な対策です。
後は、国会がこれを来年の通常国会でしっかり通してくれることですが、党利党略で争っている与野党の争いの中で、もみくちゃにされなければいいのですが・・・・・。
【Washington Political Report】(有料)特約 (December 8 - 14, 2007)
大統領選予備選の行方:予想の変化
大統領選予備選の行方の予想はこの2週間足らずの間にかなり際立った変化を見せました。共和党予備選においてマイク・ハカビー候補(前アーカンソー州知事)が急激に台頭してきたことと、他方、民主党予備選において、バラク・オバマ候補が少なくとも1月の3州の重要な予備選・党員集会でヒラリー・クリントンと肩を並べるようになったことです。アイオワの党員集会まであと20日、ニューハンプシャーの予備選まであと25日に迫って、初期の予備選の予想には現実味が帯びてきました。
(1)共和党:ハカビー候補の台頭
ハカビー候補の台頭は、ハカビーを少しでも知っている人ならそれ程驚くべきことではありません。今年2月ワシントンDCで開催された保守主義政治活動会議(CPAC)がマッケイン、トンプソンを除くすべての共和党大統領候補を招いた時、聴衆を最もひきつける演説をしたのはハカビー候補とミット・ロムニー候補でした。今年の秋頻繁に開かれた共和党大統領候補同士のテレビ公開討論会で常に魅力ある議論を展開した候補のひとりがハカビー候補でした。しかし11月末までは知名度が絶対的に欠けていたことと、選挙資金が全く集まらないことで、エリート報道機関の関心をひきつけることができず、そのために低い支持率に留まっていました。
そのハカビー候補が11月下旬から注目を浴びるきっかけになったのは、アイオワ州のキリスト教保守主義有権者たちがモルモン教徒のミット・ロムニー候補支持を嫌って、ロムニーに代わる候補として、もともとは南部バプテイスト教会派牧師だったマイク・ハカビーに目をつけたことです。ハカビーは11月中頃のCNNのテレビ公開討論会で、宗教、聖書、信条、社会政策などに関してそういうキリスト教保守有権者層の期待に応える出色のパーフォーマンスを展開したこともあって、アイオワの有権者の18%を占めると言われるキリスト教保守主義有権者層の間での支持を急速にひろげました。
▼株価二番底確認/
不動産・銀行等に加え国際優良株の動きが重要
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
今日の東京市場はやや買い優勢のスタートとなりそうだ。
その後も戻りを試す場面はありそうだが、上値の重さを感じる展開となろう。後場からはアジア市場の動向を睨みながら横バイの動きにとどまりそう。主力の国際優良株の動きが鈍く、二番底の確認には不動産、銀行などに加えてそれらの動きが重要。物色面では、食品や小売り、娯楽、情報サービスセクターなどの内需関連株への押し目買いが有効となる。今日の東京市場はしっかりの動きとなりそうだ。
テクニカル分析
テクニカル面では、下方寄り付きのあとは心理的節目15000円が下値サポートとなった。その後は徐々に上値を切り上げる展開。高値引けではないが4日ぶりに陽線を形成した。その結果、25日移動平均線は上昇に転じた。今日も株価が同レベルであれば、25日線は上昇継続する。株価反発となれば同線に向けた動きになると思われるが、心理的節目15500円に近いことや下落が続く5日線が15400円台後半で推移していることもあり、そこからは上値は重そう。今後それらを上回った場合には、14日高値15697円や12日高値15963円などが上値メドとして意識される。一方で下値メドは、18日安値15004円や11月26日の安値14912円、続く27日の安値14801円などが考えられる。
話題の銘柄
7751キャノン/デジカメの高付加価値戦略を評価=目標株価8750円維持
日興シティでは、デジカメ市場の成長鈍化が見込まれる中、同社は先進国のみではなく新興国でも高付加価値化を図る戦略を提示、採算を重視するスタンスを示した点を評価した。コンパクトデジカメでは、既に業界平均よりも、国内で14%、米国で18%、欧州で32%、中国で5%の価格プレミアムを享受している模様。会社側は、高価格が維持できている理由は、一眼レフで培ったブランド力やコンパクトでも一眼レフと同じ映像エンジンやプラットフォームを採用していることが大きいと言及した。足元では、年末商戦向けの新製品が好調で、一眼レフのトップを奪取。日興シティでは、一眼レフがコンパクトにもたらすフラッグシップ効果は今後も続くとみており、単価の高い一眼レフが08年以降も高成長を続け、成長を牽引すると予想した。先進国市場の成長では、今後2年間で8600万台→9500万台(年率3%増)に留まる見通しだが、新広告市場では、今後3年間で2800万台→3500~5500万台と年率17%成長を見込む。BRICSの普及率も11~26%→26~44%へ高まると試算した。業績は、短期的にはカラーレーザープリンタや一眼レフデジカメの出荷台数による利益増が期待できると指摘。中期的には、レーザプリンタや複写機の双方でカラー機の構成比上昇に伴うミクス改善効果が表れ、業績を下支えする見通し。カラー機はハードウェアや消耗品の採算が高く、消耗品の消費量が多いという魅力がある。今後はプリントコストを引き下げ、カラー機の潜在需要を喚起することが課題となるという。これらを踏まえて、今後の業績を予想。税前利益ベースで、今07年12月期を、会社予想7880億円(EPS 396.4円)に対し、8050億円(EPS 402.0円)、来08年12月期を8930億円(EPS 447.1円)、09年12月期を1兆330億円(EPS 517.7円)とし、投資評価「1M(買い/中リスク)」、目標株価を8750円(来期EPS19~20倍)を継続した。トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼X’mas為替相場/
確たる理由もなしに突然下がったり上がったり
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
とうとう、クリスマスムードだなあ。相場は動いていても別に確たる理由もなしに突然落ちたり上がったりしている。たいして何も感じないなあ。ポンドはまだ下げ不足。ああ、これじゃ明朝のレポートは、最短文になりそう。(12月19日。水曜日。寒い日。)
▼X’mas為替相場/
正月明けまで取引せず休むことも重要、と考える
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は18日、為替相場について、概ね次のようにコメントした――。12月18日の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、112円台後半---[112.80-85]レベル---でオープン。---東京市場の寄り付き(オープン)は、東京時間朝9:00---。
東京市場午前中の値動きは、[113.00]を挟んだ小動き。典型的な「クリスマス相場」の雰囲気になってきている。来週には、クリスマスを控え、今週から市場参加者は極端に少なくなる。ロンドン市場、ニューヨーク市場では、今週から休みを取る市場参加者も多い。
基本的には、「クリスマス相場」。正月明けまで、やらないで、休むことも重要と考える。
▼今日の長期金利/
米債高+日米景気下振れ観測=弱含みと予想
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#289) 1.515%~1.540%
・ 債券先物(3月限) 136.60円~136.850円
<シナリオ>
長期金利は、前日の米債高と日米景気の下振れ観測を背景に弱含み。「日銀が12月の短観で企業の景況感が悪化したことを受け、景気認識を1年5ヶ月ぶりに小幅修正する方針」との報道が材料視される。
▼今日の債券相場/
やはり10年1.50%台=足元のコア・レンジ?
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント…株価次第ながら、概ね小動き。カーブはそろそろフラットへ
昨日の米国市場は大きな変化なし。したがって、本日は新たな手掛かり材料が特になく、相場は株価次第ながら、概ね小動きと予想する。やはり10年の1.50%台が足元のコア・レンジのようだ。一方、イールド・カーブは上記カレントの20-5年が110bpに達しており、そろそろフラット化の感が強い。
本日の想定レンジ(長国先物3月限) : 136円55銭~136円81銭
今月推奨の3つのオペレーションの中間ラップ
5日の本レポートでは、今月の推奨オペレーションとして、(1)「10 年の1.50%台ロング、1.30%台ショート」(2)「20-5年スプレッドの100bp 割れロング、110bp 超えショート」(3)「カレントBEI で40bp 台後半のショートから30bp 台前半のドテンへ」…という3つを挙げた。これらの中間ラップを確認したい。
▼米欧商品市況/
貴金属=トルコ軍のイラク越境はやし軒並み上昇
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)によると、18日の海外商品市況は次のようになった――。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
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NY金 2008/ 2 807.4 +8.1 アルミ3カ月物 2,411.0 +1.0
NY銀 2008/ 3 1416.5 +18.5 銅3カ月物 6,380.0 -1.0
NY白金 2008/ 1 1515.3 +11.7 ニッケル3カ月物 25,900 +200
NYパラ 2008/ 3 362.95 +1.60 NY原油 2008/ 1 90.49 -0.14
シカゴ大豆 2008/ 1 1149.75 -7.00 NYコーヒー 2008/ 3 134.55 +1.10
シカゴコーン 2008/ 3 432.00 -6.75 NY粗糖 2008/ 3 10.64 -0.12
ドル・円 113.36 +0.41(ドル・円は米東部時間午後4時30分前後)
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【貴金属=軒並み上昇、トルコ軍のイラク越境をはやす】
ニューヨーク金は続伸。トルコ軍のイラク北部進入との報で原油が急伸したことや、ECBの資金供給によるインフレ懸念がはやされ、ファンド買いで値を飛ばした。
ニューヨーク銀は急反発。原油や金の急伸で前日の高値を抜いたあと、トルコ軍撤退による原油・金の反落で下押されたが、節目の14ドルを維持して戻り歩調となった。
ニューヨーク・プラチナは続伸。トルコ軍のイラク越境で原油・金が急伸し、一代高値を更新した。トルコ軍撤退で利食いが出たが、1500ドルを維持して回復した。
ニューヨーク・パラジウムは続伸。原油・プラチナ急伸で前日の高値を抜いたあと、利食いでマイナスに転落したが、投機買いがテクニカル買いを誘ってプラスに浮上。
【非鉄=アルミは堅調、銅の戻りや指定倉庫在庫の減少を好感】
ロンドン・アルミ3カ月物は堅調。銅の下落が圧迫したあと、米住宅着工発表後の銅の反発や指定倉庫在庫の減少で切り返したが、高値を維持できなかった。
ロンドン銅3カ月物は軟調。前日の安値を割ったあと、米住宅着工で買い戻しが入ったが、プラスを維持できなかった。
ロンドン・ニッケル3カ月物は小反発。銅の反発をはやしたが、前日の高値が抜けずに押された。 (OVN シカゴ)
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ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は朝方の安値から上昇に転じるも、NYダウと比べて反発力に欠ける展開。日経平均 が終値で前日比+6.39円高の15214.25円、またTOPIXも同+5.30高の1475.07、JASADAQ指数は同+0.55高の72.02となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち19業種の上昇に止まった。鉄鋼、鉱業、パルプ・紙などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は対ドルとユーロで円安傾向にある。ドル円相場は113.25-113.28円前後で推移、ユーロ円は163.23-163.30円前後で推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社
日本リテールファンド投資法人(8953)
■12/18資金の借入に関するお知らせ
■12/18資産の取得に関するお知らせ【神宮前6 8953ビル】
■12/18資産の取得に関するお知らせ(内容確定)【浦和パルコ】
http://www.jrf-reit.com/ir/index.html

