■日本経済ウォッチ/
マイナス物価・指数vs.生活実感=乖離拡大の「要因」
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は、「物価に関して、相反する2つの動きがみられる」と指摘する――。
<物価に関して、相反する2つの動き>
1つは、携帯通話料の大幅引下げが、当局の扱い如何では消費者物価を大きく引下げる可能性があり、当面物価のマイナス幅が一段と拡大することになる。一方で、東京のタクシー料金値上げ申請に、政府は「止むを得ない」との立場を示した。原油高を反映してガソリン価格は高値を更新、食料油やパンなど、食品のなかにも値上げの動きが目立つようになった。
日銀の『生活意識に関するアンケート調査』をみても、実感としての物価上昇が、このところ着実に高まってきている。「1 年前に比べて現在の物価は何%程度変化したと思うか」の問いに対する回答(平均値)は、今年3 月調査では2.3%の上昇であったが、その後6 月調査では3.7%に高まり、今回9 月調査では4.3%となった。
<乖離拡大の「2つの要因」とは?>
マイナス基調にある消費者物価指数と、上昇傾向にある実感としての物価との乖離が大きくなっているが、その背景には少なくとも2つの要因がある。
【Washington Political Report】(有料)特約 (September 29 ? October 5, 2007)
評価される北朝鮮非核化の6カ国協議合意
北朝鮮が果たして合意の約束を守るかどうかわからないにもかかわらず、なし崩し的に北朝鮮を交渉に引きずり込んできたクリストファー・ヒル国務次官補の外交術は、今週の新たな6カ国協議の合意によってまた一歩前進しました。今度の合意に基づいて、今年末までにヤンバンなどの核開発施設の稼動を完全に停止させることができれば、米国のテロリズム支援国のブラック・リストから北朝鮮の名が消され、米国と北朝鮮との文化交流プログラムが検討され、北朝鮮への経済支援が強化され、将来的には国交回復も視野に置かれることになります。これは北朝鮮が合意を遵守することが前提になりますが、これまでのヒル次官補の交渉を見ると、例え北朝鮮が完全な遵守をせず日程が遅れたりしても、またもや、なし崩し的に次のステップに進むことになりそうです。
ヒル次官補の巧妙なところは、核開発施設の稼動を停止させるために米国の技術者を中心とした技術者集団を送り込んで、主要部品の取り外しなどにより、北朝鮮が例え翻意して再び稼動再開を試みても技術的にそれを難しくしてしまうことを目指していることです。それに成功した場合には、稼動開始を試みても1年ぐらいはかかるようにするとのことで、実質的には米国が直接北朝鮮の非核化をしてしまうことになります。北朝鮮が米国のこの意図をどこまで理解しているかはわかりませんが、その通りに実行されれば米国の外交の大きな勝利となります。
■新興市場株の復活/
歴史的な反転局面か、IPO初値形成推移に注目
新光証券エクイティ情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は9日、今週の株式相場について、予想レンジを日経平均で16900~17300円として、次のようにコメントした――。
今週の東京市場は世界的に株価上昇が続く中、前半は戻りを試す局面が続くと予想される。
牽引役である米国市場では①業績発表が始まり、徐々に様子見気分が広がる可能性が高く、東京市場も歩調を合わせる格好となろう。最近では②新興市場の出直りが顕著で③IPO の初値も7 銘柄振りに公募売り出し価格を上回った。こうした動きの継続は個人投資家のセンチメント改善に繋がると考えられ、流れが本物か否か、試金石として11 日に東証1 部に直接上場する銘柄の初値形成及びその後の株価動向に注目したい。同じ視点から④証券税制を巡る議論を注視したい。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。
▼今日の株価予想/
移動平均線が収斂しており、上下どちらかに振れそう
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
昨晩の米国市場は上昇。本格的に始まる企業の決算発表に対する期待感や、9月のFOMC議事録の中で市場予想を上回る0.5%の利下げに対する反対意見がなかったことで、FRB(米連邦準備理事会)の危機回避に対する柔軟な姿勢が市場に安心感を与えた。NYダウ、S&P500ともに終値ベースで史上最高値更新。ナスダックは4日続伸となった。シカゴ日経先物は17310円で終了した。
それを受けて、今日の東京市場も買い先行のスタートとなりそうだ。高値警戒感はあるものの、昨日上値が重いながらも戻り売りをこなしながら堅調に推移したことで、上昇しやすくなっている可
能性が高い。基本的には中間決算の発表を前に鉄鋼、化学、機械、造船、商社、海運セクターなどの中から業績の上振れ見通しが出た銘柄や、好業績が期待できる銘柄への個別物色の動きとなるが、そこから同セクター内での連想買いを誘発し、物色対象が広がっていく相場展開が予想される。国内では今日から日銀金融政策決定会合がスタートするが、特に大きな影響はなさそう。今日の東京市場は上値を試す動きとなりそうだ。
話題の銘柄
2212山崎製パン/業績予想を上方修正、値上げによる効果大=投資判断引き上げ
大和総研では、同社の業績予想を上方修正。営業利益ベースで、今2007年12月期を、会社計画の203億円(EPS 25.0円)に対し、195億円→205億円(EPS 24.1→25.5円)、来2008年12月期を205億円→250億円(EPS 37.7→46.8円)、2009年12月期を230億円→260億円(EPS 45.5→51.8円)に増額。菓子パン売上を牽引している「ランチパック」の好調や、値引き抑制により売上低調であった食パンの回復などが寄与し、足元の業績動向が好調に推移していることが要因。また、値上げを行う可能性が高まったことを反映。自社の物流体制を持つことや日配品であるパンの特性を考えると、値上げが通りやすいとみられ、売上規模が大きいため、値上げによる業績インパクトが大きいとした。
今年12月からの値上げを前提として、来期150億円の価格効果を見込んでおり、小麦粉などの原材料費の増加や制度変更による減価償却費の増加など増コストアップ要因(105億円)を吸収できると指摘。不二家の持分法適用会社化による業績の悪化リスクや、原材料コストの増加リスクなど業績への不透明感が増加したことを背景に、年初からの株価は下落傾向だったが、いずれのリスクも不透明感が解消しつつある。株価下落により、バリュエーション面で割安感が強まったとして、投資判断「2」→「1」に引き上げ、目標株価は1300円を継続した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼ドル円の均衡値/
123円~114円程度だが、下振れリスクのほうが高い
クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/Strategist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、ドル/円は117円台まで回復するなかで、中長期的なスパンでは、ドル/円レートの均衡値の算出を試みた。その推計結果を踏まえながらも、次のような相場見通しを示した――。
<ドルが下げ止まったと判断するのは時期尚早>
ドル/円は117円台まで回復したが、ドルが下げ止まったと判断するのは時期尚早だろう。
FRB の潤沢な資金供給によって、金融市場は落ち着きを取り戻しているものの、投資関連指標の軟化や住宅関連指標の弱さは、経済の先行きに関して、まだ予断を許さない状況である。
こうした状況下、中長期的なスパンでは、ドル/円レートの均衡値はどの辺りにあるのだろうか。
そこで、米国と日本の輸出物価比率、両国の5 年債利回り格差(-6)、日本の累積資本収支の対GDP 比率の3つのファンダメンタルズ的な要因を説明変数とする簡単なドル/円レートの関数を推計してみた。推計期間はプラザ合意後の86 年第1 四半期から2007 年第3 四半期までである。なお、日米輸出物価および日本の資本収支に関しては、まだ9 月までのデータが揃っていないことから、前月までのデータで代用した。
<今回のドル円上昇局面は、均衡値をやや上回るペースで円安進行>
推計結果をみると、今回のドル/円レートの上昇局面は、均衡値をやや上回るペースで円安が進んできたことがうかがわれる。そして、2005 年第4 四半期にかけて、一段と拡大した後、縮小してきている。2007 年7-9 月期のドル/円レートの平均値は1 ドル=117.7円 と、推計値の118.7 円を若干下回っている。
▼FX相場予想/
ドル円は、まだ当面は往来相場が続きそうだ
マイナス物価・指数vs.生活実感=乖離拡大の「要因」
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は、「物価に関して、相反する2つの動きがみられる」と指摘する――。
<物価に関して、相反する2つの動き>
1つは、携帯通話料の大幅引下げが、当局の扱い如何では消費者物価を大きく引下げる可能性があり、当面物価のマイナス幅が一段と拡大することになる。一方で、東京のタクシー料金値上げ申請に、政府は「止むを得ない」との立場を示した。原油高を反映してガソリン価格は高値を更新、食料油やパンなど、食品のなかにも値上げの動きが目立つようになった。
日銀の『生活意識に関するアンケート調査』をみても、実感としての物価上昇が、このところ着実に高まってきている。「1 年前に比べて現在の物価は何%程度変化したと思うか」の問いに対する回答(平均値)は、今年3 月調査では2.3%の上昇であったが、その後6 月調査では3.7%に高まり、今回9 月調査では4.3%となった。
<乖離拡大の「2つの要因」とは?>
マイナス基調にある消費者物価指数と、上昇傾向にある実感としての物価との乖離が大きくなっているが、その背景には少なくとも2つの要因がある。
【Washington Political Report】(有料)特約 (September 29 ? October 5, 2007)
評価される北朝鮮非核化の6カ国協議合意
北朝鮮が果たして合意の約束を守るかどうかわからないにもかかわらず、なし崩し的に北朝鮮を交渉に引きずり込んできたクリストファー・ヒル国務次官補の外交術は、今週の新たな6カ国協議の合意によってまた一歩前進しました。今度の合意に基づいて、今年末までにヤンバンなどの核開発施設の稼動を完全に停止させることができれば、米国のテロリズム支援国のブラック・リストから北朝鮮の名が消され、米国と北朝鮮との文化交流プログラムが検討され、北朝鮮への経済支援が強化され、将来的には国交回復も視野に置かれることになります。これは北朝鮮が合意を遵守することが前提になりますが、これまでのヒル次官補の交渉を見ると、例え北朝鮮が完全な遵守をせず日程が遅れたりしても、またもや、なし崩し的に次のステップに進むことになりそうです。
ヒル次官補の巧妙なところは、核開発施設の稼動を停止させるために米国の技術者を中心とした技術者集団を送り込んで、主要部品の取り外しなどにより、北朝鮮が例え翻意して再び稼動再開を試みても技術的にそれを難しくしてしまうことを目指していることです。それに成功した場合には、稼動開始を試みても1年ぐらいはかかるようにするとのことで、実質的には米国が直接北朝鮮の非核化をしてしまうことになります。北朝鮮が米国のこの意図をどこまで理解しているかはわかりませんが、その通りに実行されれば米国の外交の大きな勝利となります。
■新興市場株の復活/
歴史的な反転局面か、IPO初値形成推移に注目
新光証券エクイティ情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は9日、今週の株式相場について、予想レンジを日経平均で16900~17300円として、次のようにコメントした――。
今週の東京市場は世界的に株価上昇が続く中、前半は戻りを試す局面が続くと予想される。
牽引役である米国市場では①業績発表が始まり、徐々に様子見気分が広がる可能性が高く、東京市場も歩調を合わせる格好となろう。最近では②新興市場の出直りが顕著で③IPO の初値も7 銘柄振りに公募売り出し価格を上回った。こうした動きの継続は個人投資家のセンチメント改善に繋がると考えられ、流れが本物か否か、試金石として11 日に東証1 部に直接上場する銘柄の初値形成及びその後の株価動向に注目したい。同じ視点から④証券税制を巡る議論を注視したい。(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。
▼今日の株価予想/
移動平均線が収斂しており、上下どちらかに振れそう
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
昨晩の米国市場は上昇。本格的に始まる企業の決算発表に対する期待感や、9月のFOMC議事録の中で市場予想を上回る0.5%の利下げに対する反対意見がなかったことで、FRB(米連邦準備理事会)の危機回避に対する柔軟な姿勢が市場に安心感を与えた。NYダウ、S&P500ともに終値ベースで史上最高値更新。ナスダックは4日続伸となった。シカゴ日経先物は17310円で終了した。
それを受けて、今日の東京市場も買い先行のスタートとなりそうだ。高値警戒感はあるものの、昨日上値が重いながらも戻り売りをこなしながら堅調に推移したことで、上昇しやすくなっている可
能性が高い。基本的には中間決算の発表を前に鉄鋼、化学、機械、造船、商社、海運セクターなどの中から業績の上振れ見通しが出た銘柄や、好業績が期待できる銘柄への個別物色の動きとなるが、そこから同セクター内での連想買いを誘発し、物色対象が広がっていく相場展開が予想される。国内では今日から日銀金融政策決定会合がスタートするが、特に大きな影響はなさそう。今日の東京市場は上値を試す動きとなりそうだ。
話題の銘柄
2212山崎製パン/業績予想を上方修正、値上げによる効果大=投資判断引き上げ
大和総研では、同社の業績予想を上方修正。営業利益ベースで、今2007年12月期を、会社計画の203億円(EPS 25.0円)に対し、195億円→205億円(EPS 24.1→25.5円)、来2008年12月期を205億円→250億円(EPS 37.7→46.8円)、2009年12月期を230億円→260億円(EPS 45.5→51.8円)に増額。菓子パン売上を牽引している「ランチパック」の好調や、値引き抑制により売上低調であった食パンの回復などが寄与し、足元の業績動向が好調に推移していることが要因。また、値上げを行う可能性が高まったことを反映。自社の物流体制を持つことや日配品であるパンの特性を考えると、値上げが通りやすいとみられ、売上規模が大きいため、値上げによる業績インパクトが大きいとした。
今年12月からの値上げを前提として、来期150億円の価格効果を見込んでおり、小麦粉などの原材料費の増加や制度変更による減価償却費の増加など増コストアップ要因(105億円)を吸収できると指摘。不二家の持分法適用会社化による業績の悪化リスクや、原材料コストの増加リスクなど業績への不透明感が増加したことを背景に、年初からの株価は下落傾向だったが、いずれのリスクも不透明感が解消しつつある。株価下落により、バリュエーション面で割安感が強まったとして、投資判断「2」→「1」に引き上げ、目標株価は1300円を継続した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼ドル円の均衡値/
123円~114円程度だが、下振れリスクのほうが高い
クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/Strategist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、ドル/円は117円台まで回復するなかで、中長期的なスパンでは、ドル/円レートの均衡値の算出を試みた。その推計結果を踏まえながらも、次のような相場見通しを示した――。
<ドルが下げ止まったと判断するのは時期尚早>
ドル/円は117円台まで回復したが、ドルが下げ止まったと判断するのは時期尚早だろう。
FRB の潤沢な資金供給によって、金融市場は落ち着きを取り戻しているものの、投資関連指標の軟化や住宅関連指標の弱さは、経済の先行きに関して、まだ予断を許さない状況である。
こうした状況下、中長期的なスパンでは、ドル/円レートの均衡値はどの辺りにあるのだろうか。
そこで、米国と日本の輸出物価比率、両国の5 年債利回り格差(-6)、日本の累積資本収支の対GDP 比率の3つのファンダメンタルズ的な要因を説明変数とする簡単なドル/円レートの関数を推計してみた。推計期間はプラザ合意後の86 年第1 四半期から2007 年第3 四半期までである。なお、日米輸出物価および日本の資本収支に関しては、まだ9 月までのデータが揃っていないことから、前月までのデータで代用した。
<今回のドル円上昇局面は、均衡値をやや上回るペースで円安進行>
推計結果をみると、今回のドル/円レートの上昇局面は、均衡値をやや上回るペースで円安が進んできたことがうかがわれる。そして、2005 年第4 四半期にかけて、一段と拡大した後、縮小してきている。2007 年7-9 月期のドル/円レートの平均値は1 ドル=117.7円 と、推計値の118.7 円を若干下回っている。
▼FX相場予想/
ドル円は、まだ当面は往来相場が続きそうだ
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
冴えない動きだなあ。ドル安、多少円高ってとこ。
株式市場も沈滞気味。この後、米連銀の議事録があるんだそうで、それでこの夜中の数時間は閑散としているようだ。ドル円は、まだ当面は往来だね。他に書くことないなあ。(10月10日。水曜日。目の愛護デー。)
▼FX相場予想/
ユーロドル=現在が調整局面にあることは明白
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は、為替相場について、次のようにコメントした――。
ユーロドル相場
ユーロ/ドルのトレンドは、『ユーロ・ブル』で変わらずだが、ユーロ/ドルが、現在、調整局面にある。1.4250-60レベルを見て、ユーロ統合以来の最高値を更新した。そのことで、対ドルでの『ユーロ・ブル』トレンドを再確認した、と考えている。その後、ユーロドルは下落しており、現在が、調整局面にあることは明白。
10月09日の東京市場では、ユーロ/ドルが、調整下落する形で、ユーロ/円を下に引きずる形になっている。通常は、東京市場では、ユーロ/円の上下動は、ドル/円の影響が強い。(ドル/円レートの上下動に従う傾向がある)
ロンドン市場、ニューヨーク市場は、通常は、ユーロ/円の上下動は、ユーロ/ドルの影響が強い。
(ユーロ/ドル レートの上下動に従う傾向がある)
ところが、昨日の東京市場では、ユーロ/ドルが、調整下落する形で、ユーロ/円を下に引きずる形になっている。このパターンが、海外市場で、どうなるのか、に注目していた。しかし、昨日のニューヨーク市場では、ユーロ/ドルが、1.40台前半から、1.41台にリバウンド上昇した。(「ユーロ買いドル売り」となった。)そういったユーロ/ドルの値動きから、ユーロ/円は、164円台ミドル程度から165円台前半に乗せた。
ユーロ/ドルのリバウンド上昇から、ユーロ/円が上昇するパターンで、目先の不自然な値動きが解消され、「円キャリー・トレード」に対する安心感(安堵感)が、マーケットに広がった印象。
▼今日の長期金利/
昨日の米債軟調を受けて、強含みにもみ合う
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#288―10) 1.710%~1.740%
・ 債券先物(12月限) 134.25円~134.60円
<シナリオ>
長期金利は昨日の米債軟調を受けて強含みにもみ合う。「FRBの10.31第2次利下げの見送り→
日銀の第3次利上げの年内実施」という思惑がジワジワ強まる。
▼今日の債券相場/
弱含みもみ合い、中期から超長期にかけフラット化か
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント…弱含みもみ合い、カーブは中期から超長期ゾーンにかけてフラット化
FOMC議事要旨を受けた追加利下げ期待からNYダウは最高値を更新した。しかし、米債市場の受け止め方は異なり、カーブはベア・フラット化。外部環境は本日の相場にアゲインストだ。一方、昨日、10年の1.750%を背に利回り反落した地合いはフォローである。それでも、1.60%台の買いはまだ消極的だろう。以上から、相場は弱含みもみ合い、カーブは中期から超長期ゾーンにかけてフラット化と予想する。
本日の想定レンジ(長国先物12月限) : 134円32銭 ~ 134円59銭
▼米欧商品市況/
NY原油・銀、シカゴ大豆など、軒並み急反発!
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)によると、9日の海外商品市況は次のようになった――。
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
---------------------------------------
NY金 2007/12 743.1 +4.4 アルミ3カ月物 2,423.0 +36.0
NY銀 2007/12 1358.3 + 22.3 銅3カ月物 8,060.0 +100.0
NY白金 2008/ 1 1379.6 +6.4 ニッケル3カ月物 30,700 +550
NYパラ 2007/12 367.40 +2.55 NY原油 2007/11 80.26 +1.24
シカゴ大豆 2007/11 950.25 +24.75 NYコーヒー 2007/12 133.75 -5.00
シカゴコーン 2007/12 342.50 +2.75 NY粗糖 2008/ 3 9.91 +0.16
ドル・円 117.17 -0.24(ドル・円は米東部夏時間午後4時30分前後)
---------------------------------------
【貴金属=反発、ユーロに対するドル安や原油高をはやす】
ニューヨーク金は反発。12月限は、ユーロに対するドル高や原油安が嫌気され、時間外取引で前日の安値を下回ったが、ドルの反落や原油の急反発をはやし、ファンド筋の買いで切り返した。
ニューヨーク銀は急反発。12月限は、ドル高や原油安を嫌気して時間外取引で前日の安値を下回ったが、ドル反落や原油・金の急反発をはやしたファンド買いで、一週間ぶりの高値に急伸した。
【非鉄=アルミは反発、指定倉庫在庫の減少やドル安を好感】
ロンドン・銅3カ月物は急反発。前日の安値を維持したあと、ドル安や原油高、ペルーの鉱山ストをはやし8000ドルを突破した。
ロンドン・ニッケル3カ月物は急反発。ドル安や原油高、銅の急伸をはやし、投機買いが入った。
【石油=期近は急反発、テクニカル主導やドル下落などで】
ニューヨーク原油は、期近が急反発。短期的な下げすぎ感からテクニカル主導で切り返すなか、ドル相場が下落したことなども好感された。ただし、終盤は急速に上昇した反動などから、上げ幅を大きく削った。
石油製品は急反発。ヒーティングオイル、改質ガソリン相場ともに目新しい支援材料などは見当たらなかったが、原油高に追随する格好となった。
【穀物=大豆は急反発、コーンは反発】
シカゴ大豆は急反発。11月限は、小麦安から時間外取引で前日の安値を割ったが、小麦の急反発やブラジル北部の土壌水分不足、イールドに対する不透明感、ドル安や原油・金の上昇が支援材料となり、ファンド買いを誘って急伸した。
【ソフト=コーヒーは急反落、粗糖は軒並み上昇】
ニューヨーク・アラビカは急反落。短期的な買われすぎ感などを背景に、ロングポジションを手
じまう動きが進み、期近は1日以来の安値圏へと急落した。 (OVN シカゴ)
報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価はFOMC議事要旨を受けた追加利下げ期待からNYダウの最高値更新を好感そ上昇。日経平均 が終値で前日比+57.63円高の17217.53円、またTOPIXも同+5.41高の1665.47、JASADAQ指数は同-0.10安の77.97となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、鉱業、その他製品、パルプ・紙などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は小動き。米地区連銀のプール総裁はドル安について、「原因の説明はできない」と述べた。ドル円相場は117.18-117.21円前後で推移、ユーロ円は165.26-165.32円前後で推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
株式会社大阪証券取引所(8697)
■大証,ジャスダック市場間バックアップ体制の運用を開始 http://www.ose.or.jp/frame.html?news/0710/071009a.shtml
松下電器産業株式会社(6752)
□「Nのエコアイディア」キャンペーン第2弾がスタート
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1rV_2DF_4o_kqp
□ルームエアコン「Xシリーズ」を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?1rW_2DF_4o_kqp
住商情報システム株式会社 (9719)
■住商情報システム株式会社は、株式会社アグリーメント(本社:東京都新宿区 代表取締役:坂本匡聡氏)と販売代理店契約を締結し、同社製品『KNOWREDGE CONC.(ナレッジコンク)』の販売を開始いたしました。
http://www.scs.co.jp/ir/index.htm

