■DeNA決算発表会/
「モバゲータウン」等かいりモバイル主軸に「確実に成長」
株式会社ディー・エヌ・エー(2434:DeNA)は昨日25日、東京都内で2006年度第4四半期と、2006年通期の決算発表会を行った。まず第4四半期の売上高は前年同期比+150%の5,102百万円、営業利益は同+134%増の1,470百万円と大きく業績を伸ばした。
同社の南場智子社長は、「総取扱高が初めて1,000億円の大台を突破した」ことを力説するとともに、特に携帯ゲーム&SNSの「モバゲータウン」を初めとしたかいりモバイルを中心に、「四半期毎に確実に成長している」と語った。また、中国事業や旅行代理店事業、保険代理店事業など「新規事業」も収益に貢献し始めている。
<モバゲータウン=売上高も1年で+90%以上の増加>
「モバゲータウン」は3月末の会員数が441万人、3月の月間PVが93億を超え、「驚異的なスピードで成長しており、ポータル化に向けて質量ともに大幅に拡充している」と、同社の南場智子社長は語った。競合する他の携帯サイトと比べても、「最大の成長率と規模になっている」と言う。
「モバゲータウン」の収益構造は、(1)広告(バナー、メルマガ)掲載収入、(2)成果報酬型広告収入、(3)アバター販売収入の3分野から成る。売上高も1年前の8億円から15億6200万円へと+90%以上の増加となった。
<2007年度は2本の柱で、当期純利益は+42%増目指す>
この結果、2006年通期は、売上高は前年同期比+121%の14,181百万円、営業利益は同+139%増の4,506百万円、経常利益は同+145%増の4,621百万円、当期純利益は同+71%増の2,539百万円となった。なお、2007年3月期から、初めての利益配当を実施、1株当たり520円とする。
2007年度の業績予想については、(1)モバゲータウンを中核とするモバイルポータル戦略とともに、(2)モバゲータウンとは別途の新規事業軸も積極的に検討中として、売上高は前年同期比+66%の23,500百万円、営業利益は同+51%増の7,000百万円、当期純利益は同+42%増の3,600百万円を見込む。
■中国高成長の陥穽/
「高成長⇒インフレ率高騰⇒一層の引締め懸念」の循環
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は25日、「米国経済の減速リスクとは裏腹に、欧州と中国の経済が好調だ」として、インフレとの関連を次のように語った――。
特に、中国はこの1-3月期の成長率が、大方の予想に反して一段と加速。これが強すぎてインフレ率を高め、一層の引締め懸念を呼ぶに至っている。しかし、ことはそう簡単でない。
中国政府が慎重な景気抑制を続けている中で、今年1-3 月の実質成長率は前年比11.1%と、前期の10.4%成長から一段の加速となった。この間、インフレ率も加速し、3 月の消費者物価は前年比3.3%(2 月は2.8%)に高まった。特に食料品価格は前月の6.0%から3月には7.7%の上昇と、一層大幅なものになっている。このため、市場では「追加利上げ不可避、人民元も一段上昇」との思惑が広がり、この数字が発表される前から中国株は一時大幅な下落を見せた。
▼経済指標を読む/
06年度貿易黒字額=前年比16.4%増、2年ぶりプラス
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は25日、財務省が発表した3 月の貿易統計について次のようにコメントした――。
(1) 貿易黒字は前年比73.9%増の1兆6335億円と、予想を上回った
(2) 中国の旧正月の影響による輸入減が主因
(3) 貿易黒字の予想外の増加は、1-3月期のGDP予想に対するアップサイド・リスク
<大幅な貿易黒字額の増加の主因は、中国からの輸入の大幅減>
財務省が発表した3 月の貿易統計によると、貿易黒字額は前年比73.9%増の1 兆6335億円となり、事前予想(当社:1 兆3400 億円、コンセンサス:1 兆3553 億円)を上回った。輸出額は前年比10.2%増と2 桁台の伸びとなる一方、輸入額が同横ばいとなったためであり、これは2004 年2 月にマイナスを記録して以来の低さである。その結果、1-3月期通期の貿易黒字額は前年比79.2%増の2 兆6067億円となった。また、同時に発表された2006年度の貿易黒字額は前年比16.4%増加の9兆540億円となり、2 年ぶりにプラスに転じた。
▼初任給と株価/
初任給が増えた企業=株価パフォーマンスが良い傾向
4月は新入社員が街にあふれる季節だが、景気の持続的な拡大で雇用環境が改善している。
雇用が拡大する中で企業には人材確保が重要となり、そのためには報酬は重要な項目であろう。
そこで、大和総研・投資戦略部クオンツチーム(吉野貴晶チーフ クオンツアナリスト+斉藤哲朗クオンツアナリスト+佐藤智穂クオンツアシスタント/Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、新卒者の初任給を基準に、株価との関係を観察した。
「初任給が高い企業の株価が高い」「初任給を高めた企業の株価は高い」との仮説をもとに、初任給と株価の関係を観察し、分位ポートフォリオを行った。その結果、初任給の水準・初任給の変化率ともに、年度毎に明確な結果はみられなかったが、過去の平均では、初任給が良い企業グループの方が、パフォーマンスが良い傾向が見られた。
▼今日の株価予想/
相場全体にも、押し目買いの機運が出てこよう
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
昨日の米国株式は大幅上昇。耐久財受注が市場予想を上回ったことやアマゾン・ドット・コムが好決算で急騰したことを受けて買いが先行すると、リストラ計画を発表したアルコアの急伸もあり終日堅調な値動きとなった。その結果、NYダウは節目の13000ドルを大きく上回り、またS&P500やナスダックなど主要株価指数も年初来高値を更新している。また、シカゴ市場の日経先物は17500円台を回復する場面もあった。
これを受けて、本日の東京市場は買いが先行しそうだ。
米国株式の極めて堅調な値動きを見て、先物などへの買戻しが先行しそうだ。その際に、朝方の外資系証券の動向などから需給面での懸念が薄らぐとすれば、週初に高値をつけた後は軟調な値動きを続けてきた東京市場も落ち着きを取り戻しそうだ。そうなると、慎重な見通しが目立つ決算だが、これに対する株価の反応も限定的なものになり、相場全体にも押し目買いの機運が出てこよう。そのため、本日の東京市場は、需給や決算を見極めながら戻りを試す動きになりそうだ。
テクニカル分析
昨日の日経平均株価は大幅続落となった。前日までの3日の終値は上下3.6円の狭い範囲に集まっていたが、昨日の終値はここから下に放れる格好となった。そのため、目先では4月23日高値17656円からの下落トレンドが見られる。仮に19日の安値17219円を下回ると、3月5日安値16532円~4月17日高値17782円までの上昇に対する調整になろう。その場合、この上昇に対する50%押しの17150円や61.8%押しの17010円が下値の目途となる。なお、4月の安値16999円(2日)もこの水準にある。一方、上値は昨日の高値17379円が最初の節目。これを上回ると、昨日の安値17221円が目先での底値となりそうだ。そして、20日~24日の終値が集まる17400円台半ばを終値で上回れるのかも、新たな上昇トレンドの形成という観点から注目される。
話題の銘柄
4689ヤフー/1-3月期は予想以上の広告売上高と業績、経常利益は前年比24%増
野村が決算速報レポートを作成。「4月24日発表の07年1~3月期業績は、売上高が576億円(前年同期比22%増)、経常利益が285億円(同24%増)となり、売上高と利益共に、ガイダンスの上限及び我々の予想を上回った。利益率の高い広告売上高が249億円(前年同期比21%増、前四半期比15%増)と我々の予想の240億円を上回った。直近の広告代理店の月次情報や下方修正で、広告の下振れリスクを指摘する向きが多かったため、広告好調は前向きな驚きを持って受け止められよう」、「決算と同時に、米国Yahooと、同社傘下で日本において検索型広告のシステム運用を行うオーバーチュア社の株式を取得し子会社化することについて、覚書を締結したと発表した。オーバーチュアは、米国Yahooが開発した新システム『Panama』の日本での展開を担う重要企業であり、米国Yahooが手放す可能性は極めて低いと考えていた。今後発表されるであろう、取得価格とのれんの償却方法が注目される」と指摘。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼FX相場予想/
円のせいで他の全通貨に、ドル安の極端なしわ寄せ
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
<ドル円が動き出せば、ユーロの上げ速度も鈍る>
日本がドルを買い支えてなければ、どこまでドル安が進んだかわからないって感じ。
民間介入やらせているようなものだからね。まあ、円のせいで市場がいびつになっていることは確かだね。ユーロは現状、数ポイントで最高値更新に位置している。夏前に最高値更新と以前ここに書いたけど、4月とも思わなかった。年内に1.40という線も前倒しかねえ。円のせいで他の全通貨にドル安のしわ寄せが極端に圧力となっている。ドル円が動き出せば、ユーロの上げ速度も鈍るだろう。
(4月26日。木曜日。梅雨明け?と思う日。)
▼ユーロ円相場/
160円台前半、値ごろ感からか「円キャリー・トレード」
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は25日、為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
ドル円相場
4月24日の東京市場では、一時、「円買い」も見られたが、俯瞰して見るならば、「ゴールデン・ウィーク」を控えての動意薄。118円台ミドルで、持ち合い、小動き、といったところ。
4月24日のロンドン市場では、値ごろ感からか、「ユーロ円」などの「円キャリー・トレード」を行う市場参加者も出て、その影響から、ドル/円(USD/JPY)は、「ドル買い円売り」となった。
「学習効果」で、高値、上値を追いかけての「外貨買い円売り」は避けるが、比較して、相対的に安いと考える水準では、「円キャリー・トレード」を行う市場参加者が存在する、ということ。
4月24日のロンドン市場では、ドル/円(USD/JPY)は、118円台後半に上昇するが、---高値は、[118.85-95]レベル---結局は、そこから高値、上値を追いかける様子は無かった。
ニューヨーク市場では、118円台ミドル程度に再び下落。
[118.50]を挟んでの上下動となった。そのままニューヨーク・クローズ。
4月25日の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、「若干の円高水準」で、概して、[118.25-55]程度での小動き。4月24日の海外市場で、ユーロ/ドル(EUR/USD)や、ポンド/ドル(GBP/USD)で、
「ドル売り」になった影響で、ドル/円(USD/JPY)でも、連れて「ドル売り気味」に動いた、と考えている。
▼FX相場予想/
円高が多い「GW相場」を想定できる明日の相場
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。
相場のほうは、昨日からまた落ち着いた動きをしています。
今日は材料もなく小動きの展開となってくると思います。月末近いので、投信の設定があると思いますが、明日、日銀の「展望レポート」発表を控えているので、大きくは動かないでしょう。
明日が終わると、いよいよGWに突入です。
例年、GWは円高になることが多いのですが、今年は一体どういう展開になるのでしょうか?
今のところまだよくわかりません。明日である程度わかってくると思います。
▼追加利上げと債券相場/
早期連続利上げ織り込み=やがて吸収の公算大
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント …下落。カーブはフラット化
昨日の米市場は株高(NYダウは初の1万3,000ドル台乗せ)債券安。本日は2年国債入札がある。
クーポン引き上げ(0.9%の公算)などから不安は多くない。しかし、明日に展望レポートの公表を控え、その面での警戒感はあろう。したがって、相場は下落、カーブ・フラット化が見込まれる。
本日の想定レンジ(長国先物6月限) : 133円83銭~134円07銭
▼今日の長期金利/
欧米債安と株価反発を嫌気して小反発と予想
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝7:40、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
<予想レンジ>
・ 長期金利(#285)1.645%~1.670%
・ 債券先物(6月限) 133.95円~134.20円
<シナリオ>
長期金利は、昨日の欧米債安および米株高を受けた日経平均株価の反発(見込み)を嫌気して小反発する。
債券先物チャート
6月限の日足は、上放れ・上影陽線。マドは134.01円-134.09円。
基準線(134.18円)に上値を抑えられた。
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価はNYダウが終値で市場最高値13,000ドルと大台乗せを達成したことを好感して上昇した。日経平均 が終値で前日比+129.48円高の17365.64円、またTOPIXも同+7.65高の1694.99、JASADAQ指数は同+0.27高の80.77となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、海運業、不動産業、化学などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は、ドル円相場は118.55-118.60円前後で推移、ユーロ円は161.77-161.83円前後で推移している。
★ホンダ06年度連結業績=営業利益は実質+17%増、年間配当金は67円
本田技研工業株式会社(7267)は25日、2006年度連結決算を発表した。全ての事業で増収となり、連結売上高は11兆871億円(11.9%増)と、7年連続で過去最高を更新した。営業利益は、8,518億円(2.0%減)は特殊要因を除く実質で17%増加した。税引前利益は、7,928億円(4.5%減)、当期純利益は、5,923億円(0.8%減)となった。 なお、前年度の営業利益、税引前利益には、厚生年金基金代行返上益として計上した1,380億円の影響が、前年度の当期純利益には828億円の影響が含まれている。関連会社持分利益は、主にアジアの関連会社での増加により、1,034億円(3.8%増)と7年連続で過去最高を更新した。また、当年度の期末配当金は1株当たり20円を予定、年間では中間配当金30円、第3四半期末配当金17円と合わせ、67円とする予定。(2006年7月1日をもって、株式を1株につき、2株の割合で分割しており、分割前の試算では、年間配当金は34円増配の134円に相当する。) http://www.honda.co.jp/investors/event/
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
松下電器産業株式会社(6752)
□「Nのエコアイディア」キャンペーンが新たにスタート
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?WB_2DF_36_kqp
□マイレッツ倶楽部限定カスタマイズモデル(R/T/Wシリーズ)
レッツノートのカラー天板をイメージしたポータブルDVD MULTIドライブも発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?WC_2DF_36_kqp
□モバイルノートパソコン「Let'snote」R/T/Wシリーズ発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?WD_2DF_36_kqp
□名刺OCRソフト「ScanToOffice Card Ver.2」を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?WE_2DF_36_kqp
本田技研工業株式会社(7267)
■2006年度第4四半期 連結決算説明会プレゼンテーション資料を掲載しました。
http://www.honda.co.jp/investors/meeting/
■『ユーロネクスト・パリ、スイスの両証券取引所における株式の上場廃止および 欧州預託証券(EDR)の廃止申請に関するお知らせ』『剰余金の配当に関するお知らせ』を掲載しました。 http://www.honda.co.jp/investors/filings/

