日銀・武藤副総裁講演・5月の株価見通し・今日の株価予想ほか

▼日銀・武藤副総裁講演/
 武藤発言から見える追加利上げ「3つのポイント」


クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、さる4月4日に行われた日銀の武藤副総裁の講演は、「現下の日銀の政策運営姿勢を簡潔にまとめたもの」であり、その要旨に改めて目を通してもらいたいと語る。

ポイント:
いよいよ今日は、3 月主要経済データと日銀展望レポートが公表される。弊社では、それらに加え、来週公表される米国データ(4 月の製造業ISM、4 月の雇用統計)の結果を踏まえた上で、早期追加利上げ(基本線は6 月15 日会合での利上げ)の確率を見直す。ただ、その前に市場参加者には、是非とも、4 月4 日に行われた武藤副総裁講演の要旨に改めて目を通してもらいたい。同日の武藤副総裁の講演は、現下の日銀の政策運営姿勢を簡潔にまとめたものであるからだ。以下では、同講演における3つの最重要ポイントを再度整理しておく――。

【Washington Political Report】(有料)特約 (April 7-13, 2007)
フレッド・トンプソン出馬待望論への疑問

ルデイ・ジュリアニ前ニューヨーク市長、ジョン・マッケイン上院議員、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事など現在の共和党大統領候補では来年の大統領選挙は充分に闘えないという共和党関係者の心配は続いています。そういう風潮の中で有力な代換候補として話題にのぼるようになったのが、2002年までテネシー選出の上院議員だったフレッド・トンプソンです。上院議員をやめてから、元の職業であるテレビ俳優に戻ったトンプソンは明らかに大統領選出馬への野心を抱いており、この数週間はメデイアのインタビューに応じたり、議会共和党議員と接触したりして、出馬した場合の反応を探っています。今週水曜にはワシントンで共和党下院議員約50人と会い、政策などで意見交換をしました。10日前に癌の兆候を持っていることを明らかにしたのも、大統領選出馬に向けての反応を探るためと見られています。

共和党関係者の間ではトンプソンの評判は驚くほど良く、トンプソン出馬待望論は確実に高まっています。南部出身で大事な南部票を多く獲得できること、政策面では共和党保守を代表できること、俳優という職業柄故レーガン大統領と同じく見栄えがよいこと、予備選までには未だ充分に時間があり選挙資金集めも問題がなさそうなことなどがトンプソンの強みです。少なくとも上記の3人の候補と肩を並べることはできるだろうというのが大方の期待です。(以下略)

▼5月の株価見通し/
  企業決算は予想外に良好=5月は強気相場と見る


大和証券・投資情報部アナリスト課次長の保志泰さん(Yasushi Hoshi/ Daiwa Securities Co., Ltd.)は今朝、本誌に取材に応じて、5月の株式相場について、「企業決算の内容は事前に予想したほど悪くなく、決算発表を境に相場は強くなっていく」と語った。

<今期業績見通し=特殊要因除くと、前期並みの増益基調>

現状、決算発表は始まったばかりだが、約200社のうち180社が今期の増益を、前期+9.7%増から今期は+0.6%増と見込んでいる。一見、減益に見えるが、(1)減価償却制度の見直しに伴う積み増しが10%押し下げ要因になる、(2)例年どおり、今の時期は1ケタ前半の保守的な見通しを出す傾向がある、という2つの特殊要因からみると、増益基調が続くと見る。

実際、127社が増益計画を発表している。さらに、「配当には強気で、配当性向を引き上げる企業が多い」と言う。この結果、5月の予想レンジは、日経平均で17,500円~瞬間的には18,500円の高値も予想する。

<外国人は先物は売っているが、現物は買っている!>

株価水準でみても、3月の世界連鎖安時に外国人投資家が売り越しており、「割高感が解消している」と言う。そして、NYダウなど海外株式が上昇するなかで、出遅れが目立つ。実は、出遅れは今回に限ったことではない。2006年5~6月の調整局面や同年10-11月の下げでも同じ傾向が見られた。

注目すべき点は、「この出遅れ局面で外国人は先物を売っているが、現物株は余り売っていないことで、こうした動きに日本人投資家は翻弄されている」と保志さん。今回も先物取引での動きが遅れており、同じ動きと見る。

こうした背景から、「5月は全面高になる可能性もある」として、セクターでは製造業もさることながら、設備投資を増やしている情報サービス関連株など非製造業に注目する。

▼今日の株価予想/
 需給・決算等の見方緩和、押し目買い入りやすい状況


T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

昨日の米国株式市場では、NYダウは続伸となった。アップルが予想を越える決算を発表し、上場来初めて100ドル台に乗せたことが好感された。また、3Mやエクソン・モービルの好決算などを背景に、ダウは史上初めて13100ドル台で取引を終了。ナスダックも続伸した。ただ、上値では利益の確定売りもあり、S&P500は小幅反落となった。なお、シカゴ市場の日経先物は17500円台に乗せている。

これ受けて、本日の東京市場は小じっかりのスタートになりそうだ。
引き続き米国株式市場が堅調さを保っていることが下値支えになる。また、円相場が119円台半ばまで下落していることが好感されそうだ。ただし、内外の投資家からの利益の確定売りに対する思惑があることから、8日続けて売り越しになっている寄り付き前の外資系証券の注文動向など、需給動向を確認しながらの売買になりそうだ。また、決算発表や大型連休前であることを気にする向きも多い。それでも、昨日からは需給や決算内容などに対する神経質な見方はやわらぎ、押し目買いが入りやすい状況になり始めていることから、本日の東京市場は底固い値動きになりそうだ。

テクニカル分析
昨日の日経平均株価は大幅反発。前日の高値17379円を上回ったことで、同日の安値17221円が目先では底値になったとみられる。ただ、終値では4月20日~24日の3日の終値が集まる17450円水準を上回ることはできず、短期的な上昇トレンドにはまだつながっていない。ザラバでの上値の抵抗線は17500円水準。24日の高値17500円、そして昨日の高値も17496円とこの水準で上値を押さえられている。ただし、これを上回ると、4月23日の高値17656円が目標になる。仮にこれも上回ると、年初来安値16532円(3月5日)からの上昇トレンドが確認され、年初来高値18300円(2月26日)を目指す動きが強まりそうだ。

一方、昨日の安値17321円などがある17300円水準が最初の支持線。しかし、これを下回り、今週の安値17221円も下回ると、同時に19日の安値17219円を下回るとみられ、そうなると、16532円~4月17日高値17782円までの上昇に対する調整になろう。その場合、この上昇に対する50%押しの17150円や61.8%押しの17010円が下値の目途となる。なお、4月の安値16999円(2日)もこの水準にある。

話題の銘柄
3036アルコニックス/レアメタル調達競争激化、専門商社として存在感高まる

いちよしでは、「自動車、デジタル家電などの高機能化に不可欠な磁性材料、二次電池材料など非鉄金属製品の原料調達、および製品販売をコア事業とする。同社は旧日商岩井の非鉄金属部門から独立した専門商社で、子会社にレアメタル(希少金属)、レアアース(希土類)など鉱物資源の調達に特化したアドバンスト マテリアル ジャパンを有する。足下、レアメタル市況はエレクトロニクス業界向けなどでの需要拡大を背景に強含んでおり、連結業績に追い風となっている模様だ。07年3月期は、会社側の通期連結経常利益見通しが17億円であるのに対して、第3四半期(累計)で既に16.65億円を稼ぎ出し、通期業績は上ぶれ着地したと推測される。中期的なレアメタル、レアアースの需給には逼迫感が強く、同社の成長ポテンシャルは高いと見る」と指摘。2007年3月期連結経常利益を会社計画17億円(EPS372.8円)に対し22億円(EPS464.0円)と推定し、2008年3月期38億円(EPS807.8円)、2009年3月期50億円(EPS1118.5円)と予想。中期連結EPS成長率を年率33%と予想し、DCF法に基づく株価のフェアバリューを9608円と試算。株価レーティング「1-A-HR」で新規カバレッジを開始した。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼FX相場予想/
「円はどっちにしても弱い」という毎度の構図


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

円中心の相場展開になってみたり、ドル主体の展開になってみたりで忙しい。
円はどっちにしても弱いという毎度の構図。ドル円はもう飽きた。4月3日から毎日118円台か119円台の引け。下手すると1ヶ月くらいやりそうな雰囲気もある。

ユーロが失速したが、高値更新まで数ポイントでユーターンって相場の世界ではよく聞く話。
ポンドは久しぶりに落ちるのを見たって印象。というか団子三兄弟とも。(4月27日。金曜日。またポカポカかなと思う日。)

▼円キャリー取引/
 クロス円での取引=ユーロポンドも丁寧に見ておく


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は26日、為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

このところのマーケット(外国為替市場)では、「円キャリー・トレード(円キャリー取引)」が、
またまた再び、活発になっている印象を受ける。クロス円で、「円キャリー・トレード」をする場合は、ユーロ/円(EUR/JPY)を中心に見るべきだ、と考えているが、ポンド/円(GBP/JPY)も、余裕があれば、見ておくほうが良いだろう。
その際には、ユーロポンド(EUR/GBP)も、丁寧に見ておくと良い。
『ユーロ/ドル(EUR/USD)が、マーケットをリードしているのか?』『ポンド/ドル(GBP/USD)が、マーケットをリードしているのか?』が分かる。
4月中旬までは、ポンド/ドル(GBP/USD)がマーケットをリードしていたが、現在(現時点)は、ユーロ/ドル(EUR/USD)がマーケットをリードしている。ユーロポンド(EUR/GBP)が、[0.6850]方向に向かうようだと、ユーロ/ドル(EUR/USD)が、マーケットをリードする状態が続く。
ユーロポンド(EUR/GBP)が、[0.6900]を上に抜けていくようだと、ポンド/ドル(GBP/USD)の取引を行なうよりも、ユーロ/ドル(EUR/USD)の取引をした方が良い、ということになる。
その際は、ポンド/円(GBP/JPY)の取引よりも、ユーロ/円(EUR/JPY)の取引をした方が効率が良い、ということになる。しかし、それは、あくまでも、「効率」とか、「合理性」に主眼点(ポイント)を置いているだけのこと。「趣味」とか「好み」、「思い入れ」があるので、個々人が考えれば良いことです。(念のため)

▼FX相場予想/
 投信設定+ヘッジファンドの勇み足=ドル円上昇?


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。

昨日は意表をつくドル円の上昇となりました。投信の設定が効いたようです。それ以外にも上昇の要因があったのですが、それはストラテジーに書きましたので、また後でご覧になってください。内容はヘッジファンドの勇み足について書きましたのでご覧になってください。さて、本日午後3時に日銀の「展望レポート」が発表になります。内容がどうなっているのかよく見ておきたいと思います。

▼今日の長期金利/
 強弱材料交錯するなか、神経質にもみ合うと見る


三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝7:25、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#285)1.645%~1.670%
・ 債券先物(6月限) 133.90円~134.15円

<シナリオ>
長期金利は強弱材料が交錯するなか、神経質にもみ合う。3月分・全国消費者物価指数(CPI)の下落率拡大<見込み>を材料に下落しようとするが、4月分・都区部コアCPIの下落率縮小<見込み>を意識して下げ渋る。鉱工業生産指数については、前1-3月期の反落<見込み>が低下要因となる半面、今4-6月期の堅調予測が示されると上昇圧力がかかる。その場合、欧米債の続落も影響する。波乱要因は、「展望レポート」公表(15:00)、福井利彦日銀総裁の記者会見(15:30)、大型連休入りに備えたポジション調整の動き。

▼今日の債券相場/
現基本線は相場弱含み、指標数字で多少変わる


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント …基本線は弱含みだが、結局は展望レポート待ち
本日は指標発表が相次ぐ。各コンセンサスは以下のとおり――。
3月全国消費者物価(除く生鮮食品):前年比0.2%減。3月鉱工業生産:前月比1.0%程度増、3月家計調査・実質消費支出:前年比1.0%未満増。消費者物価のマイナス幅拡大は本来、ポジティブ。しかし、織り込み済みの上、展望レポートへの警戒感で相殺される公算大。昨日は米債安に打たれ強かったが、続落でさすがに効いてこよう。したがって、現在の基本線は相場弱含みで、指標の数字で多少変わると見る。それでも、結局は展望レポート待ち。
本日の想定レンジ(長国先物6月限) : 133円88銭 ~ 134円10銭

ニュース・チェック

★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は朝方17.500円台まで上昇したが、結局、行って来い。前日比69円安の水準に戻った。日経平均 が終値で前日比-69.17円安の17360.00円、またTOPIXも同-2.01安の1701.40、JASADAQ指数は同-0.12安の80.85となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、海運業、証券商品先物、卸売業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は対ドル、対ユーロで円安が進んだ。ドル円相場は119.60-119.65円前後で推移、ユーロ円はNY市場で最高値を更新し、162.68-162.75円前後で推移している。

★大和証券グループ本社=連結・日の出証券と非連結・金吉証券との合併基本合意
大和証券グループ本社(8601)の連結子会社である日の出証券株式会社と非連結子会社である金吉証券株式会社は、26日、両社の取締役会において決議の上、関係当局の承認等所要の手続完了を条件として合併することに基本合意し、今後具体的な検討に入ることとした。「合併後の大和証券グループ本社連結営業収益及び連結総資産に与える影響は軽微」としている。 http://www.daiwa.jp/CACHE/japanese/press.cfm

★バークレイズGIグループ=海外ETF、iシェアーズ14本を新規に日本市場投入
世界最大級の資産運用会社であり、上場投資信託(ETF)の分野で業界最大手のバークレイズ・グローバル・インベスターズ・グループ(以下、BGIグループ)はこの度、外国籍の上場投信商品iシェアーズ14本の日本での提供に関し、金融庁への届け出が完了した。今回新たに投入される14本のiシェアーズは、今後日本の証券会社を通じて日本の投資家に提供される。これにより、日本で提供されるiシェアーズは合計で26本となる。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

松下電器産業株式会社(6752)
□FM/AM2バンドラジオ「RF-U350」を発売
  http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?X2_2DF_37_kqp
 □-きれいなおねえさんは、好きですか。-「PREMIUM MEMBERS 2007 in ASIA」キャンペーンがスタート
  http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?X3_2DF_37_kqp
 □ネットワークカメラ専用録画ビューアソフト「BB-HNP15」を発売
  http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?X4_2DF_37_kqp
 □ETC車載器の利用車番号サービスに対応する機器組み込み可能な小型の民生用
 「DSRC路側無線装置」の受注を開始
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?X5_2DF_37_kqp

ソニー株式会社(6758)
■本日の一部報道内容に関して
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/index.html 

株式会社デンソー(6902)
■平成19年3月期(2006年度)決算を発表
売上高は前期比13.2%の増収、営業利益は前期比13.7%の増益となりました。 http://www.denso.co.jp/ja/investors/financial/index.html
■役員の異動について
http://www.denso.co.jp/ja/newsreleases/070426-02.html
■自己株式の取得に関するお知らせ
http://www.denso.co.jp/ja/newsreleases/070426-03.html
■ストックオプション(新株予約権)に関するお知らせ
http://www.denso.co.jp/ja/newsreleases/070426-04.html
■北海道千歳市に車載用半導体製品を生産する新会社を設立
デンソーは、北海道千歳市に車載用半導体製品を生産する新会社を設立します。
http://www.denso.co.jp/ja/newsreleases/070426-05.html

トレンドマイクロ株式会社(4704)
■米国NASDAQにおける当社ADR(米国預託証券)の上場廃止
およびSEC(米国証券取引委員会)からの登録廃止に関するお知らせ
  http://www.trendmicro.com/jp/about/investors/overview.htm

株式会社サイバーエージェント(4751)
■2007年3月業績速報の開示について
http://ir.cyberagent.co.jp/financial/monthly/index.html
■2007年9月期中間業績予想(連結・単体)に関するお知らせ
http://ir.cyberagent.co.jp/
■ユーザー参加型 生活情報サイト「よくばり生活」
クチコミ効果の高いブログレビュー機能を追加しサイトリニューアル
http://www.lifemile.jp/m/yokubari/

株式会社カカクコム(2371)
■カカクコムと創芸、新築分譲マンションに特化した情報検索サイト
「マンションDBβ版 (http://mansion-db.com/)」を開始~マンション選びのソムリエを目指す~
http://kakaku.com/info/press_release/20070426.pdf

コナミ株式会社(9766)
■2007年3月期決算日程のお知らせ 
http://www.konamistyle.jp/em/pg/clickurl.php?qIds=tupSMBjmx6-sM3nVBo5F&