日銀・金融政策・日銀・審議委員交代・来週の株式相場ほか

▼日銀・金融政策/
  個人消費の連続回復⇒早期追加利上げに大きな支援材料


クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、「1-3月期の個人消費は再び3%超の高成長?」として、追加利上げの支援材料になると見る。

ポイント:
昨年10-12月期に年率+4.2%もの高成長を達成した実質個人消費は、1-3 月期も同程度のペースでの高成長を実現する勢いにある。2 四半期連続での高成長が視野に入った今、政府も個人消費の判断を上方修正せざるを得まい。個人消費の回復は、早期追加利上げの大きな支援材料となるだろう。

<消費総合指数は、2ヶ月連続の大幅改善>

内閣府・消費総合指数は、家計調査の実質消費支出の回復等を受け、1、2 月と2ヶ月連続で大幅に上昇した。すなわち、同指数の前月比をみると、1 月+1.3%、2 月+1.0%と2ヶ月連続の1%超えとなっており、3 月の水準が2 月比横這いとなった場合、1-3 月期の前期比は+1.3%と、昨年10-12 月期の+0.9%を凌ぐことになる(図表1)。

▼日銀・審議委員交代/
 ハト派?タカ派?亀崎氏、中村氏の2新委員


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、日銀金融政策委員会で審議委員の交代が行われたことについて次のようにコメントした――。

5日付けで、審議委員が交代しました。
新しい人は、元三菱商事副社長の亀崎英敏さんと元商船三井フェリー会長の中村清次さんです。 

退任になった春、福間両氏のうち、春さんが「ハト派」(利上げに慎重な人たち)だったので、
この人が交代したということで、利上げがしやすくなると見る人もいるようです。しかし、まだ、この新しい2人はどういう意見を持った人か、よくわからないので、今の時点でどうこう言うのは少し尚早だと思います。これから、いろいろ発言を聞きながら、どういう考え方をする人かを探っていきたいと思います。

【Washington Political Report】(有料)特約   (March 24-30, 2007)
早まる来年の大統領選予備選の日程

今月末に連邦選挙委員会が各大統領候補の今年第一四半期の選挙資金集めの結果を発表します。抜群の資金集めの能力を持ったヒラリー・ローダム・クリントン候補は恐らくは数千万ドル、その次のレベルになる民主党のオバマ、エドワーズ、共和党のジュリアニ、ロムニー、マッケインなどの候補も1千万ドルを越える資金を集めた可能性があり、公表が待たれます。これによって資金集めのできる候補とできない候補がわかれるようになり、資金集めのできない候補は自然に脱落してゆくでしょう。1月前に早々と立候補を取り下げた民主党のトム・ビルサック候補(前アイオワ州知事)の脱落の理由も資金集めのできないことがはっきりしたことでした。

ところで来年の大統領選予備選の日程は従来の予備選とは比較にならないほど早まり、指名争いの大勢を決める所謂「スーパー・テユーズデイ」はこれまでより1ヶ月以上早い2月5日になる可能性が高まりました。

1月14日にアイオワの党員集会(caucus)、1月19日にネバダの党員集会(民主党のみ)、1月22日にニューハンプシャーの予備選(primary)、1月29日と2月2日にサウスカロライナの予備選(29日が民主党、2日が共和党。共に予定)が行なわれた後、2月5日には少なくとも9州、多ければ23州が一斉に予備選をおこなう予定です。2月5日に既に予備選を決定したのは、アラバマ、アリゾナ、アーカンソー、カリフォルニア、デラウエア、ミズーリ、ネバダ(共和党のみ)、オクラホマ、ユタの9州、この日に予備選をおこなうことを検討しているのは、コロラド、フロリダ、ジョージア、イリノイ、カンザス、ミシガン、モンタナ、ニュージャージー、ニューメキシコ、ニューヨーク、ノースカロライナ、ロードアイランド、テネシー、テキサスの14州にのぼります。

大事なのは、2月5日に予備選を実行する、あるいは実行を検討している23州の中には、カリフォルニア、ニューヨーク、テキサス、イリノイ、フロリダ、ニュージャージー、ミシガン、ジョージア、テネシーなどの人口の密集する最大州の殆どが含まれていることです。ここに含まれない大州はオハイオ、ペンシルバニア、バージニア、マサチューセッツくらいしかありません。(以下略)

▼来週の株式相場/
  調整期入りで、低PER、低PBRのブルーチップに注目


ソシエテ ジェネラル アセット マネジメント投資調査部チーフエコノミストの吉野晶雄さん(Akio Yosshino/ Chief Economist, Societe Generale Asset Management (Japan) Co.,Ltd.)は今朝、本誌の取材に応じて、「4月は3月までの株価上昇の反動で上がりにくい」として、来週の株式相場について、日経平均で17,000円~17,700円のレンジを予想した。

<NYダウは、12,200ドル程度までの調整はあり得る>

吉野さんは、4月下旬から始まる企業決算発表では下方修正が先行するとして、プロフィット・ウォーニングを見込む。米国ではFRBの関係者が住宅市場の落ち着きなど景気に対して楽観的な発言を行っている。

しかし、「サブプライム住宅ローン焦げ付き問題を脇において米国株が上昇しており、高値警戒感がある」として、今夜の雇用統計やイースターを契機に売りが出てくると見ている。下げ幅は、NYダウで200~250ドル程度で、下げて12,200ドル。3月の安値11,900ドルレベルまでは下げない、と見込む。

このレベルを日経平均に当てはめると、17,000円。
国内でも、生産や設備投資の好調ぶりを背景にして株価が上昇してきたが、日銀短観の数字を子細にみると、2006年3月期の見通しと比べて悪化しており、「明らかに大企業製造業の業績が鈍化している」と言う。好調さはやや衰えるが、大きな悪化もないという状況だ。

<為替は、8月~9月に110~112円の円高へ>

こうした収益環境の下では、企業が業績見通しに慎重になるのも無理はない、と言う。
今年、為替は8月~9月に110~112円の円高(ただし、年末にかけてはドル高・円安)、世界経済のスローダウンを予想。アナリストとしても「こうした外部環境を踏まえて、企業業績を慎重に斟酌する必要がある」と言う。

ただ、その半面では年金マネーや新規設定の投信マネーの流入が期待できることから、上記の不透明感と併せ考慮すれば、セクタ-・個別銘柄では「低PER、低PBRの大型のブルーチップ、たとえば東芝()などが期待できる」と見ている。

▼今日の株価予想/
 昨日安値17,430円下回ると、17,576円が目先の天井?


T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

昨日の米国株式は上昇した。週末が休場であることに加えて、雇用統計の発表が控えていることで手控え気分が強かった。ただ、来週から本格化する決算発表への期待感に押し目買いが続き、NYダウは6日続伸となった。また、シカゴ市場の日経先物は、おおむね17500円台でのもみ合いだった。

これを受けて、本日の東京市場は小じっかりのスタートになりそうだ。
米国株式の続伸に加えて円相場が落ち着いていることで、主力銘柄への買いは続こう。一方で、株価指数が先月下旬からの保ち合い圏の上限にあることで、上値では利益の確定売りが予想される。その上で、預金準備率の引き上げを受けた中国株式の動きなどを見守ることになろう。ただ、今晩の米雇用統計の発表を控え積極的な売買にはつながりにくく、本日は引き続き値固めの動きになりそうだ。
テクニカル分析
昨日の日経平均株価は、3日ぶりに反落。17500円をはさんだ狭いレンジでの取り引きとなった。昨日の高値17531円を上回ると、4月2日の安値16999円からの上昇トレンドがあらためて顕在化して、4日の高値17576円を上回る可能性が強い。その場合の上値の目途としては、3月5日安値16532円~3月12日高値17325円までの上昇分約800円を、16999円に加えた17800円があげられる。一方、昨日の安値17430円を下回ると、4日の安値17394円を割り込む可能性が高く、そうなると、17576円が目先での天井になりそうだ。

なお、中期で見ると、昨年来高値18300円(2月26日)~3月安値16532円(5日)までの下落幅の61.8%戻しとなる17625円が注目される。4日に一旦3月の高値17558円(26日)を上回ったことで、16532円と16628円(3月14日安値)を2つの底値とするダブル・ボトムの形がより鮮明になってきているだけに、この17625円を上回ると、18000円の大台回復や全値戻しとなる18300円も視野に入ってくる。

話題の銘柄
5411 JFEホールディングス/厚板値上げ決着はポジティブニュース、経常利益増に貢献

4月4日付け鉄鋼新聞1面で、JFEホールディングスの鉄鋼子会社JFEスチールが、4月から造船向け厚板価格を5000円/トン(約10%)値上げすることで国内ユーザーと決着したと報じられた。野村では、「国内造船会社向け厚板の価格交渉では、鉄鋼会社が06年10月から5000円/トンの値上げを打ち出したが、一部の造船会社で07年1月に2500~3000円/トンの値上げが実現したに留まっていた。今回の値上げは、1月に値上げできなかった造船会社には4月以降(4月と10月に分けて値上げするケースもあると見られる)5000円/トンの値上げを実現し、1月に値上げした造船会社には、7~10月に残りの2500円/トンを値上げし、累計で5000円/トンの値上げを実現するというものである」、「造船会社向け出荷量は国内出荷量の10%を占め、5000円/トンの値上げは、全社ベースでは500円/トン、全社の平均販売価格75000円/トンを0.6%押し上げる効果がある。造船向け厚板価格が年間で5000円/トン上昇すれば、新日本製鐵やJFEホールディングスの経常利益には80~120億円程度の増益インパクトになる」と指摘。メリルでも、「紐付き主体で厚板を生産・販売する新日本製鐵、JFEホールディングス、住友金属工業、神戸製鋼所にポジティブなニュース。厚板の生産量(2005年度)は、新日本製鐵420万トン程度、JFEスチール420万トン程度、神戸製鋼所130万トン程度、住友金属工業120万トン程度と見られる。相対的に影響が大きいのは神戸製鋼所(全社粗鋼生産に占める厚板の比率が17%程度)、JFEホールディングス(同14%程度)と推定される」と指摘。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼FX市場の風雲児/
 イースターの薄いところをつき、ロシアがユーロで大暴れ?


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

イースターの薄いところをついてきたね。ロシアがユーロで暴れていたらしい。
ポンド円のように動かすには、ユーロドルは大きすぎたようではある。それにしても英語、日本語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語など言語が全て鍋の中で暴れていたような複雑な動きとなった。ユーロは全通貨に対して急騰、スイスは多少追随、ポンドは悪役、太平洋は一休み、ユーロ円は急伸、ポンド円は急落、ユーロポンドは急騰、オージー円とスイス円が従兄弟同士のような値段、唯一さぼっているように見えたのがドル円。商い薄いから、いろいろ狙う動きが続きそう。市場は雇用統計悪いと先読みしたようだ。

ところでG7の後、今度はIMFでも何かやるんだって?為替も何か出るらしいね。と言うわけで春の四月は比較的お祭り的になりそうな雰囲気。(4月6日。金曜日。香港がイギリスの真似をして連休にしたと思う日。)


▼FX投資戦術/
 118円台の高値水準で、ドルを買う気は全く無い


元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

ドル/円は、総じて、高値持ち合い】
---「売り方」「買い方」ともに、希望的願望で「にらみ合い」---
昨日(4月4日)のドル/円(USD/JPY)は、総じて、高値持ち合い。概して、118円台後半で膠着した。ダラダラとした膠着ではなく、緊張感のある「にらみ合い」。「売り方」VS「買い方」の、それぞれの思惑を含んでの、『こうあって欲しい』という願望がぶつかっていた印象。
「売り方」は、『せめて118円台前半に、それがダメなら[118.40-50]程度でもいいから・・・』
と、下落を願い、「買い方」は、『早く、119円台を買っていって欲しい。誰か買えよ!』といった願望。
ただし、それは、「売り方」も「買い方」も、ともに、自分がそうするのではなく、誰か他の市場参加者が、それをすることを願う、といった希望的願望。だから、ダラダラとした膠着ではなく、願望という強い情念を含んだ「にらみ合い」になる。---そういった情念を感じませんか・・・?---

▼債券相場戦術/
 今金利上昇局面=デュレーションを長く取るのがセオリー


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント …横ばい弱含み、カーブはフラット気味
米債安で昨日の反発は概ね帳消しとなろう。今晩発表の3月米雇用統計はN.F.P.で前月比13万人増が予想の中心。休日の関係から米債は午前11時までの短縮取引のためOne Wayに注意。その発表を控えていることも警戒感を招く。以上から、相場は横ばい弱含み、カーブはフラット気味と予想する。(AM6:36、佐野さん)
本日の想定レンジ(長国先物6月限) : 133円67銭 ~ 133円89銭

ニュース・チェック

★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、朝方は高く始まったが、上値が重いことから下げに転じた。日経平均 が終値で前日比-54.38円安の17437.04円、またTOPIXも同 -8.39安の1712.33、JASADAQ指数は同-0.56安の83.79となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、その他製品、精密機器、ゴム製品などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は、ドル円相場は軟調で118.74-118.77円前後で推移、ユーロ円は上昇して160円台が近づく。159.35-159.44円前後で推移している。

★日興AM=「世界好配当インフラ株ファンド(毎月分配型)」4月26日に設定
日興アセットマネジメント株式会社(取締役会長兼CEO:ティモシー・マッカーシー氏)は、新たに追加
型株式投資信託「世界好配当インフラ株ファンド(毎月分配型)」を4月26日に設定、運用を開始する。
募集は、4月6日より新生銀行にて行なう。社会基盤を意味する「インフラストラクチャー」は、「イ
ンフラ」と称され、電力、ガス、水道、道路、空港、通信といった日常生活や経済活動に不可欠な設備・
サービスを指す。日興AMでは、これらインフラに関連した株式を「インフラ株」と呼び、世界的に進展
する企業の民営化や自由化などを背景とした新しい投資テーマと位置づけている。一般的にインフラ株
投資は、①相対的に高く安定した配当金、②比較的安定した株価推移、③長期的な値上がり、④民営化
による投資対象銘柄の拡大、といった点が期待できる。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

カブドットコム証券株式会社(8703)
■信用取引の買方金利改定(引き上げ)について
http://kabu.com/company/pressrelease/2007/20070405.asp

松下電器産業株式会社(6752)
□ワイヤレス オーディオキット「SH-FX570R」「SH-FX570K」を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?SA_2DF_2V_kqp
□SDステレオシステム D-dock 「SC-PM770SD」「SC-NS550SD」を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?SB_2DF_2V_kqp
□高音質SDオーディオプレーヤー「D-snap」を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?SC_2DF_2V_kqp
□「D-snap」「D-dock」SDオーディオ関連新製品を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?SD_2DF_2V_kqp

株式会社サイバーエージェント(4751)
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~ブログ開設者と読者の新たなコミュニケーションの可能性を広げる画期的ツール~
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