▼日銀・追加利上げ/
展望レポートと1-3月期GDP次第で、5-6月の可能性高まる
クレディ・スイス証券チ-フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、日銀の金融政策に対する基本的な見通しに変更はないとしながらも、最近の情勢変化を踏まえて、「5-6月における追加利上げの確率を45%に引き上げ」とした――。
ポイント:
弊社の日本の金融政策見通しは、①基本シナリオは7-9月期における追加利上げ、②リスク・シナリオは5-6 月における追加利上げ、で変わらないが、直近のG7会合や月例経済報告等を踏まえ、確率分布について、これまでの60%対40%から、55%対45%に変更した。4月27日の日銀展望レポート公表と3月主要経済指標を受けた1-3月期GDP 推計値の見直し等を踏まえ、5月初に再度、確率分布を見直す。
<5-6月追加利上げの確率上昇「3つの背景」>
5月17日、ないし6月15日の金融政策決定会合における追加利上げの確率は当初の40%から45%に若干上昇した。まだ50%に満たず、基本シナリオではないが、4月27日の次回日銀展望レポートで金利正常化に対する日銀の意気込みが確認され、かつ、5月16日公表予定の1-3月期GDP について年率2%を上回る成長が見込めることになった場合、6月会合にかけての追加利上げを基本シナリオに格上げする可能性も十分にある。
■07年度の外国人動向/
欧州(オイル)+米国+アジアマネー⇒日本株に流入
大和証券・投資情報部アナリスト課次長の保志泰さん(Yasushi Hoshi/ Daiwa Securities Co., Ltd.)は、今後の東京株式市場に大きな影響をおよぼす新年度の外国人投資家の動向について、次のような分析・見通しを示した――。
<季節性に反し買いが強まる可能性も・・・>
外国人投資家は、2 月末以降に大幅に株式を売り越して相場不安定の要因となった。
3 月第3 週には買い越しに転じたが、買い越し基調の継続が相場上昇の必要条件となろう。しかし、外国人には例年、1~3 月に大幅に買い越した後、4~6月に買越額が縮小するという季節性がある。この背景には5 月にヘッジファンドが決算を迎えることなどが指摘されているが、4~5 月に日本株がピークをつけて割高感が生まれるケースが多かったことも影響している。後者の影響が大きいのなら、割高感なき現状の株価水準、そして持高調整も済んだ外国人が、ここから買いを強めてくる可能性は十分あろう。
▼今日の株価予想/
模様眺めの投資家も、次第に物色意欲強める?
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
昨日の米国株式は続伸した。小売売上高が市場予想を上回ったことや、シティグループが予想を上回る決算を発表したことが好感された。NYダウは3桁の上昇となり、またS&P500は2000年9月以来の高値水準に達している。また、シカゴ市場の日経先物は17900円台に乗せる場面もあった。
これを受けて、本日の東京市場も大きく上昇して始まりそうだ。米国株式が堅調なことに加えて、円相場が一段と軟化していることで買戻しが先行する。さらに、米国では発表された決算内容が市場予想を上回るものが目立つことから、東京市場でもこれから本格化する決算発表への期待が強まり始め、押し目では買いが活発化しそうだ。また、日経平均株価が3月以来の上値抵抗線だった17000円台半ばの水準から上放れるとなると、模様ながめの姿勢を続けてきた市場参加者も、次第に物色意欲を強めると見られる。そのため、本日の東京市場は引き続き上値を試す動きになりそうだ。
テクニカル分析
昨日の日経平均株価は大幅反発。先週末の高値を一旦上回ったことで、4月13日の安値17327円が目先での底値になり、新たな上昇基調が見られる。そして、次の注目される節目は今月の高値である17747円(9日)となる。なお、中期的に見ると、3月の高値17558円(3月26日高値)と4月のここまでの高値17747円(4月9日)を結んで延長した上値抵抗線がある。一段高となれば、現在17800円台半ばにあるこの抵抗線が1つの上値の目途。なお、ここにはチャートのマドの下限である2月28日高値17843円もある。さらに、これを超えた場合は、マド埋めのポイントとなる2月27日安値18073円が目標となる。一方、買い先行となれば、これまでの今月の高値である17747円が下値支持線。また、昨日の前場半ばからは17600円がサポート・ラインになっていた。
話題の銘柄
8155 三益半導体工業/タイムリーかつ積極的な設備投資スタンスを評価
いちよしでは、「300㎜シリコンウェーハの需要拡大という外部要因と信越化学工業傘下でのタイムリーかつ積極的な設備投資という内部要因をドライバーとして、2007年5月期単独売上高は会社計画を上回る増収が想定される。2007年5月期の設備投資額は330億円強の水準(前期比2.3倍)になるものと思われるが、2008年5月期以降も再生ウェーハ加工の生産能力増強も含めてシリコンウェーハ加工については年間200億円を超える設備投資を要するものと当社では想定、減価償却費負担も引き続き利益の重石となるであろう。しかしながら、減価償却費の伸び率は2008年5月期をピークに減少するものと予想し、当社では2009年5月期単独経常利益の大幅増益を想定している」と指摘。今2007年5月期経常利益を会社計画49.01億円(EPS80.6円)に対し従来予想51.1億円(EPS85.1円)から54.6億円(EPS89.6円)へ上方修正し、来2008年5月期経常利益を62.7億円(EPS103.3円)、2009年5月期100.5億円(EPS168.7円)と予想。フェアバリューを3400円と判断、株価レーティング「1-A-MR」で新規カバレッジを開始した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼G7後のドル円/
中長期では円高反転リスクあるも、G7無風で目先は後退
クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/Strategist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、「G7会議およびIMF世銀総会をこなし、当面、円安地合いがサポートされる環境が整ったといえよう」として、次のような見通しを示した――。
欧州経済の堅調さ、FRB の早期利下げ観測の後退、日銀の緩和的金融環境の継続など、主要国のファンダメンタルズに変わりはなく、G7 が無風だったことで、早期の円高への反転リスクは後退した。
<120円超えれば、短期的に年初来高値122円台トライへ>
当社では、これまでG7会議でのサプライズを想定し、向こう1ヶ月の予想レンジを115円~120 円としていたのだが、心理的な節目である120 円を超えることができれば、短期的に年初来の高値である122円台をトライする可能性も出てきた。
▼G7とFX相場/
ファンド勢にお墨付き=円キャリーを大幅増大
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
東京も欧州もほとんどやる気がないのに頑張っているのがNY.ファンド勢はお墨付きをもらったということで円キャリーをさらに大幅増大させている。円安が進むと、世界の株も商品も全て堅調となり、お仏壇の長谷川的状態になる。ほとんどのクロス円は霧の中に入ってきており、羅針盤なし。10年、15年前のデータが役に立つとも思えず。
我らが日銀総裁は円キャリー復活の兆しはまだないなどと言っていたのだから、たぶんないのであろう。円独歩安状態に入ってきて沼的状況。またいずれ制御不能になるだろう。ドル円が上がるのは結構だが、ユーロとポンドの足を引っ張らないでくれ。迷惑。ドル円が上がりだすと、欧州通貨は皆精彩を欠くようになるので困る。(4月17日。火曜日。しばらくすれば梅雨と思う日。)
▼FX相場予想/
現状容認=G7後のドル高・円安は拍子抜け?
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は16日、為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。
ドル円相場
4月16日週明け月曜日の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、119円台前半---[119.25-35]レベル---でオープンした。---東京市場の寄り付き(オープン)は、東京時間朝9:00---
"G7"は、基本的には、現状の容認、といったところ。
この"G7"の結果を受けて、週明けのマーケット(外国為替市場)は、「円キャリー・トレード」が活発になり、波乱の月曜日になる可能性が高い、と考えていました。
東京市場が始まる前の、ウェリントン・シドニー市場では、[119.35-45]レベルで始まった。
先週末(4月13日金曜日)のニューヨーク市場の終値[119.10-20]レベルだから、若干、「ドル高円安水準」で始まっています。小さな「ギャップ(窓・空)」を開けて始まっています。
正直なところ、感想は、『何だ、その程度か・・・』。
東京市場が始まる前の、ウェリントン・シドニー市場でのドル/円(USD/JPY)は、「ドル買い気配」に動き、[119.60-65]レベルまで上昇しています。しかし、上昇もその程度。[119.50]をキープできずに下落。東京市場のドル/円(USD/JPY)は、119円台前半---[119.25-35]レベル---にまで下落してオープンした。
東京市場の朝方には、[119.00]アラウンドまで下落しています。
しかし、"G7"の結果を受けて、それ以上のドル売りは続かず、基本的に、東京市場のドル/円(USD/JPY)は、じり高になった。東京市場の夕方には、再び[119.50]レベルに戻している。
しかし、119円台ミドルになると、相応のドル売りもある様子で、東京市場では、上値を積極的に買い上げる雰囲気は無かった。
▼FX相場予想/
今週、相場はかなり落ち着いた動きをするか?
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は16日、為替相場の見通しについて次のようにコメントした――。
イベント後のドンパチが一巡すると市場もまた落ち着いた動きに戻っていきそうです。
次の大きな材料は後、10日程ないので、今週はかなり落ち着いた動きをするのではないかと思います。海外に入ってからの焦点はドル円がどこまで上に戻せるかという点ではないかと思います。
(ポジショントークですが)やはり、ここのところ、対ユーロや対豪ドルなどドル安が進みすぎていたので、今日もドルが全般的に強く、そのために、クロス円は膠着状態に入っています。その他では、ユーロドルが1.35近辺まで下がってくれれば是非、買いたいと思ってみているのですが、さすがにそこまでは下がらないか・・・、少し様子を見ておきたいところです。
▼今日の債券相場/
米債反発フォローだが、株高で1.70%買いに力なし
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント …下げ渋り、カーブはフラット化持続
米債反発がフォロー。しかし、予想される株価続伸が気掛かりで、1.70%の買いにも先週初ほどの力を感じない。それでも、利回り上昇に従い、押し目買い意欲は強まる。30年入札の価格コンベンショナル方式移行には大きなインパクトなく、クーポン引き上げが好感されよう。相場は下げ渋り、カーブはフラット化持続と見る。
本日の想定レンジ(長国先物6月限) : 133円50銭 ~ 133円84銭
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は米NYダウの108ドル高を受けて続伸となったが、昨日の急騰後の利食いもあって上値は重い。日経平均 が終値で前日比+41.48円高の17669.78円、またTOPIXも同-1.19安の1724.41、JASADAQ指数は同+0.09高の81.20となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、海運業、証券商品先物、卸売業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替は小動き、ドル円相場は119.55-119.60円前後で推移、ユーロ円は161.86-161.94 円前後で推移している。
★日興AM=新投資戦略用いたポストBRICsファンド「ネクスト・スター」募集開始
日興アセットマネジメント株式会社(取締役会長兼CEO:ティモシー・マッカーシー氏)は、新たに追加型証券投資信託/ファンド・オブ・ファンズ/自動けいぞく投資適用「日興・アシュモア・グローイング・マルチストラテジー・ファンド(愛称:ネクスト・スター)」を4月27日に設定、運用開始する。募集は、4月16日より日興コーディアル証券株式会社にて行う。当ファンドは、4つの運用戦略を用いる。既に普及している①米ドル建て新興国債券運用、②現地通貨建て新興国債券運用、③新興国株式運用に加え、 ④スペシャル・シチュエーション運用という戦略を採用。“スペシャル・シチュエーション”とは、経営不振企業の債権などのディストレスト資産や、プライベートエクイティなどを指し、国内の個人投資家にとってはまだ馴染みの薄い投資対象といる。こうした資産への投資では、投資環境の変化や信用力の改善などにより、超過収益の獲得が期待できる。
日興AM のビル・ワイルダー社長兼CIO(写真)は次のように述べた。
「新興国市場への投資は、日本の投資家の皆様にとって特に重要であると日興AM では考えています。高齢化社会では、高い成長期にある資産や、投資期間の異なる資産を組み入れることを検討する必要性があります。中国A株、BRICs市場の株式への投資機会を国内の多くの投資家に提供してきた実績を持つ日興AMは、また新たに、画期的かつリスクにも配慮した資産形成の機会として、新興国市場への投資を少額から可能とするツールをお届けします」。 http://www.nikko-am.co.jp/
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
日本リテールファンド投資法人(8953)<三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社>
■04/16 投資信託委託業者における人事異動に関するお知らせ
http://www.jrf-reit.com/ir/index.html
バークレイズ・グローバル・インベスターズ・グループ
■バークレイズ・グローバル・インベスターズ・グループ、日本において資産運用業務に特化
信託銀行の資産運用業務をバークレイズ・グローバル・インベスターズ株式会社へ統合、
資産管理業務を住友信託銀行へ承継
松下電器産業株式会社(6752)
□住宅用火災警報器「けむり当番」、「ねつ当番」を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/r/c.do?VG_2DF_31_kqp
コナミ株式会社(9766)
■「KONAMI CUP アジアシリーズ2007」特別協賛について
KONAMI は、11月8日(木)~11日(日)に東京ドームで開催される、
「KONAMI CUP アジアシリーズ2007」の特別協賛社として、
日本およびアジア野球界の国際的発展を支援します。
http://www.konamistyle.jp/em/pg/clickurl.php?qIds=tupSMBjmxDcsMU_VBo9P&

