▼07年の株式相場/
収益拡大+再編・M&A+株主還元強化⇒強気相場
大和総研・投資戦略部チーフ・ストラテジストの三宅 一弘さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、長期的観点から日本株の現在位置と方向性を検討してみた結果、「株式市場との連動性の高い企業の投資サイクル(民間固定投資循環)が2002 年をボトムに10年単位の拡大期に入ったとみられ、日本株も03 年春を大底に長期上昇相場がスタートし、現在、それぞれ「中盤」くらいに位置している」と推察する。
こうした大勢観の下で07 年度の日本株は収益拡大、再編・M&A、株主還元強化を背景に強気相場とみる。TOPIX は、本決算発表時の保守的業績予想や参議院選挙が波乱要因とみられ、年央に調整局面を交える公算があるが、「07年度下期に2,000ポイント突破を目指す上昇展開」を予想する。
三宅さんは、さらに次のようにコメントした――。
▼今日の株価予想/
短期でも、17,793円からの上昇トレンド継続
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
昨日の米国株式は続落となった。プライベート・エクイティによる記録的な規模の大型企業買収のニュースを好感して、反発してスタート。しかし、グリーンスパン前FRB議長が景気後退の可能性を示唆したことが、水曜日のGDP改訂値の発表を前にして重しとなった。また、原油相場が高値圏を維持していることも嫌気され、相場の上値が押さえられた。なお、シカゴ市場の日経先物は一時18100円台前半まで売られたものの、終盤は値を戻した。これを受けて本日の東京市場はもみあいからのスタートになりそうだ。
米国株式が神経質な値動きを続けていることや、円相場が上昇基調にあることで、上値では利益を確定しようとする動きも予想される。とはいえ、米国株式の下げ幅自体は小さく積極的な売りにはつながらない。その一方で、好業績や業界再編への思惑で押し目を買う流れは続きそうだ。さらに、期末に向けて配当を期待した買いもあり、これも下値を支える。そのため、本日の東京市場では、戻り売りをこなしながら引き続き底固い値動きになりそうだ。
テクニカル分析
昨日の日経平均株価は、3日続伸。一旦は2000年5月8日以来となる18300円台乗せとなる場面もあった。そのため、短期でも17793円(2月16日安値)からの上昇トレンドが継続している。18300円を上回ると、2月7日安値17199円~2月15日高値17911円までの上昇幅712円を、17793円に加えた18500円が目標値となる。また、この水準には2000年5月2日の戻り高値18586円などの節目もある。
一方、下値は昨日の安値18145円が節目。6日連続で安値を切り上げているだけに、これを割り込むと、その後は戻り売りが出やすい状況となりそうだ。もっとも、その場合でも18100円が下値支持線。22日~23日の多くの時間帯は、18050円~18150円でのもみあいが続いたため、その中値である18100円では押し目買いが期待できる。また、心理的な節目の18000円も強いサポートになる。
話題の銘柄
大和ハウス工業(1925)/住宅需要が金利先高感とともに顕在化
日本銀行が政策金利の再利上げを行った後も、不動産株は上昇、3月に発表される地価公示で主要都市の地価の大幅な上昇が見込まれることや、債券・為替市場で円安基調や内外金利差が縮小しないことが確認されたことを背景に、外国人の買いが継続しているとみられる。ただ、野村では、不動産株は上値は限られてきているとみており、住宅株を推奨。住宅需要は金利の先高感とともに顕在化し、業績モメンタムが上向いてくる見通しで、新商品効果などで戸建住宅の受注が既に回復基調に入った大和ハウス工業などに注目しているという。
また、同社の業績については、今07年3月期が、会社計画850億円(EPS80.5円)に対し、1100億円(EPS106.4円)、来08年3月期が1210億円(EPS122.6円)、09年3月期が1240億円(EPS126.0円)と予想。今期は、国内外の株式高騰による退職給付数理償却益の上乗せが期待でき、実績は会社計画を上回り野村予想に近い線で落ち着く可能性が大きいとみる。そして来期は、本業の戸建住宅の受注が足下で回復してることや、物流施設・商業施設を主に投資対象とするREITをスポンサー企業として上場する予定で、売却益が見込めることなどから好業績を想定。中期EPS成長率が年率6%と同業他社の同3%~5%に比べて若干高く、来期予想PERは17倍と、住宅・住設機器企業の平均PER20倍に比べて割安であると指摘。レーティング「2」を継続した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼Net Investor/売買人気15銘柄中トップ銘柄
【26日】売り、買いともに=ソフトバンク
ネット証券評議会は26日(月)夕刻、同日の同評議会参加5社(松井証券、イー・トレード証券、カブドットコム証券、楽天証券、オリックス証券)合計の「売買代金上位15銘柄」を公表した。
同日分の日次データは以下の通り――。
▼ドル円予想/
日銀スタンス変更で、将来的には円高リスクも浮上?
クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/Strategist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、日銀の追加利上げは、これまでの短期的な景気動向を注視するというスタンスから、フォワード・ルッキングなスタンスへとシフトしたことを示唆していると捉えて、「その分、将来の円相場に対するリスクも上昇してきた」として次のように語った――。
これまで、当社では、円安見通しに対するリスク要因の一つとして、日銀による金融政策のフレームワークの変更と、本格的な金利正常化へのシフトを指摘してきた。そうした観点からすると、先週の追加利上げは、これまでの短期的な景気動向にも配慮するというスタンスから、フォワード・ルッキングなスタンスへとシフトしたことを示唆しており、その分、長期的には、円相場に対するリスクもそろそろ上昇してきたといえるのかもしれない。
▼FX相場予想/
パチンコ通貨=ポンド円もズルズルと下落
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
??みんなで円売りやるんじゃなかったの? 投信はどうしたの?って雰囲気であった。
ズルズルと投げを誘いつつ落ちていった感じ。弱かったのがドル、そしてポンド、そしてユーロ。強かったのが円、オージー、ニュージーってなわけで複雑混合型ダブルス。
明日になればまたタッグの相手が変わるのであろう。ただ射幸心を煽るだけのパチンコ通貨であるポンド円も静かにズルズルと落ちていったね。ドルについては、アメリカの住宅市場のさらなる沈下を知ってから、アメリカの出す経済指標にいまいち信用を置けなくなった。(2月27日。火曜日。曇りー晴れー雨と聞いた日。)
▼ユーロ円予想/
歴史的最高値を更新した「難しいステージ」
元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は26日、ユーロ円相場について、概ね次のようにコメントした――。
ドル/円よりも、ユーロ/円の方が手を出し易い
---ただし、ヘッジ・オペレーションが大事---
現在のマーケット(外国為替市場)では、「円キャリー・トレード」がどの程度実施されるのか、
がポイントになっています。個人的には、ドル/円(USD/JPY)で「ドル買い円売り」をするよりも、ユーロ/円(EUR/JPY)で「ユーロ買い円売り」を行う方が、手を出し易い、と見ています。
ユーロ/円(EUR/JPY)は、ユーロ(EUR)統合以来の最高値を更新して、上昇トレンドが継続していることを示すシグナルを発した、と考えるからです。ただし、ユーロ/円(EUR/JPY)は、
ユーロ(EUR)統合以来の最高値水準での、高値持ち合いとなっています。
最高値近辺で、マーケット全体は、「高所恐怖症」ですから、適宜、利食いを行いながら、まめに売買を繰り返すことが、重要と考えています。「高値つかみ」を保持し続けるのではなく、「ユーロ買い円売り」から入って、「適宜、売る」。
その際には、場合によっては、損切りになっても、「適宜、売る」姿勢が重要です。
それは、リスクを避けている売買手法です。---ヘッジ・オペレーション---かなり高度なテクニックなのですが、現状のマーケットは、決して簡単な相場つきではありません。
ユーロ/円(EUR/JPY)が、
歴史的最高値を更新した難しいステージであることを、ご理解ください。
▼今日の債券相場/
今年最低1.645%下回り利回り低下が進むが・・・
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント …10年国債利回りは今年最低水準を更新しようが、ここからの上値は重い
良好な需給に加え、米10年国債利回りが抵抗帯の4.64%を抜けてきた。本日は今年の最低水準1.645%を下回って利回り低下が進む公算。もっとも、ここからの上値は重く、10年の1.50%台、20年の2.0%割れは遠そう。2年国債入札は0.9%クーポンが欲しく、カーブは一段とフラット化が続こう。(AM6:34、佐野さん)
本日の想定レンジ(長国先物3月限) : 134円75銭 ~ 134円96銭
当面のイールド・カーブの見通し
当面のカーブのメイン・シナリオは以下のようになる。「3月末のピンポイント予想は、2年0.85%、5年1.20%、10年1.60%、20年2.00%である。10-5年国債複利利回りスプレッドは40bp台前半、20-10年のそれは40bp前後中心で推移する。」
市場が絶えず筆者の想定以上に連続利上げを懸念し、フラット化が進むリスクがある。
その場合、20-10年スプレッドの中期的ミニマム・ターゲットは以前から30bp前後としている。
ニュース・チェック
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は続伸と米国株安からもみ合うも、堅調に推移。日経平均 が終値で前日比-6.94円安の18208.41円、またTOPIXも同+0.33高の1817.30、JASADAQ指数は同-0.40安の91.74となった。セクター別では、電気・ガス、情報・通信、医薬品などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替相場はドル、ユーロがやや軟調。ドル円相場は120.40-120.43円前後で推移、ユーロ円は158.63-158.69円前後で推移している。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
日本リテールファンド投資法人(8953)
■02/26 資金の借入に関するお知らせ
http://www.jrf-reit.com/ir/index.html
松井証券株式会社(8628)
■組織変更および役職員の異動について
http://www.matsui.co.jp/company/index.html
松下電器産業株式会社(6752)
□ロシア、ブラジル、インドにおける増販体制の構築について
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?Jr_2DF_2x_kqp
□「モノづくりイノベーション本部」の設立について
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?Js_2DF_2x_kqp
□人事異動について
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?Jt_2DF_2x_kqp
□取締役・役員および監査役の人事等について
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?Ju_2DF_2x_kqp
□Web会議システム「リアルタイムコラボレーション」ASPサービスを納入
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?Jv_2DF_2x_kqp
□ハイブリッド方式除湿機を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?Jw_2DF_2x_kqp
本田技研工業株式会社(7267)
■株主通信 No.132 を発行しました。
http://www.honda.co.jp/investors/kabunushi-tsushin/
■2006年度 第3四半期 クォータリーレポート(英語版のみ) を発行しました。
http://www.honda.co.jp/investors/reports/
株式会社ディー・エヌ・エー(2434)
■2/27株式会社ペイジェントのサービス提供先の拡大に関するお知らせ
http://www.dena.ne.jp/ir/
株式会社サイバーエージェント(4751)
■0円・5分でオンラインショップがつくれるドロップシッピングサービス「ミセつく」がグランドオープン
http://www.misetsuku.jp/

