日銀・金融政策・今日の株価予想・Net Investor/売買人気15銘柄中トップ銘柄ほか

▼日銀・金融政策/
 いずれの結論でも、市場には“波風”が立つ


東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は、今回の日銀決定会合にあたっては、さすがに市場も利上げか、見送りか最後まで決めかねているだけに、「どちらの結論になっても市場には波風が立つことになるだろう」とした上で、次のように語った――。

金融政策の結論が、常に事前のおり込みを必要とするものでもないから、このこと自体はよい。
むしろ、ここまで市場の混迷をもたらしたものとして、次の3つの要素があった。

市場混迷を招いた要因(1) 
1つは、政治圧力が前回同様に利上げを拒む形で働くのか、あるいは政治圧力批判をかわすために、今回は利上げ容認に動くのか不透明だったこと。

市場混迷を招いた要因(2) 
2つに、日銀自体、この春に任期を迎える2人の審議委員や、後継総裁人事を考えると、政府とある程度良好な関係を維持しておいたほうが良い、と考えるか。あるいはここで利上げを見送れば、参議院選挙後までできないととられ、為替をはじめとして市場が大きく動くリスクを考慮するか、これも不透明であった。

市場混迷を招いた要因(3) 
3つに、政策判断の指標が、個人消費と消費者物価という個別指標(木)に集中してしまい、金融政策の本来の目的(森)から議論が遊離してしまったこと、がある。

【Washington Political Report】(有料)特約 (February 10-16, 2007)
北朝鮮核開発問題6ヶ国協議合意:外交得点を求めるブッシュ政権


米国の政治・政策に関するコンサルタント、ロビイストとして、ワシントンで活躍するポール室山&アソシエイツ社長のポール室山さん(Paul M. Muroyama / Paul Muroyama & Associates, Inc.)。同社が発行するレポート『Washington Political Report』(有料)は、米国の政治情勢、さらには中東など世界情勢をウォッチする上で欠かせないレポートとして定評がある。同レポートから次の1本の記事をご紹介する――。

週末から今週初めにかけての北京での6ヶ国協議で北朝鮮の核兵器開発を停止させることを目指した合意が成立したのは、外交で得点を上げることを渇望していたブッシュ政権と核兵器を保有したことによる経済的・対外的実利を目指す北朝鮮の思惑が一致、それを中国がうまく仲介した結果と見られます。

過去同じような合意をしたのにそれを破り、今や核兵器保有国となった北朝鮮が、今度の合意をそのまま履行して核兵器をあっさり放棄すると見るのは余りにもナイーブに過ぎ、例えブッシュ政権でさえ本音では北朝鮮の言葉は殆ど信じていないでしょう。核兵器を保有しているとは予想されていなかったイラクには軍事侵攻し、核兵器開発を行なっていると疑われているだけのイランには国際的な経済制裁を課して孤立させようとしているのに、他方で、既に核兵器を保有した北朝鮮とは外交的解決を目指すというのでは、ブッシュ政権の外交はダブル・スタンダードだと批判されても仕方がないところです。しかしそれにもかかわらずこういう合意を成立させたのは、何よりもまずブッシュ政権が「政治的に」こういう外交的成果を求めていたからです。(以下略)

▼今日の株価予想/
 昨日の高値上回ると、18,000円台乗せの可能性強い 


T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

週明けの米国株式は上昇した。ウォルマートが好決算を発表したことや、原油相場の下落が好感された。また、FRB高官の発言を受けて、利上げは当面行われないとの見方が強まったことも下値支えになった。その結果、NYダウは4日続けて史上最高値を更新。また、ナスダックも6年ぶりの高値となっている。なお、シカゴ市場の日経先物は17900円台前半を中心とした値動きだった。

これを受けて、朝方の東京市場は、小じっかりのスタートになりそうだ。米国株式の上昇で、昨日終盤の底固い動きが引き継がれるだろう。とはいえ、日銀金融政策決定会合の結果が予断を許さないため、積極的な買いににまではつながりにくい。一方、円相場が昨日は一時120円台に戻すなど、過度な利上げへの思惑も後退している。そのため、本日は金融政策の結果を見極めるべく、もみあいになりそうだ。
テクニカル分析
昨日の日経平均株価はわずかに反落。2月15日まで5日続伸となった後の3日は、反落・反発・反落となり、17793円(16日安値)~17974円(19日高値)の狭いレンジでの保ち合いである。さらに、昨日のレンジ17828円~17953円は、一昨日のレンジの範囲内にとどまった。そのため、昨日の高値を上回ると、17974円突破から18000円台に乗せる可能性が強い。その場合、2月2日高値17633円~7日安値17199円までの下落の倍返し18060円や、今回の保ち合いレンジの倍返しとなる18150円が上値の目途となる。

一方、下値は17900円の節目がサポートになるが、昨日の安値を下回ると17974円が当面の天井になる可能性が出てくる。その場合、15日安値17815円~14日高値17789円のマド、そして14日安値17648円~13日の高値17628円のマドが下値の目途として意識されそうだ。

話題の銘柄
日本製鋼所(5631)/高収益のエネルギー関連製品が好調、目標株価2000円

同社の3Q(4~12月)決算は、営業利益が前年同期比73.7%増の150億円で着地。これを受けて、今07年3月期の業績予想を上方修正。営業利益を従来予想の206億円→226億円(前期比75%増)へと引き上げた。増益には、◇高収益のエネルギー関連製品の好調、◇クラッド製品の好調、◇歩留まりの改善、――などが寄与。三菱UFJは、今後の状況について、(1)原子力発電所部材の好調、(2)オイルサンドの開発の具体化、――などに注目。

(1)について、電力・原子力事業や圧力容器、クラッド製品の3Qの受注額は、会社通期計画を達成。中でも圧力容器は、既に通期計画も上回っている模様。同社は約10年ぶりに新設の原子力発電所向け部材を受注。今後中国や米国の原発新設のほか、2010年頃には欧州で新設が始まる可能性もあることから、受注が本格化するのはこれからだと指摘した。原子力部材が収益に寄与するのは、受注から1~2年後だという。(2)については、カナダで始まったオイルサンドの開発が商機になる。プラントに使われる大型脱硫装置向けを供給できるのは世界で3社のみ。中でも同社は原子力部材同様に超大型で圧倒的なシェアを占めているため、開発の進展は同社の収益の押し上げ要因になると判断。

こうした高採算品の受注残が増加してきていることや、歩留まり改善の効果が寄与し始めていることを勘案し、今期以降の業績を上方修正。営業利益ベースで、今07年3月期を従来予想と同じ254億円(EPS 35.0円)とし、来08年3月期を310億円→330億円(EPS 45.8円)、09年3月期を350億円→370億円(EPS 51.7円)と引き上げた。さらに、レーティング「1」を継続、今後12ヶ月間の目標株価を1560円→2000円(来期PER40倍)に設定した。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼Net Investor/売買人気15銘柄中トップ銘柄
【20日】売り、買いともに=新日鉄

ネット証券評議会は20日(火)夕刻、同日の同評議会参加5社(松井証券、イー・トレード証券、カブドットコム証券、楽天証券、オリックス証券)合計の「売買代金上位15銘柄」を公表した。

同日分の日次データは以下の通り――。


▼利上げとFX相場/
債券&為替市場は、未だ「利上げ」を織り込まず


AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

債券市場は利上げ織り込まず。為替市場も利上げ織り込まず的雰囲気。
うちの若い連中も利上げなしとか言ってるし。私は実行すると思っている。日銀の利上げ予想は外れても的中しても誰も気にしないから気楽的予想ではある。為替は発表の時の値段によって反応は違うだろうね。多数が利上げしても金利差は変わらないから再び円安だとかは言ってる。まあ、どちらにしても市場の値段の反応を見てみたい。金が反落している。良いお湿り的下げで歓迎。(2月21日。水曜日。天気予報嘘ばかりなのでここに書く天気がインチキと思う日。)

▼利上げとFX投資/
 日銀決定会合を控えて、様子見のスクエアで良い

元為替ディーラーで、『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

ドル円相場
2月19日の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、119円台前半---[119.30-35]レベル---でオープン。
---東京市場のオープン(寄り付き)は、東京時間午前9:00。---2月中旬になって、122円台の高値から、先週末のニューヨーク市場では、一時[119.00]割れの118円台後半を見ている。
2月19日週明け月曜のドル/円(USD/JPY)は、終日、119円台ミドル程度で小動きに推移。
19日のニューヨーク市場が休場であったこと、そして、明日(2月21日)に日銀金融政策決定会合を控えて、東京市場、ロンドン市場と様子見で、動きらしい動きなし。
先週の後半、2月15日(木)に、下値のチャート・ポイント[120.00]をブレイクし、この時の安値[119.80]アラウンドを付けた時点で、ドル・ロング派(ドル/円の買い持ち)は、一時、撤退、と考えています。
2月21日に日銀金融政策決定会合を控えており、
様子見のスクエア(ポジションなし)で良い、と考えています。

▼利上げとFX投資/
 円安進行の下、利上げ実施の方が相場は動く


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。

今日はいよいよ日銀の政策決定会合が閉会し、金融政策が発表されます。直前の市場の動きを見ると、為替は円安、長期金利も低下していて、市場は利上げなしのほうに傾いている感じを受けます。

私は、今回は利上げをする確率のほうが高いと見ているのですが、果たして結果はどうなることでしょうか? これだけ事前に円安が進むと利上げをした場合のほうが相場が動いて面白いと個人的には思いますが、円売りを既にしている人にとっては困りますね。

▼利上げと債券相場/
日銀決定会合「結果4シナリオ」と相場見通し


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

金融政策決定会合の結果を場合分け、当面の相場の行方を占う
【利上げなし:6対3で現状維持】
目先、イールド・カーブはブル・スティープ化しよう。10年国債利回りが目指すのはまず1.60%、そして、今後の好需給を前提に3月末は1.50%と考える。
【利上げなし:5対4で現状維持】
カーブ全体が足元のレンジで推移すると見込まれる。10年は1.70%中心で小動きにとどまろう。ただ、その次以降の利上げ観測が弱まると見られる分、中短期債利回りは相対的に下がりやすく(特に中期か)、カーブはスティープ気味に推移する公算が大きい。
【利上げ:賛成多数】
瞬間的にはイールド・カーブが上方シフトしよう。今週中に、「2年0.80%台乗せ、5年1.25%、10年1.75%」程度の利回り上昇で止まってしまう可能性が高い。
【利上げ:全員一致】
2年0.90%、5年1.40%までの利回り上昇は覚悟する必要がある。
10年国債利回りの6月までの上限は1.90%のままで構わないと考えている。

▼利上げと長期金利/
 日銀会合の結果公表と前後し、波乱含みの展開?


三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝7:20、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#284)1.670%~1.740%
・ 債券先物(3月限) 134.00円~134.60円

<シナリオ>
長期金利は、日銀会合結果の公表(昼過ぎの見込み)と前後して波乱含みの展開に。会合結果は、本日の新聞報道が『最後までぎりぎりの意見調整』でそろっているとおり、全く予断を許さない情勢。

ニュース・チェック

★ニュース・ヘッドライン=本日2日目、日銀・金融政策決定会合の結果は?
午前の東京株式市場=株価は今日の日銀決定会合を念頭においた様子見と18,000円の大台を前にした足踏み状態で小動き。日経平均 が終値で前日比-1.38円安の17937.74円、またTOPIXも同+2.80高の1785.53、JASADAQ指数は同-0.12安の90.26となった。
午前の東京外為市場=ドル円相場はやや戻して、120.15-120.20円前後で推移、ユーロ円は157.98-158.03円前後で推移している。

★大和証券G=確定拠出年金で千葉銀行、日本興亜損保と業務提携
株式会社千葉銀行(本店:千葉県千葉市、頭取:竹山正氏)、日本興亜損害保険株式会社(本社:東京都千代田区、社長:松澤建氏)および大和ペンション・コンサルティング株式会社(本店:東京都江東区、社長:村上義美氏)は、確定拠出年金事業に係る業務提携をした。「今後、3社共同して千葉県下の企業を中心に、確定拠出年金の普及を通じてお客様の発展に貢献し、ご加入者の皆様に確定拠出年金サービスを提供してまいります」としている。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

株式会社大阪証券取引所(8697)
■株券オプション取引マーケットメイカー制度の導入等について
■ロスシェア・ルール等の見直しについて
■外国会社及び一部指定に関する上場制度の見直し等について
■当所市場運営における事業継続計画(BCP)について
http://www.ose.or.jp/profile/pr_irpr.html

松下電器産業株式会社(6752)
□インテリジェント機能付き屋外ハウジング一体型カラーカメラWV-CW970を発売
  http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?Ik_2DF_2u_kqp
 □NTTドコモ向け「P903iTV」の納入を開始
  http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?Il_2DF_2u_kqp