株式相場予想・今週の株式相場・今日の株価予想ほか

▼株式相場予想/
 「業績相場の第二幕」の色彩=前倒しで強まると予想


大和総研・投資戦略部チーフ・ストラテジストの三宅 一弘さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は株式相場の見通しについて、「従来から夏場(06年7~9月期)に多くの不透明材料、懸案事項が予想されていたが、それら懸案事項に対する不安・懸念が払拭・後退する方向で処理が進んでいる」として、次のように語った――。

<米国企業の収益体質やバランスシートが劇的に改善>

06年10~12月期以降、国内景気・企業収益の拡大に対する確信度が高まる中で、業績相場の第二幕の色彩が強まると予想してきたが、想定よりも早まる可能性が出てきたとみられ、相場好転の兆候が強まっているように感じられる。

米国経済(特に住宅投資)の先行き不安が強まっているが、長期金利が安定する中でソフトランディングをメインシナリオとする。米国企業の収益体質やバランスシートが劇的に改善していることは先々の米国経済を考える上でも大いなる安心感につながる。

▼今週の株式相場/
  東京市場は、狭いレンジ・トレードと予想する


新光証券エクイティ情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は28日、今週の株式相場について次のようにコメントした――。

今週の東京市場は狭いレンジ・トレードと予想する。月末月初とあって日米共に①経済指標の発表が目白押し。米国に関しては景気減速を示す兆候をこれまでは利上げ打ち止めへの期待と受止めて来たものが、先週は減速そのものを嫌気する流れに変った。諸々の経済指標の内容及びそれを②米国市場がどう受止めるか、東京市場は米国睨みの様相を強めよう。③公的機関の株式放出開始も慎重姿勢の誘因となりそうだ。昨年の④サマー・ラリーとの相似性が何時まで続くかという点も注目したい。

今週の予想レンジは日経平均で15800~16200 円。

(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。

▼今日の株価予想/
 上値・下値ともに、限定的でもみあいに


T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

本日の東京市場は買い先行になりそう。
昨日の相場も、買い手控えの中ポジションの整理売りが下げをリードしたかたちだけに、米国株が上昇したことで市場に落ち着きが戻れば、待機していた押し目買いが下値に入りやすい。とはいえ、米国株式の上昇も薄商いの中であり、持続性についてはなお慎重な見方も多い。また、東京市場でも8月半ばから続いたもみあいゾーンを下に放れたために、戻り売りへの警戒感も残る。そのため、本日の東京市場は、上値・下値ともに限定的でもみあいになりそうだ。 

テクニカル分析
昨日の日経平均株価は4日続落となった。前日の安値15874円を下回ったことで、相場は8月の安値15154円(8月7日)からの上昇に対する調整局面にあることが明らかになった。細かく見ると、8月22日高値16244円が、17日高値16204円と25日高値16156円を両肩とする三尊天井の形になる。なお、昨日は100日移動平均線15844円や200日移動平均線15836円などの節目を割り込んだ。したがって、次は15700円が下値のサポートとして注目される。ここは、8月の安値~高値までの上昇(15154円~16244円)に対する半値押しの水準である。また、このそばには、かつては強い上値抵抗線になっていた7月高値15710円(7月4日)などの重要な節目がある。さらに、ここも下回ると、8月10日~12日までの安値となった15500円台前半が意識される。一方、上値は先述の長期の移動平均線などがある15800円台前半が抵抗線。そして、8月半ばからの保ち合い相場の下値支持線がある15900円台前半が、次のレジスタンス。ただし、昨日の高値16005円を上抜ければ、昨日の安値15745円が目先の底値になる可能性が強まる。

話題の銘柄
レーザーテック(6920)/業績予想を上方修正へ+目標株価を4460円へ

2006年6月期決算が発表された。売上高は、対前期比20.7%増の120億円、営業利益は同55.0%増の29.6億円と好決算であった。ドイツ証券では、「今2007年6月期会社計画は、売上高が33.0%増の160億円、営業利益が19.8%増の35.5億円(EPS191.4円)と計画されている。増収率に対して増益率が小さいのは、研究開発コストが大きく増加する見通しであることに加え、相対的に採算の低いカラーフィルタ欠陥修正装置の売上高構成比が上昇する予定であるため。ただ、主力の液晶フォトマスク欠陥検査装置やマスクブランクス検査装置の売上高が増加することや、これら主力製品群でのコスト削減効果は今期の会社計画にはほとんど反映されていないと思われ、今期も過去最高益を更新する好決算が期待される」と指摘。今2007年6月期営業利益を従来予想29億円(EPS144.0円)から40億円(EPS214.6円)へ、来2008年6月期同35億円(EPS182.0円)から42億円(EPS223.2円)へ上方修正し、新たに2009年6月期営業利益を48億円(EPS257.5円)と予想。レーティングを「HOLD」から「BUY」へ、目標株価を従来の3700円から4460円(08年6月期予想PER20倍)へそれぞれ引き上げた。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼Net Investor/売買人気15銘柄中トップ銘柄
【28日】売り、買いともに=ソフトバンク

ネット証券評議会は28日(月)夕刻、同日の同評議会参加5社(松井証券、イー・トレード証券、カブドットコム証券、楽天証券、オリックス証券)合計の「売買代金上位15銘柄」を公表した。

同日分の日次データは以下の通り――。

●東証IPO銘柄 
▼野村不動産ホールディングス株式会社 (3231)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200610/10nomurahd.html

当社は、野村不動産グループの持株会社として、分譲・賃貸・管理・仲介・証券化など不動産業務にかかわる商品およびサービスの提供を行う各事業会社の経営統括管理を行っております。野村不動産グループは、グループ・メッセージ「あしたを、つなぐ」を掲げ、すべての出会いを大切に、お客様から、そして社会からの信頼に応えてまいります。今後も、グループ各社がそれぞれの分野で培ってきたノウハウを共有し、より質の高い商品・サービスを提供するとともに、時代のニーズをとらえた戦略を策定し、事業環境に応じて各社の事業特性と能力を最大限に発揮し、不動産事業におけるナンバーワンブランドを目指します。
同社ホームページ http://www.nomura-re-hd.co.jp/


▼CPI発表後のドル円/ 
 向こう1~2ヶ月は、113~118円のレンジで推移と予想

  
先週、ドル/円レートは基準改定後の消費者物価指数(CPI)が予想外に下振れたことを受け、ほぼ1ヶ月ぶりに117台へと上昇した。物価上昇圧力の弱さから年内追加利上げ期待が大幅に後退したことが背景にある。

しかし、クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/ Strategist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、CPIのみを理由に、ドル/円が再び上昇トレンドへ向うと判断するのは、リスクがあるとして、こう語った。

「短期的には、米雇用統計発表前後の投機筋の円ショート・ポジションの巻き戻し、中期的には日銀の金融政策スタンスがドル/円のリスクとなりうる。ただ、国内投資家による下支えがあることや、ただちにドルの調整局面入りも想定されず、向こう1~2ヶ月のスパンでは、ドル/円レートは113円~118円のレンジで推移すると予想する。」

小笠原さんのコメントは、概ね次のとおり――。

▼ユーロ円150円挑戦/
 誰が「150円猫」に鈴をつけに行くのか?


アキ投資顧問・社長の堀内昭利さん(Akitoshi Horiuchi/ President, AKI Investment Advisor)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

恐ろしく、動きの悪い月曜であった。
何もしないで眺めていた。皆が何をしたいのか全然わからなかった。わかったのはただひとつ。
誰が150円猫に鈴をつけに行くのか、って動きだけ。FOMC議事録で動くことが多いから、
注意したいが、今回も動くのかねえ? まさか日本の失業率で動くわけはないね?

(8月29日。火曜日。夏よ、行かないで、と思う日。)

▼ユーロ円150円挑戦/
 オプション消滅進み、150円上抜けの可能性も


マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、ドル円相場の見通しについて次のようにコメントした――。

東京市場は相変わらず、ぐじぐじした相場展開が続いています。
ユーロ円の150円のオプションはかなりEXPIRE(消滅)してきているため、徐々に影響が薄くなってきているので、150円を上抜けする可能性が出てきました。

しかし、一方でドル円はさっぱりです。
やはりアメリカの景気状態がよくないので、ここから積極的にドルを買おうとする人はあまりいないようです。むしろ。117円台後半は売り注文が沢山並んでいるそうなので、118円に届くのはちょっと当面厳しいかもしれません。

▼今日の債券相場/
「世界が変わった」事実残り、調整も弱含み程度か


日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント …弱含み程度の調整地合いを予想
5年の1.10%タッチで一旦の達成感があり、先物などのショートカバーも一巡したと考えられる。追加支援材料のない中、本日は調整地合いを予想する。もっとも、「世界が変わった」事実は残り、その調整も弱含み程度にとどまる感が強い。カーブはスティープ化の修正を見込む。2年国債入札は0.7%クーポンなら、消化懸念は乏しいだろう。(AM6:38、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物9月限) : 134 円19 銭 ~ 134 円47 銭

当面の債券相場の見通し…不変。ただ、ここは一旦、ロングを降りて良さそう
先週末の消費者物価指数の発表を受けて世界が一変してしまったようである。
もっとも、筆者の見通しは不変だ。8月9日発刊の債券市場マンスリーでは、来年3月末までの見通しを次のように解説している。

▼今日の長期金利/
 低下一服だが、反発余地も当面は限られる


三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝7:25、長期金利(債券相場)予想しについて、概ね次のようにコメントした――。

<予想レンジ>
・ 長期金利(#280-08)1.670%~1.700%
・ 債券先物(9月限) 134.25円~134.55円

<シナリオ>
長期金利は低下一服。ただし、踏み上げ的な買い戻し圧力が根強いため、反発余地も当面は限られる。2年利付国債入札はクーポン引き下げでも無難にこなされる。

本日の読売新聞朝刊によると、内閣府は9月中旬に公表する9月の「月例経済報告」で、デフレ脱却を宣言する検討に入ったという。需給ギャップが3四半期連続で需要超過をキープしていること、消費者物価指数などの消費関連指標も着実に上向いていることなどが根拠となる。小泉純一郎首相の退陣に合わせた、多分に政治的なパフォーマンスの感が強く、かねてより想定されていた規定路線である。ただ、日銀がそれをお墨付きとして“CPIショック”にも関わらず年内追加利上げに踏み切る、といった思惑の復活につながる可能性があるので、少々注意が必要だろう。

債券先物チャート
9月限の日足は、先週末に引き続いて下放れして(マドは134.19円-134.24円)、忘れ去られていたマド(134.54円:今年3月10日のザラバ安値)を埋めるとともに、半値戻し(134.70円:138.56円→130.84円)も達成。ただし、上影陽線となり、急ピッチの上昇でさすがに息切れ感も。

▼シカゴコーン先物/
 安値低迷の今は、長期的には“買い場”


エース交易ホームトレード部の陳晁熙(チン・チョウキ)さん(Chen Chaur-Shi)は、「バイオエネルギーとしてのトウモロコシ」という観点から、シカゴコーン先物相場について、概ね次のようにコメントした――。

トウモロコシ相場は、年初、作付面積の減少見通しとエタノール需要の増加期待から、USDA(米農務省)需給報告が強気の内容になり、春先まで上昇基調だったが、7月以降、米国産地の天候が良好になり、生育不安による供給減少懸念が後退して下落相場に転じた。しかし、8月も終わりが近づき、108億busというUSDA発表を上回る数値が予想されたことで、天候相場の弱材料を織り込んできたようだ。

<バイオ燃料への関心と実用化は、年々高まっていく>

昨年の砂糖相場がエタノール需要を強材料に、8セントから19セントへ2倍以上に高騰したことから、今年はトウモロコシが上昇という期待もあったが、商品市況全般に足踏みする環境ではそれもままならなかった。しかし、原油価格が、常に地政学的リスクにさらされている環境では、バイオ燃料への関心と実用化は年々高まっていく。

ニュース・チェック

★午前の東京市場=株価は、買い一巡後は様子見
今日午前の東京株式市場は買い一巡後は様子見。日経平均 が終値で前日比+151.63円高の15914.22円、またTOPIXも同 +13.93高の1614.18、JASADAQ指数は同+0.47高の94.48となった。全銘柄中で値上がり率上位3銘柄はNESTAGE(JQ 卸売業 7633)、レイ (JQ サービス業 4317)、デジタルデザイン(HCグロース情報・通信業 4764)。またドル円相場は116.80-116.85円前後で推移、ユーロ円は149.71-149.77円前後で推移している。

★松下電器=J:COMにケーブルウエスト全株式の譲渡で合意
松下電器産業株式会社((代表取締役社長:大坪文雄氏:6752)と株式会社ジュピターテレコム(J:COM、本社:東京都港区、代表取締役社長 最高経営責任者:森泉知行氏)は28日、松下電器が保有するケーブルウエスト株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:松本正幸氏)の全株式(107,801株:発行済株式総数の56%に相当)を、総額約409億円にてJ:COMに譲渡することで合意した。株式譲渡時期は本年9月28日を予定している。ケーブルウエストは、国内第三位のケーブルテレビ事業者。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

大和証券グループ本社(8601)
  ■公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ
http://www.daiwa.jp/CACHE/japanese/press.cfm

松下電器産業株式会社(6752)
□パナソニック エレクトロニックデバイス イギリス株式会社の解散について
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?dP_2DF_14_kqp
□株式の売出しに関するお知らせ
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?dQ_2DF_14_kqp
□ジュピターテレコムと松下電器 ケーブルウエスト株式譲渡で合意
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?dR_2DF_14_kqp
□松下電器からシステムリサーチへのイリイ株式の譲渡について
http://ccml.panasonic.co.jp/p/c.do?dS_2DF_14_kqp