▼株式相場予想/
TOPIX1,750=正常化する日本経済のスタートライン
大和総研・投資戦略部チーフ・ストラテジストの三宅 一弘さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は株式相場の見通しについて、2006年度の日本経済は、50年に1度といったデフレを克服するとした上で、「TOPIXの1,750は、正常化する日本経済のスタートラインであり、4~6月期に突破を予想する」と語った。
「06年後半はポスト小泉や、ゼロ金利解除に向けての金融政策がカギになろう。量的緩和政策が解除され、今後、日銀の当座預金残高は適正レベルまで縮小するだろう。ただし一方で、構造調整を完了した民間部門は前向きな行動を鮮明化させ、銀行は「貸しおこし」に転じ、信用創造が活発化し、金融緩和効果がまさに今後、顕在化するとみられる。株価と金利の同時上昇が続きそうである。」
「ポスト小泉は、政策面で消費税引上げ問題や東アジア外交が争点になりそうだが、もう一つは世代間の争いであろう。小さな政府を指向する構造改革と世代交代の流れに乗った次期政権ができれば、TOPIXは2,000を目指しそうだ。」
これらのテーマに関する詳しいコメントは次のとおり――。
▼今日の株価予想/
3/16安値16032円からの上昇トレンドを確認
T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
今日の東京市場は、値固めの動きが予想される。
実質新年度入りということで新規資金の流入期待から、引き続き押し目を買う動きが下 値支えになりそう。その一方で、今晩の米国株式を見極めたいとする向きも多く、上値追いには慎重にならざるをえない。そのため、昨日の上昇を受けて高値圏での値固めの動きになりそうだ。
テクニカル分析
テクニカル面から見ると、日経平均株価は続伸。先週の保ち合いレンジである16667円(3月20日高値)~16462円(3月24日安値)を上抜いてきた。さらに、16711 円まで上値を伸ばして、2月7日以来となる16700円台回復の場面もあった。これにより、3月16日安値16032円からの上昇トレンドが確認された。
ここからの上値の節目は、昨年来高値の16777円(2月6日)。仮にここを突破すれば、目標値としては、15553円(3月8日安値)~16410円(3月14日高値)までの上昇幅857円を、16032円(3月16日安値)に加えた16889円がある。なお、先週のもみあいゾーンの倍返しも 16872円(=16667円+205円)とこれに近い。
一方、下値のサポートは、先週末の終 値16560円や先週のもみあいレンジの中値16565円がある16500円台半ば。そしてここを下回ると、レンジの下限16462円が支持線となる。なお、本日は配当権利落ち分を まずは埋めることができるのかも注目される(配当権利落ち分は70円強と見られる)。
話題の銘柄
任天堂(7974)/06年3月期の営業利益予想を大幅上方修正
国内のDS販売の好調が続いている。ハード品切れにも関わらずソフト販売に減速の兆しはない。メリルでは、DS販売の好調を主要因に、06年3月期の営業利益予想(会社計画は900億円)を887億円(EPS681.9円)から1046億円(EPS755.6円)に大幅上方修正。また「07年3月期もDS販売の好調が続く見通しであり、当社およびサード・パーティのトラディショナル・ゲーム投入が強化されることは、現在、伸び悩む北米市場での追い風となろう」と指摘。DS販売の上方修正、DSハード値下げ想定時期の先送り、レボリューション・ハードの採算見直しなどから。07年3月期予想も大幅上方修正、営業利益予想を866億円(EPS464.2円)から1188億円(EPS645.6円)に増額。「今後2ヵ月程度、業績上方修正、「脳を鍛える」の北米発売、E3におけるポジティブアナウンスメントなど、株価上昇を牽引するカタリストが続く可能性が高いと見られる」と指摘。目標株価を21000円に設定、投資評価を「売り」から「買い」に引き上げた。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
▼ネット・インベスター/
27日の売買人気15銘柄中トップ:売り、買いともに=ソフトバンク
ネット証券評議会は27日(月)夕刻、同日の同評議会参加5社(松井証券、イー・トレード証券、カブドットコム証券、楽天証券、オリックス証券)合計の「売買代金上位15銘柄」を公表した。
27日(月)分の日次データは以下の通り――。
▼ドル円予想/
今回のドル円の下落局面は、押し目買いの好機
週明けのドル/円相場は、
2月の米新築住宅販売件数が市場の予想を大幅に下回ったことを受け、軟調に推移している。
クレディ・スイス・ファ-スト・ボストン証券会社、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/Strategist, Credit Suisse First Boston:CSFB)は、米FRB利上げ打ち止め観測の高まりやクロス円買いなどが背景として指摘されてはいるものの、「その根底には、決算期末を前に参加者が少ない中、短期的売買がドルを圧迫していることが挙げられる」として、「新年度入り後は、個人投資家に加え機関投資家の対外証券投資が本格化し、ドル/円をサポートしよう」と語る。
この辺りの詳細について、次のようにコメントしている――。
<個人=外貨建て金融資産へのフローは当面継続>
当社では個人の外貨建て金融資産へのフローは当面継続すると予想している。
確かに、足下の外貨建て投資信託へのフローは若干鈍化しているようだ。しかし、日銀が量的緩和政策を解除したとはいえ、ゼロ金利政策が維持され、ただちに内外金利格差が縮小に向かうとは考えにくい。また、10-12 月期の家計部門の資金余剰額の対GDP 比が5 期ぶりに上昇した。景気回復とともに所得環境は改善しており、消費性向が一定であれば、所得の増加によって貯蓄も増加するはずである。また、高齢者社会が進行するにつれ貯蓄率は全体として低下傾向を辿る可能性は高い。しかし、金融資産の運用多様化によって残高を増やそうとするインセンティブは高まろう。一時的なブームはピークを過ぎたのかもしれないが、運用資産の一部としての外貨建て金融資産に対するニーズは維持されると思われる。
▼ドル円予想/
円は、常に全面高か全面安となりやすい通貨
アキ投資顧問・社長の堀内昭利さん(Akitoshi Horiuchi/ President, AKI Investment Advisor)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。
ユーロ円の不可思議な高値安定もやっと切り崩されそうな雰囲気。
円は常に全面高か全面安となりやすい通貨であるが、この期末に円が買われるのは市場筋にとっては予想外だったように見受けられる。いつまでも投信、投信でもないと思うけどねえ。太平洋は目に見えて日本人のロングが大幅減少しなければ底値はつけず。金利差相場のトレンドが逆行した時の怖さはベテランディーラーたちは骨の髄まで身に染みている。
ところで欧州がいつも精彩を欠いているように見受けられる。ユーロドル相場の鈍さが反映しているようだ。金が動意を見せ始めたが本物なのかねえ。
(3月28日。火曜日。今年こそ春到来が喜ばれる年はないと思う日。)
<堀内氏のプロフィール>
1974年スイス銀行入行、為替ディーラーとなる。79年同行東京支店資金課長、83ドイツBHF銀行東京支店資金部長。91年同行東京支店支店長。97年退職、株式会社アキ投資顧問を設立し、社長に就任。80年代には同社顧問で盟友の中山茂氏とともに東京外為市場を席巻した敏腕ディーラー。その活躍は、のちに小説『東京外為市場25時』(大下英治著)となり、TVドラマ「伝説のディーラー」となった。
▼NZ&豪ドル予想/
お金が逆流するときは、激流と化して早く動く
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は
またNZ円や豪ドル円が落ちています。数日まえ、チャートを見るとNZ円も70円ぐらいまでは行きそうに見えると書きましたが、いとも簡単に来てしまいました。お金が逆流するときは、激流と化して、本当に早く動きます。しかし、チャートを見ていると、スピードがあまりにも速いので、いくらなんでもそろそろ止まるだろうという気もしますが・・・。
<今井氏のプロフィール>
1985年に三和銀行入行、87年よりディーリングの世界に入る。89年から5年間、シカゴにて通貨先物市場に傾倒し、多くの著名トレーダーと出会う。2004年3月までUFJ銀行・為替部門の統括次長兼チーフディーラー。同年4月に独立。心理学などを駆使した独自の手法で15年間1年もマイナスなく勝ちつづけた常勝トレーダー。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事を歴任。現在、マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOと、慶応大学グローバル・セキュリティ研究所・研究員も兼務。
▼今日の長期金利/
弱含みとなる場面あるも、低下余地は限定的
三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)予想しについて、概ね次のようにコメントした――。
【予想レンジ】
・ 長期金利(#277) 1.675%~1.700%
・ 債券先物(3月限) 133.98円~134.30円
【見通し】
本日の長期金利は、もみ合いを予想。昨日の急低下の余韻から弱含みとなる場面がありそうだ。ただ、昨日の米債相場が反落し、米FOMCミーティングの結果公表(明日未明)や消費者物価指数の発表(31日)が控えていることもあり、低下余地は限られよう。
債券先物チャート
6月限の日足は下影陽線・寄り付き坊主。下降5波動は明確には見出されないが、「下向きの斜型三角形」を定石どおり上放れした格好。
【チャート・ポイント】
138.56円:2006年の最高値(1月18日のザラバ高値)
137.29円:マド埋め(1月26 日のザラバ安値)
137.11円:雲上辺(本日)
136.68円:雲下辺(本日)
135.82円:限月間マド埋め(3月8日の3月限ザラバ安値)
135.31円:基準線
134.54円:マド埋め(3月10日のザラバ安値)
<134.30円:本日の6月限予想レンジ上限>
134.30円:3月27日のザラバ高値
≪134.24円:昨日のLIFFE6月限終値≫
≪134.11円:昨日の東証6月限終値,前日比+0.37円≫
133.98円:転換線
<133.98円:本日の6月限予想レンジ下限>
133.85円:5 日移動平均
133.54円:3月22日のザラバ安値
133.26円:2004 年中のザラバ最安値(6 月23 日)
130.15円:2000 年中のザラバ最安値(3月28 日)
(チーフ債券ストラテジスト 石井 純、7:30am)
▼今日の債券相場/
昨日より強い時間帯があっても、長続きせず
日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント
昨日の債券相場概況~本日の見通し…昨日より強い時間帯があっても、長続きせず
「期末を睨んだ売却が終了し、利回りの自然落下が見込める」としていたが、早くも昨日、そういった場面が訪れた。10年国債利回りは一時、1.675%まで低下、1.750%から大分離れた。もっとも、週末に消費者物価の発表を控えるなどの状況に変わりはなく、気が付けば、日経平均株価は年初来高値目前まで来ている。上値追いの勢いにも欠け、結局、引けにかけては伸び悩んだ。10 年の1.70%台が押し目買い水準との認識はまだなかろう。一方、ゼロ金利政策解除やその後の利上げをある程度想定しても、短期債のクッションの大きさは魅力的に映る。例えば、2年パー・イールドの1年後のブレイク・イーブンは1.1%弱という水準にある。
本日は昨日の堅調地合いの評価がポイントだろう。LIFFE ではそれが引き継がれたが、米債高のフォローはなくなった。したがって、昨日より強い時間帯があっても長続きせずと見るのが妥当。イールド・カーブはブル局面で先物、ベアでは超長期が相対的に強いと見る。(AM6:31、佐野さん)
本日の筆者の想定レンジ(長国先物6月限) : 133円99銭 ~ 134円35銭
ニュース・チェック
★午前の東京市場=株価は、総じて軟調に推移
今日午前の東京株式市場は、日経平均 が終値で前日比-95.54円安の16,554.56円、またTOPIXも同-8.38安の1685.46、JASADAQ指数は同-0.72安の118.96となった。全銘柄中で値上がり率トップは共信テクノソニック(JQMM:7574)で、同+31.03%上昇して1195円。東証1部ではホウスイ(1352)で、同+13.56%上昇して 293円となった。またドル円相場は、116.70円台で推移、ユーロ円は140.20円前後で推移している。
★松下電器=グループ内の海外金融会社設立で、連結キャッシュフロー経営強化
松下電器産業株式会社(6752)は27日開催の取締役会で、グループ内海外金融会社を設立することを決定した。現在、同社グループは、松下電器産業本社および海外金融子会社において資金・外国為替取引を地域別に集約しているが、同社グループにおける事業のグローバル化が進展する状況下、この度、資金・外国為替取引をグローバルベースで行う「インハウスバンキング機能」をもつ海外金融会社(「新会社」)を設立する。
新会社では、現在地域別に行っている日本円、米ドルおよびユーロの資金取引や外国為替取引を一元的に行うことにより、連結ベースで松下グループの資金効率の向上と金融コストの削減をめざす。また新会社の設立に併せて、グローバル24時間稼動の財務取引システムを新たに開発・導入することにより、同社グループにおける財務取引のさらなる効率化を図る。
■日本の事業法人として初めて、SWIFTサービスを導入
加えて、金融機関間における金融取引のグローバルなデータ交換を行うSWIFT※サービスを日本の事業法人として初めて導入することにより、グループ会社の銀行口座残高情報・入出金情報の収集、銀行送金指示、為替予約内容の確認などを迅速かつ効率的に行っていく。これらの取組みにより、約600社の国内外グループ会社を繋ぐグローバルな財務インフラを構築し、連結キャッシュフロー経営を一層強化していく。※SWIFT(Society For Worldwide Interbank Financial Telecommunication)
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2927/425
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
松下電器産業株式会社(6752)
□株式の上場廃止申請に関するお知らせ
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2926/425
□グループ内海外金融会社設立のお知らせ
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2927/425
□東京都内の駐車場でETC車載器を使った月極利用者向けサービスの運用を開始
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2928/425
□ビルトインガスコンロの発売中止について
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2929/425
□ふとん乾燥機2機種を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2930/425
日本電気株式会社(6701)
3月27日 NTTドコモのFOMA(R)向けモバイルインターネット接続サービス
「mopera U(R)」を支える「MAPS」をNTTデータとNECが構築
http://www.nec.co.jp/ir/ja/index.html
株式会社マーベラスエンターテイメント(7844)
03/27『蟲師』が東京アニメアワード ノミネート作品テレビ部門 優秀作品賞を受賞
http://www.mmv.co.jp/company/index.html
株式会社サイバーエージェント(4751)
サイバーエージェント子会社シーエー・モバイルとNTTドコモの
モバイル広告分野における業務・資本提携について
株式会社カカクコム(2371)
価格.com、『投資信託』カテゴリを新設 投資信託に関する情報を分かりやすく紹介
http://kakaku.com/info/press_release/20060328.htm

