長期金利の水準・3月日銀短観予想・今日の株価予想・ネット・インベスター/22日の売買人気15銘柄中トップほか

▼長期金利の水準/
 3つの「目安」が示唆する高めの金利水準


長年ゼロ金利が維持され、異例の超金融緩和が続いてきただけに、いざこれが修正され、金利がつく世界になった場合、長期金利(以下10年国債でみる)がどの程度上昇するのか、不透明感が漂っている。

そこで、東海東京証券・チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は、いくつかの尺度から「目安」を求めてみた――。

目安1=“名目成長率と長期金利”の位置関係
まずは政府内で議論を呼んでいる“名目成長率と長期金利”の位置関係。
長期的に見ると両者はほぼ同レベルだが、景気の局面などでその上下関係は異なる。金融市場が自由化された80年代以降で見てみると、80年代は期間を3分割すると、1勝1敗1分け。つまり、81年から84年までは景気の悪化が先行したため、長期金利が名目成長率を上回った。中盤の85年から87年は分け、88年から90年は名目成長率の大幅上昇に金利が追いつかず、成長率が長期金利を上回った。景気の変動が長期金利の変動よりも「弾力的」であった面も大きい。

続く90年代は、日本経済の長期低落傾向のなかで、96-97年の一時期を除くと、概ね長期金利が名目成長率を上回った。その後もしばらくは日本経済が「デフレ」にあった間、長期金利が高い状況が続いたが、昨年後半から、日本経済の「復活」が見えてくると、これも逆転。これからしばらくは、景気の拡大が長期金利の上昇に先行する形、つまり長期金利は名目成長率よりも低い状態が続くと見られる。

▼3月日銀短観予想/
 大企業製造業DI=今回復局面のピーク水準の+24へ


クレディ・スイス・ファ-スト・ボストン証券会社、経済調査部(Credit Suisse First Boston:CSFB)は22日(水)、4 月3 日発表予定の3 月調査日銀短観について、「内外需の好調さを反映し、企業の業況判断DI は引続き改善傾向を示す」と予想し、次のようにコメントした――。

<非製造業も、ほぼ14年ぶりの水準に改善か>

日本経済は踊り場局面でも個人消費や設備投資が比較的好調を維持していたのだが、ここ数ヶ月間はグローバル経済の回復を背景に外需も寄与し始めた。為替円安も下期にかけて輸出企業の業績上方修正に寄与しているものと思われる。大企業製造業業況判断DI は+24 と、今景気回復局面のピークであった2004年9 月調査の+26 にせまる水準まで回復していると予想している。

一方、非製造業に関しても、雇用や所得環境の改善から消費関連業種を中心に、業況判断DI は+19 とほぼ14 年ぶりの水準に改善しただろう。中小企業に関しても、製造業、非製造業ともに1 ポイントずつ改善の+8、-6 を予想している。日銀の量的緩和政策の解除は、足下の業況判断にはほとんど影響していないと思われる。

▼今日の株価予想/
 公示地価発表への期待感等で、しっかりした値動きか


T&Cホールディングス(代表取締役兼CEO・田中茂樹氏)グループの投資情報会社トレーダーズ・アンド・カンパニー(代表取締役・野田和宏氏)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。

今日の東京市場は、しっかりとした値動きが予想される。  
昨日は時間外取引でのマイクロソフトの下落が懸念されながらも16500円水準での底固い動きが続いた。それだけに、米国株式の反発は東京市場でも好感されそうだ。その後は、期末に向けた権利取りの動きや公示地価発表(午後5:00頃)を期待した買いが押し目では入りそうで、しっかりと した値動きが予想される。  

<トレンド方向の確認は、本日以降の動きにかかる>

テクニカル面から見ると、日経平均株価は反落。ただし、ザラバでは16583円~16477円の上下106円と狭いレンジでのもみあい続いた。そのため、トレンドの方向の確認は本日以降の動きにかかる。

上値の節目は3月20日高値16667円。これを上回れば、16日安値16032円からの上昇トレンドが確認される。さらに昨年来高値の16777円(2月6日高値)を突破できれば、目標値としては、15553円(3月8日安値)~16410円(3月14日高値)までの上昇幅857円を、16032円に加えた16900円水準がある。一方、下方向では、先週のもみあいゾーンの上限である16400円水準がサポート・ライン。さらに、16032円~16667円までの上昇の半値押し16350円も支持線となる。

なお、この16777円を突破した場合、年初来安値15059円(1月18日)からの大きな上昇トレンドが確認される。また、15059円と16777円を2つの頂点としたトライアングルからの上放れが本格化する。そうなると、三角形の最大幅1718円を、三角形の上辺である16000円に加えた17000円台が、中期的な目標として視野に入ってくる。

話題の銘柄
高砂香料工業(4914)/目標株価を従来の600円から、700円に変更

香料で国内最大手、世界で6位の同社は、飲料需要の緑茶への偏りや原料価格(グレープフルーツオイルなど)の上昇、顧客の在庫調整による子会社への影響により、05年4-12月期の連結営業利益は47.9億円(前年同期比5.8%減)と利益水準は前期を下回っているが、第3四半期までの業績推移から見て会社通期計画(50億円)を上回る可能性が出てきた。

クレディ・スイスでは、(1)同社株は来期予想ベースでPER17倍であり、ヒストリカルに見ても最低水準に近いレベルまで調整、(2)香料市場は世界的に今後も拡大を続ける見通し、(3)同社はより多くの海外大手食品・トイレタリーメーカーのコアサプライヤー入りを果たすことで、こうした世界的な需要拡大を収益増につなげていける可能性が高い、――などを評価して、06年3月期の営業利益を51億円に上方修正。業績予想の見直しに伴い、投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げ。目標株価を従来の600円から、07年3月期予想ベースPER約22倍で同社の過去水準の中位にあたる700円に変更した。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/

▼ネット・インベスター/
    22日の売買人気15銘柄中トップ:売り、買いともに=ソフトバンク


ネット証券評議会は22日(水)夕刻、同日の同評議会参加5社(松井証券、イー・トレード証券、カブドットコム証券、楽天証券、オリックス証券)合計の「売買代金上位15銘柄」を公表した。

22日(水)分の日次データは以下の通り――。

▼ドル円予想/
為替変動3要素=現在は円高が進みやすい状況


大和総研・経済金融調査部・為替分析担当シニアエコノミストの亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は先週、為替相場を左右する3つの要因として、①日米マネタリーベース比率、②日本の景気、③日米金利差の3つを挙げ、それぞれについて次のように分析した――。

足許にかけて、この3要因はどのように推移しているか。 ① 日本のマネタリーベース(除く超過準備)は米国に比べ縮小している、② 日本の景気は回復を続けている(拡大期間は2006年3月で50ヶ月)、③ 日米金利差(米国-日本)は拡大が止まりつつある。「総合すると、円高が進みやすい状況にあると言えよう」。

さらに、「③の日米金利差が縮小に向かい始めれば、3つの要因ともに円高に作用することになるが、その可能性は(米国要因を排除して考えても)小さくないだろう」と言う。

なお、量的緩和は常に円安を招くわけではなく、為替相場動向はその時々のファンダメンタルズに大きく左右されてきたとし、「量的緩和の解除でも同様だろう」と言う。日銀が量的緩和解除とともに導入を決定した「新たな金融政策運営の枠組み」は、今後の利上げを制約するものとは言えない、と見ている。

▼ドル円予想/
 全然、ドル円=120円なんて風に見えない


アキ投資顧問・社長の堀内昭利さん(Akitoshi Horiuchi/ President, AKI Investment Advisor)は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした――。

一日中117.05-40で117円防衛軍がいたが、何の事はない。
ニューヨーク勢の自作自演。

前日買い上げた奴とこの日売り叩いたやつは同じじゃないのか? ドル円120円ねえ。全然そんな風に見えないんだけど、私の目が狂っているのかねえ。期末要因の事を何度も聞かされたが、それらしき一方通行は起きないねえ。ニュージーランド円が上がってきたからユーロ円は落ちるかもね。最近のクロス円ってややっこしいんだ。何が好きでユーロオージーだとかユーロキゥイーなんか見なきゃいけないのか嫌になるよ。ユーロ?1.2050くらいテストするのかと思ったけど、意外としぶといね。ドルスイス?買い上げて鉄壁の1.32台挑戦やってみて、って感じ。金は完全に人気離散だねえ。値幅も小さくなってきたし、話題にも上らないし・・・。

(3月23日。木曜日。野球開幕が待ち遠しい日。)

<堀内氏のプロフィール>
1974年スイス銀行入行、為替ディーラーとなる。79年同行東京支店資金課長、83ドイツBHF銀行東京支店資金部長。91年同行東京支店支店長。97年退職、株式会社アキ投資顧問を設立し、社長に就任。80年代には同社顧問で盟友の中山茂氏とともに東京外為市場を席巻した敏腕ディーラー。その活躍は、のちに小説『東京外為市場25時』(大下英治著)となり、TVドラマ「伝説のディーラー」となった。

▼ドル円予想/
「4~5月に再び120台トライ」を補強する2材料


ブックフィールドキャピタル株式会社・取締役副社長の田中泰輔さん(Taisuke Tanaka/ Executive Vice President, Book Field Capital Co.,Ltd.)は22(水)、ドル円相場の見通しについて、「4月には、昨年度当初計画比3.5倍の公的年金マネー、昨年比5割増のGWの外貨需要が円安を後押ししよう」と語った。

その概要は、次のとおり――。

ドル/円は春分の日を挟んで、115台半ばの下値をつけてから117台に反発している。米欧金融政策への憶測で積み上げられたユーロ/ドルのロングが巻き戻され、ドル/円も連動して買い戻されたようだ。きっかけ要因として、バーナンキFRB議長の講演や高めだった米PPIが指摘されているが、そもそもポジションの自律調整動意自体がそうした解釈を補強しているように見える。重要なことは、ドル売り派もそれほど腰が入っていないことが確認され、テクニカルにドル/円が113台まで下押しされるリスクが一旦回避されたことだ。

<3.5倍公的年金マネー+5割増GW外貨需要=円安後押し>

筆者はドル/円が4~5月に再び120台を試す可能性は十分高いと、今も考えている。
この見方を補強する材料として当面注目すべきは、1)3月28日のFOMCで確実視される25bpの利上げに続いて、さらに2回の利上げ観測を呼ぶ経済指標の堅調さと、2)日本からの季節的な資本流出とドル需要である。

<田中氏のプロフィール>
1983年に日本長期信用銀行に入社、債券およびマネー・ディーラーを務める。バークレイズ銀行、ABNアムロ銀行を経て、94年にクレディ・スイス銀行東京支店ストラテジスト。2000年にクレディ・スイス・ファースト・ボストン証券東京支店に移り、為替ストラテジスト、チーフ・マクロ・ストラテジスト、チーフ・エコノミストを歴任。04年9月モルガン・スタンレー証券会社に移籍し、チーフ通貨ストラテジスト(日本)を務める。06年3月現職。東京外為市場の主要なアナリスト・ランキング調査で、15年以上にわたり常にトップ・クラスにランクイン。

ニュース・チェック

★午前の東京市場=株価は、一時16,660円台まで上昇
今日午前の東京株式市場は一時1万6660円台まで買われるも小動き。日経平均 が終値で前日比+123.81円高の16,619.29円、またTOPIXも同+5.02高の1691.37、JASADAQ指数は同-0.02安の120.26となった。全銘柄中で値上がり率トップはイーネット・ジャパン(HC:3334)で、同+19.41%上昇して246,000円。東証1部ではマルエツ(8178)で、同+14.28%上昇して 560円となった。またドル円相場は、116.80円台前半で推移、ユーロ円は140.80円台で推移している。

★カカクコム=ヤクルトvs読売戦に価格.comユーザ500組1000名を招待!
株式会社カカクコム(代表取締役社長・穐田誉輝氏、2371)は、2006年度シーズンにおいて、選手ヘルメットの広告スポンサーとして、東京ヤクルトスワローズを応援しているが、この度、ユーザーへの日ごろの感謝を込めて、4月6日(木)を『価格.com DAY』と題し、神宮球場で行われる東京ヤクルトスワローズVS読売ジャイアンツのナイター戦に、500組1000名様を招待する。価格.comサイト上より申し込み、抽選は3月27日(月)前後を予定。また、当選者はメールにて案内、3月31日(金)までにチケットの発送を手配する予定。
申し込みページURL: http://kakaku.com/swallows/present/

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

株式会社大阪証券取引所(8697)
03月22日 平成18~20年度中期経営計画について
http://www.ose.or.jp/profile/pr_irgk.html

株式会社デンソー(6902)
  3月22日 大安製作所(三重県いなべ市)敷地内に安全システム用センサとセラミック部品
を生産する工場を増設します。
http://www.denso.co.jp/ja/newsreleases/060322-01.html

株式会社サイバーエージェント(4751)
  サイバーエージェントが運営するブログサービス「Amebaブログ」
大きな支持を受けブログ開設数100万件突破、タイアップブログプロモーション事例数が国内NO.1に
http://blog.ameba.jp/