06年景気と債券見通し・ネット・インベスター・東証IPO銘柄/株式会社フェリシモ・ 株式会社ドリコム・株式会社ラストリゾート・ドル円見通し・ドル円予想ほか

▼06年景気と債券見通し/
 内需主導で息の長い景気拡大が続く公算

メリルリンチ日本証券・調査部、債券ストラテジストの熊谷亮丸さん(Mitsumaru.Kumagai / Merrill Lynch Co., Ltd.)は6日(金)、2006年債券相場について、おおよそ次のような見通しを示した――。

2006 年の長期金利は、日本経済が拡大を続けるなか日銀の金融政策変更が見込まれることから、上昇含みの展開となろう。2006 年の日本経済は短期・中期・長期という3つのサイクルが同時に上向きとなる可能性が強まっており、米国経済下振れや原油価格上昇といった潜在的なリスクを抱えつつも、内需主導で息の長い景気拡大が続く公算である。日銀は、2006年春先以降量的金融緩和政策の解除に踏み切る可能性が高く、2007年には25BP の利上げが視野に入る展開が予想される。

<短期・中期・長期という3つのサイクルが同時に上向きへ>
図2 に、2006年のわが国の債券相場を展望する上で鍵を握る3つのサイクルを示した。
2006 年の日本経済は短期・中期・長期という3つのサイクルが同時に上向きとなる可能性が強まっている。

当社は「バブル経済」崩壊以降景気回復の足枷となってきた「3つの過剰(設備・企業債務・雇用)」はほぼ解消し、日本経済の「中期サイクル」はボトムアウトしたとの立場を一貫して採ってきた。景気の「短期サイクル」に関しても、米国を中心とする海外経済が底堅く推移していることもあり、改善傾向が続く公算である。さらに、当社は従来「長期サイクル」に関してはやや慎重な見方を採ってきたが、現時点では小泉政権の構造改革路線定着によって我が国の経済・社会が長期上昇トレンドに入った可能性すら否定しえないと考えている。

▼ネット・インベスター/
     6日の売買人気15銘柄中トップ:売り、買いともに=ソフトバンク

ネット証券評議会は6日(金)夕刻、同日の同評議会参加4社(松井証券・イー・トレード証券・カブドットコム証券・楽天証券)合計の「売買代金上位15銘柄」を公表した。

6日(金)分の日次データは以下の通り――。

●東証IPO銘柄 

▼株式会社フェリシモ (3396)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200602/2felissimo.html

当社は、自社開発商品を独自のメディアで生活者に販売するダイレクトマーケティングの会社です。開発商品はファッションから生活雑貨、ホビー商品、美容関連商品、食品など多岐にわたっております。販売はカタログとウェブで行っており、主要カタログは書籍として全国書店やコンビニエンスストアを通じて販売され、高い評価を得ております。またカタログとウェブ化との連動も本格化しています。今後の消費市場をリードすると目されている文化創造型生活者を固定客とし、「ともにしあわせになるしあわせ」をテーマに、生活者参加型のさまざまな社会文化活動プログラムを実践し、流通業の枠組を超えたビジネスモデルを実践してまいります。
同社ホームページ https://www.felissimo.co.jp/

▼株式会社ドリコム (3793)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200602/2drecom.html
当社は、「with entertainment」のキャッチフレーズの下、ブログ事業及び検索エンジン事業を行っております。ブログ事業では、一般ユーザー向けにいち早く各種ブログサービスを開始。そのノウハウやシステムを活かし、法人向けに各種ブログソリューションを独自開発。多数の導入実績を持ち、ブログビジネスのパイオニアとしての評価をいただいております。検索エンジン事業では、各種カテゴリ特化型の検索サービスを提供するとともにRSSリーダーにニュースサイトを組み合わせた「ドリコムRSS」を運営。また、コンテンツ連動型広告配信におけるマッチング技術のライセンス提供も行っております。今後も、革新的なサービス及びプロダクトを法人向け及び一般ユーザー向けにご提供していく方針であります。同社ホームページ http://www.drecom.co.jp/

▼株式会社ラストリゾート (2470)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200602/2lastresort.html

当社は、海外で「学びたい」「働きたい」「暮らしたい」と希望するお客様に対して、様々なタイプの「海外生活プログラム」を提案し、出発前から現地滞在中・帰国後に至るまできめ細やかな各種支援サービスを提供する事業を展開しております。国内12拠点、海外10拠点に設置されたオフィスで、留学、ワーキングホリデー、海外インターンシップ、移住・永住など様々な目的で海外渡航されるお客様のサポートを行っております。 同社ホームページ http://company.lastresort.co.jp/index_f.html

▼ドル円見通し/
  米リパトリ急減=「ドル安」「円安ユーロ高」要因

大和総研・経済金融調査部・為替分析担当シニアエコノミストの亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd.:DIR)は6日(金)、ドル円相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

税制上の優遇措置を背景に2005 年は米国へのリパトリが急増し、1~9 月だけで米国の直接投資収益は1600億ドルと通常の4 倍にも上った。2005 年7-9 月の民間資本収支黒字が経常赤字を上回るなど、リパトリは米国への資本流入に多大な影響を及ぼしたが、2006 年はリパトリの急減が予想される。米国へのリパトリが通貨に及ぼす影響は、円よりもユーロの方が大きいので、リパトリの減少は円安ユーロ高方向に作用する。

<主要通貨の中でリパトリの影響が最も小さいのは円>

米国へのリパトリ急減はドル安要因となると同時に円安ユーロ高要因となる。
米国企業の対外直接投資ポジション(2004 年)を1 日当たり為替取引高(同)で除算すると、カナダドル3.05、スイスフラン1.29、ポンド1.23、ユーロ1.21、豪ドル0.36、円0.27 となる。主要通貨の中でリパトリの影響が最も小さいのは円であり、リパトリ減少による円高ドル安効果はユーロ高ドル安効果の5 分の1ほどしかないことになる。したがって、リパトリが増えているうちは円高ユーロ安になりやすいが、減り始めると円安ユーロ高になりやすい。

実際、2004 年11~12 月に米国へのリパトリが手控えられた局面では、ドル安基調の中で円安ユーロ高が進んだ。また逆に、リパトリが増加に転じた05年1月や、駆け込みのリパトリが増えたとみられる05年12月には、円高ユーロ安が進んだ。そして、2006 年に入ると一転して、ドル安とともに円安ユーロ高が進むようになった。欧米の金利差縮小のわりに出遅れていたユーロは、年明けを待っていたかのように上昇を始めたのである。これがリパトリの減少によるものだとすれば、1ヶ月程度は円安ユーロ高傾向が続く可能性がある。

▼ドル円予想/
 米系投資家=今年は「ドル下げ」に掛けている?

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は9日、「米系は、今年ドル下げに掛けているようで、ずっといろんな通貨でドルショートを作り始めているようです」と語った。
「ソロスも講演会で、2007年にアメリカはリセッションになるといっており、先日ご一緒させてもらったジムロジャースもドルを売れと薦めていました。私もいろいろ考えて、ドルを買うことは短期トレード以外では、止めることにします。クロス円もしばらく封印。円以外の通貨ペアでしばらくトレードをすることにします。(もともとそちらのほうが得意ですし)。とりあえずは、講演で言ったとおり、ユーロドル、A$US$あたりの買い場を探すつもりです。」 
実際、昨日は、海外のスペック(投機家)が売ったり買ったり大暴れだったと言う。
「アメリカのメドレーという有名な情報提供会社がFRBはあと2回利上げするというレポートを出したという噂もドルの買い戻しに影響しました。この会社、結構いい加減なことも書くのですが、アメリカの情報に関しては比較的精度が高いので、市場も反応せざるをえなかったのでしょう。」

▼今週の債券投資/
  1.40%割れならオーバーシュート、戻り売り強化

三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)予想しについて、概ね次のようにコメントした――。

6日・9日の内外債券市場

【終 値】

・ 債券先物(3 月限) :137.94 円〔▲0.11 円〕

・ LIFFE JGB FUT.(MAR) :137.92 円(9 日)137.89 円

・ 新発 2 年利付国債(#240):0.275%〔横ばい〕

・ 新発 5 年利付国債( #52):0.800%〔+0.005%〕

・ 新発10 年利付国債(#274):1.440%〔+0.015%〕

・ 新発20 年利付国債( #83):1.975%〔+0.030%〕

・ 新発30 年利付国債( #20):2.280%〔+0.035%〕

・ 米10 年国債 :4.37%(9 日)4.37%

・ 独10 年国債 :3.26%(9 日)3.25%

今週〔1月10日-13日〕の長期金利見通し

<予想レンジ>

・ 長期金利(#274) 1.420%~1.520%

・ 債券先物(3月限) 137.30円~138.15円

<見通し>

今週の長期金利は、10 年利付国債入札に対する投資家の反応をにらみながら、神経質にもみ合いそうだ。ポイントは(1)米利上げ打ち止め観測、(2)10 年利付国債入札、(3)日銀始動。

<ポイント>

(1)米利上げ打ち止め観測

新年は、“米利上げ打ち止め”をテーマにイールドカーブのブル・スティープ化で幕を開けた。円債市場でも、外国人と思しき債券先物の買い戻しが金利低下を先導した。今月末の次回FOMC ミーティングに向け米利上げ打ち止め観測がさらに強まり、早期利下げ期待に発展する可能性があるのか? それとも米景気堅調とインフレ圧力を確認して揺り戻し(打ち止め観測の後退)が生じるのか? 先週末の米雇用統計に続いて、今週発表される米経済指標が注目される。

(2)10 年利付国債入札〔11 日〕

発行予定額は1 兆9,000 億円で前回債と同じ。償還日も変わらず。クーポンも据え置きの1.5%の見込み。先週末のWI 取引は1.450%だった。1.4%の線も残る。今月の国債入札ラッシュ[*]の第1弾で、現状の金利水準における投資意欲を測る試金石になる。[*]以降は、17 日(火)5 年債、19 日(木)30 年債、24 日(火)15 年債、26 日(木)20 年債、31日(火)2 年債、と並んでいる。

(3)日銀始動

2006 年は日銀にとって、金融政策の正常化を賭ける勝負の年。13 日(金)の支店長会議は、その出陣式と位置付けられる。福井俊彦総裁は、7~11 日のBIS 中央銀行総裁会議(スイス・バーゼル)で世界経済の底堅さとインフレ圧力を再確認して支店長会議にのぞみ、デフレ脱却を踏まえた今春の量的緩和解除の決意を新たにするだろう。なお、日銀は来週19-20 日の政策委・金融政策決定会合では、昨年10 月に公表した「展望レポート」の中間評価を行う。

<投資方針>

引き続き逆張り。高値を買い上がる投資環境ではないので、1.40%割れならばオーバーシュートと見て戻り売り強化。かといって下値売りを急がせる相場材料の出現も今週は見込まれないので、押し目も固そうだ。波乱があるとしたら、国債入札ラッシュが控えているだけに、10 年利付国債入札を契機とした需給相場の自壊作用か。ままあることなので、一応、注意しておく必要がある。

債券先物チャート

3 月限の日足は陽のコマで、前日の中陽線にはらんだ。気迷い。

【チャート・ポイント】

141.32円:2005 年のザラバ最高値(6 月8 日)

140.22円:2005 年9 月2 日のザラバ高値

138.91円:マド埋め(2005 年9 月22 日のザラバ安値)

138.53円:マド埋め(2005 年9 月27 日のザラバ安値)

138.48円:2005 年11 月25 日のザラバ高値

<138.00円:本日の3 月限予想レンジ上限>

≪137.94円:6 日の東証3 月限終値,前日比▲0.11 円≫

≪137.92円:6 日のLIFFE3 月限終値≫

≪137.89円:9 日のLIFFE3 月限終値≫

<137.70円:本日の3 月限予想レンジ下限>

137.68円:雲上辺(本日)

137.63円:5 日移動平均

137.61円:雲下辺(本日)

137.36円:基準線

137.28円:転換線

136.25円:2005 年12 月12 日のザラバ安値

135.92円:2005 年11 月4 日のザラ場安値

133.26円:2004 年のザラバ最安値(6 月23 日)

(チーフ債券ストラテジスト 石井 純さん7:35a.m.)

▼今週の債券相場/
 1.40%はレジスタンスだが、1.50%に近づかず

日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

今週の債券相場見通し
今週の債券相場見通し…1.415~1.480%のレンジを予想

年末年始の相場は、「利回り上昇にリスクあり」と考えたが、実際は全く逆の展開だった。想定通り株価は堅調だった。しかし、(1)株価との相関関係が希薄になったとのイメージが浸透したこと、(2)12 月13 日のFOMC 議事録の公表により、早期の利上げ打ち止め感が広がったこと…などが好材料となった。
まずは、月末初恒例のExtension Trade が、そして、長国先物の買戻しがそれをフォローした。
5日には10 年国債利回りが足元(11 月25 日)の最低水準1.430%を抜けて1.420%まで低下した。5年国債利回りも0.80%割れを見た。なお、週末、15 年変国が急落した。

「グローバル・ディスインフレーションの継続」が大きなテーマである以上、それが株高と長期金利の低位安定を共存させる理由の1つとなると共に、株価より米長期金利との相関が高くなるのが自然となる。この「株価離れ」は本レポートの従来からの主張だが、日々の相場では株高が相場の足枷になる場面が依然として多い。したがって、それをどのように毎日の予想に反映するかは非常に悩ましいところである。年末年始の予想がはずれたのも概ねそこに起因している。

●新刊書レビュー

『長期運用時代の本命!ファンドオブファンズ入門』

澤上篤人+村山甲三郎[著]、定価(本体1,400円+税)、実業之日本社
本格的な長期保有型の投信ファンドを複数、厳選して組み込んだ「ファンドの宝石箱」――。
著者は、ファンド・オブ・ファンズを、こう高く評価する。ファンド・オブ・ファンズは今や、世界の個人投資家の間で有力な投資対象となっているが、日本ではこれからが本番。本書は、そうしたファンド・オブ・ファンズについて魅力や基本的な知識を紹介している。
本誌でもご存じのさわかみ投信の澤上社長と、やはり長期投資を旨とするありがとう投信の村山甲三郎代表と、いずれも運用の実践をベースに執筆されているため、説得力があり手応えを感じることだろう。なお、澤上氏は今年全国で10本ほど、本格的な長期保有型投信を立ち上げるお手伝いをする、と言う。

ニュース・チェック

★午前の東京市場=ドル急落受け、株価は下落、円は小康
今日午前の東京株式市場はNY市場で113円台を付けるなど円高・ドル安が進行しており、ハイテク株の上値には利益確定売りが出た。日経平均 が終値で前日比-240.46円安の16,187.75円、またTOPIXも同-22.92安の1661.98、JASADAQは同+18.79高の2779.36となった。またドル円相場は、114.30円台で推移、ユーロ円は138.10円前後で推移している。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

松下電器産業株式会社(6752)

□DVDビデオカメラ 「DVDデジカム」VDR-D300/D250を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2408/425
□デジタルビデオカメラ「デジカム」NV-GS300/GS500を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2409/425
□8cmDVD-RWディスク2種4タイプ/Rディスク1種を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2410/425

株式会社デンソー(6902)

2006年2月2日に2005年度 第3四半期決算を発表します。
http://www.denso.co.jp/ja/investors/topics/
2006年2月17日・18日に関西ノムラ資産管理フェア2006に出展します。
http://www.denso.co.jp/ja/investors/topics/

株式会社ディー・エヌ・エー(2434)

  1/6月次推移のご報告(平成17年12月度)
http://www.dena.ne.jp/ir/