12月マネーサプライ・新興市場/東欧経済・ネット・インベスター・東証IPO銘柄/ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 投資証券・ドル円予想ほか

▼12月マネーサプライ/
  今後、マネーの動きが加速する可能性高い

クレディ・スイス・ファ-スト・ボストン証券会社、経済調査部(Credit Suisse First Boston:CSFB)は12日、日銀が発表した12月のマネーサプライ統計について、概ね次のようにコメントした――。

日銀が発表した12月のマネーサプライ統計によると、M2+CD は前年比2.0%増(11 月は速報値の2.2%増から2.1%増へ下方修正)と事前予想(CSFB:2.3%増、コンセンサス:2.2%増)を下回った。季節調整済みでは、前月比年率換算2.0%減と1ヶ月ぶりに減少した。11 月に同3.7%増と大幅に増加していたことへの反動と捉えられるが、個人消費が好調だったことや冬のボーナスの伸び率が高かったという新聞報道等からすると、意外に低い伸びであった。

M1(現金通貨+預金通貨)の伸び率は前年比5.5%増と前月と変わらなかったものの、準通貨が同2.2%減と前月(1.8%減)からマイナス幅を拡大させたことが影響した。一方、広義流動性は前年比2.8%増と事前予想(CSFB:2.5%増、コンセンサス:2.2%増)を大幅に上回った。季節調整済みでも、前月比年率換算で6.5%増と11 月の7.5%増に続き高い伸び率となった。投資信託(11 月:前年比4.2%増→12 月:同6.2%増)や外債(11 月:同27.8%増→同33.8%増)の増加が寄与した。

<経済活動が上向き+金融資産のポートフォリオ・リバランス>

最近のマネーサプライ統計の動きは、景気回復を背景にマネーの動きが活発化していることを確認するものである。M2+CD の伸び率は全体としては緩慢であるが、M1 の伸び率が加速していることは、個人消費などの経済活動が上向いていること、また、準通貨の減少と投資信託や外債等の増加は金融資産のポートフォリオ・リバランスが起きていることを示す。デフレ圧力は後退しており、11 月にはコアCPI が前年比でプラスの領域に入った。実質金利はマイナスとなり、今後こうしたマネーの動きは加速する可能性が高いだろう。

▼新興市場・東欧経済/
  ポストBRICs?高度経済成長が期待できる東欧

大和総研・資本市場調査本部の佐藤清一郎さん(Daiwa Institute of Research Ltd.:DIR)はポーランド、ハンガリー、チェコ等の東欧地域の経済状況について、次のような分析を行った――。

ポーランド、ハンガリー、チェコ等の東欧地域は、1990年代後半からの欧州連合への加盟交渉の中で(2004年5月に正式加盟)、欧州地域の一部との認識が強まり、政治・経済的不安定さが徐々に低下していった。こうした中、この地域の将来性を見込んで、ドイツ、英国、フランス等、欧州主要国からの海外直接投資が増加して、東欧経済に好影響をもたらしている。このところ、東欧圏の年平均経済成長率は+5%程度を確保しているが、経済水準から見て、東欧で経済拡大が本格化するのは、これからで、今後、大いに期待がもてる。

<東欧地域経済が、克服すべき課題>

東欧地域の将来性は大きいが、手放しで賞讃しているわけではない。
克服すべき課題も多く残されている。主なものは、(1)就業率向上、(2)製品・サービスの競争力強化、(3)金融市場改革、(4)財政改革、(5)年金・医療改革、(6)R&Dやスキルトレーニング拡充などがある。こうした課題を解決していけば、東欧は、全体的に低い物価水準を背景に、世界的にも競争力ある地域として存在をアピールできるであろう。

▼ネット・インベスター/
    12日の売買人気15銘柄中トップ:売り、買いともに=ソフトバンク

ネット証券評議会は12日(木)夕刻、同日の同評議会参加4社(松井証券・イー・トレード証券・カブドットコム証券・楽天証券)合計の「売買代金上位15銘柄」を公表した。

12日(木)分の日次データは以下の通り――。

●東証IPO銘柄 

▼ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人 投資証券(8981)
 http://www.tse.or.jp/cash/reit/meigara.html

本投資法人は、投資対象をホテル施設に特化した不動産投資信託(J-REIT)です。
本投資法人は、ホテルとして優位性のある物件を選定し、これを賃貸することにより中長期的な安定運用に努めます。さらに固定賃料・変動賃料を戦略的に組み合わせホテル収益向上の利益を享受する機会を積極的に追求することで運用資産の成長を目指します。また、資産の運用にあたってはゴールドマン・サックス・グループの関連会社を主要株主とするジャパン・ホテル・アンド・リゾート株式会社へ委託いたします。

▼ドル円予想/
 予想外に早く、ドル買い戻しに転じたファンド筋

昨日は米貿易収支が予想661億ドルの赤字予想のところ、642億ドルといういい数字を好感してドルが買われた。

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は、「それまでドル売りで仕掛けていた、モデル系のファンド、CTA、マクロなど、こぞってドルを買い戻してきています」と話す。

「あまりに、早い買い戻しに、私も引っかかってしまいました。彼らもドル売りをもう少し引っ張ると思っていたのですが・・・。こういう気迷い相場はどうも苦手です。ただ、レンジと見て、ユーロドルは買い下がりました。しかし、やはりちょっと自信がないので、あまり入れ込まないようにします。傷が深くなると立ち直れないので・・・。」

▼ドル円予想/
   ごく目先の値動きでは、「ドル買い」スタンスで臨むべき

『フォレックス・ディーラー物語』(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲さん(Satoshi Matsuda )は、為替相場の見通しについて、概ね次のようにコメントした――。

2006年1月13日【マーケット・コメント】

昨日(1月12日)のマーケット(外国為替市場)では、
ユーロ/ドル(EUR/USD)が下落している。

通常は、ユーロ/ドル(EUR/USD)が下落する場合は、ドル/円(USD/JPY)が上昇するのだが、昨日の値動きでは、ユーロ/円(EUR/JPY)の売り圧力から、ユーロ/ドル(EUR/USD)が下落すると同時に、
ドル/円(USD/JPY)も下落する場面があった。

---つまり、ユーロ/ドル(EUR/USD)で「ドル買い」になるのならば、ドル/円(USD/JPY)でも、「つれてドル買い」になるケースが多い。
しかし、昨日の場合、ユーロ/ドル(EUR/USD)で「ユーロ売りドル買い」になった際に、ユーロ/円(EUR/JPY)でも、「ユーロ売り(円買い)」にマーケットが反応した。
それで、一時、ユーロ/ドル(EUR/USD)、ドル/円(USD/JPY)が同時に下落する局面があった。
ドル/円(USD/JPY)の安値は、[113.40-45]レベル。ユーロ/円(EUR/JPY)は、安値[137.10-20]レベルを見ている。最終的には、結果として、ドル/円(USD/JPY)は大きくリバウンドした。安値の[113.40-45]レベルから比べれば、1円以上の上昇を見ている。それは、ユーロ/ドル(EUR/USD)で「ドル買い」になったので、ドル/円(USD/JPY)でも、「つれてドル買い」に反応したため、と見ている。  ---

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ユーロ/円(EUR/JPY)などのクロス円の売り圧力が強い。

もともと、ボラティリティの高い通貨の組み合わせである、ポンド/円(GBP/JPY)の値動きを見ると、このところの高値水準(213円程度)と比べて、10円以上の下落になっている。
昨日(1月12日)のポンド/円(GBP/JPY)は、200円台ミドルまで下落している。

個人的には、わざわざ、ポンド/円(GBP/JPY)で取引をするべきではない、と考えているが、それは、こういった【マーケット・コメント】での主題(メイン・テーマ)ではないし、長くなるので、ここでは詳しくは述べない。

---どうしても、ポンド(GBP)と円(JPY)の組み合わせで取引をしたいのならば、それを止めるつもりも無い。「お好きにどーぞ!」と、思っています。

しかし、その場合でも、ポンド/円(GBP/JPY)で売買するのではなく、ポンド/ドル(GBP/USD)とドル/円(USD/JPY)を、それぞれ別々に売買するべきだ、と考えています。---

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ごく目先の値動きで見るならば、「ドル買い」のスタンスで臨むべきだろう、と考えている。
それは、「ドル/円(USD/JPY)での買い」、または、「ユーロ/ドル(EUR/USD)での売り」で戦う、といった意味になる。

▼今日の債券相場/
 注目は、やはり昨日の展開が続くかどうか

日興シティグル-プ証券会社・債券本部チ-フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Nikko Citigroup Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。

本日の想定レンジとコメント
 
本日の債券相場見通し…昨日の展開が続くかに注目。相場自体はもみ合い見込み

昨日は15 年変国続落とカーブのブル・フラット化が顕著だった。注目はやはりこの昨日の展開が続くかどうかにある。相場自体はもみ合いの公算が大きいが、カーブはいずれにせよフラット化と見る。11月機械受注が発表される。船舶・電力を除く民需は前月比約5.0%増が予想の中心であり、2%程度はずれると反応を示そう。なお、日銀支店長会議が開催される。(AM6:31、佐野さん)

本日の筆者の想定レンジ(長国先物3月限) : 137円73銭 ~ 138円05銭

▼今日の長期金利/
 金利低下への警戒感あり、1.40%台前半では下げ渋りか

三菱UFJ 証券・金融市場戦略部チ-フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)予想しについて、概ね次のようにコメントした――。

昨日の内外債券市場

【終 値】

・ 債券先物(3 月限) :137.90 円〔+0.17 円〕

・ LIFFE JGB FUT.(MAR) :137.87 円

・ 新発 2 年利付国債(#240):0.260%〔▲0.010%〕

・ 新発 5 年利付国債( #52):0.815%〔▲0.010%〕

・ 新発10 年利付国債(#275):1.440%〔▲0.020%〕

・ 新発20 年利付国債( #83):1.920%〔▲0.045%〕

・ 新発30 年利付国債( #20):2.245%〔▲0.040%〕

・ 米10 年国債 :4.40% 〔▲0.05%〕

・ 独10 年国債 :3.28% 〔▲0.02%〕

本日の予想レンジとコメント

【予想レンジ】

・ 長期金利(#275) 1.425%~1.460%

・ 債券先物(3月限) 137.75円~138.05円

【見通し】

本日の長期金利はもみ合いを予想。昨日の米債高と超長期債堅調により低下圧力がかかるものの、金利水準の低下に対する警戒感も根強いため、1.40%台前半では下げ渋りそうだ。

債券先物チャート

3 月限の日足は上影中陽線。

下値を切り下げたものの、転換線(137.54 円)と薄い雲を足掛かりに上昇した。

【チャート・ポイント】

141.32円:2005 年中のザラバ最高値(6 月8 日)

138.91円:マド埋め(2005 年9 月22 日のザラバ安値)

138.53円:マド埋め(2005 年9 月27 日のザラバ安値)

138.48円:2005 年11 月25 日のザラバ高値

138.30円:1 月10 日のザラバ高値

<138.05円:本日の3 月限予想レンジ上限>

137.95円:5 日移動平均

≪137.90円:昨日の東証3 月限終値,前日比+0.17 円≫

≪137.87円:昨日のLIFFE3 月限終値≫

<137.75円:本日の3 月限予想レンジ下限>

137.66円:雲上辺(本日)

137.54円:転換線

137.49円:雲下辺(本日)

137.28円:基準線

136.25円:2005 年12 月12 日のザラバ安値

135.92円:2005 年11 月4 日のザラ場安値

133.26円:2004 年中のザラバ最安値(6 月23 日)

(チーフ債券ストラテジスト 石井 純さん7:35a.m.)

ニュース・チェック

★午前の東京市場=株価は小動き、為替はやや円安

今日午前の東京株式市場は、日経平均 が終値で前日比-5.73円安の16,439.46円、またTOPIXも同-0.80安の1683.54、JASADAQ指数は同+1.30安の139.11となった。またドル円相場は、ドルが若干戻して114.60円前後で推移、ユーロ円もやや戻して138円前後で推移している。

★大和証券グループ本社=『持続可能性報告大賞(環境大臣賞)』を受賞

1月11日(水)、環境省で「第9回環境コミュニケーション大賞」(主催:財団法人 地球・人間環境フォーラム)の選考結果の発表が行われた。その環境報告書部門において、大和証券グループ本社(8601)の「大和証券グループ 持続可能性報告書2005」が『持続可能性報告大賞(環境大臣賞)』を受賞した。同社では、次のようにコメントしている。

「当社グループは同報告書を2002年から毎年発行しており、2005年版で4回目の発行になります。今回の報告書は、本業を通じた「社会的課題の解決」という本来のCSRの姿を報告し、多様なステークホルダーと従業員の顔が良く見える内容であった点が高く評価されました。」

「地球・人間環境フォーラム」HP結果発表
http://www.gef.or.jp/eco-com/9th_ecom_result.htm

「大和証券グループ持続可能性報告書2005」
http://www.daiwa.jp/branding/report/index.html

★カブドットコム証券=株価指数先物取引の手数料値下げ

カブドットコム証券株式会社(8703)は、2006年2月から株価指数先物取引の手数料を大幅に引き下げます。「日経225先物取引(大阪証券取引所)」は1枚あたり往復(新規/返済)で2,100円(従来は往復3,150円)に、「TOPIX先物取引(東京証券取引所)」は1枚あたり往復(新規/返済)で1,890円(従来は往復3,150円)に、業界最低水準の手数料とします。さらに2006年1月19日(木)夕刻予定で、先物・オプション取引口座を開設しているお客様向けに【無料】で「先物オプション速報ニュース」の提供を開始します。http://kabu.com/company/pressrelease/20060113.asp

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

大和証券グループ本社(8601)

 ◆大和証券エスエムビーシー株式会社は1月13日付で、

タイ・バンコクに駐在員事務所を正式に開設する。

http://www.daiwa.jp/CACHE/japanese/press.cfm"

松下電器産業株式会社(6752)

□洗濯乾燥機 「NA-FV500」 を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2438/425
□テーブルタップ「ザ・タップX(エックス)」を発売
http://ccml.panasonic.co.jp/v31/f/?p=1000000501/ac02/2439/425

ソニー株式会社(6758)

 IBM、ソニー、東芝による半導体技術連携の拡張について
~32ナノメートル以降の最先端技術に関し、基礎研究を含む契約を締結~
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200601/06-0112/index.html

株式会社ディー・エヌ・エー(2434)

  1/13株式会社ディー・エヌ・エーと株式会社千趣会による物販事業の合弁会社設立
http://www.dena.ne.jp/ir/